「工夫が画期的」有名アウトドアメーカーの環境に配慮したギア作りがすごすぎた…!
豊かな自然のなかでキャンプやアウトドアを楽しむのだから、環境に配慮したギアを使いたいと思うのは当然だろう。
そこで、各アウトドアメーカーがどのように自然環境に配慮しているか、その取り組みを紹介しよう。
【テントファクトリー】長く愛用することが環境保全にもつながる
コストと品質のバランスのよさを評価されてファンを増やし続けているテントファクトリー。
その品質の高さは、長く愛着を持って使い続けられる製品作りという経営哲学からきている。
その一環として力を入れているのがパーツラインナップだ。
とくにテントに関しては、フライシートやインナーテント、ポール、キャリーバッグにいたるまで、さまざまなパーツを取りそろえている。
一部が壊れたから買い換えるというのではなく、最小限の交換で長く愛用することが環境保全にもつながる。
【スノーピーク】「永久保証」で環境を守る
急な突風でテントのポールが折れてしまったり、焚き火の火の粉でテントに穴が開いてしまったり、キャンプでは思いもしないアクシデントが起こるもの。
そんなときに保証期間を過ぎていると買い替えが頭をよぎる。
しかしスノーピークでは、全製品を「永久保証」としている。
多くの人に愛着を持って長く使ってほしいという思いからだが、長く使うことで廃棄を減らすことができ、環境を守ることができる。
「永久保証」は思い出と環境を残せるのだ。
【デカトロン】独自の基準で地球環境に配慮
フランスの総合スポーツメーカーのデカトロンでは、環境に配慮した製品を「エコデザイン」と呼ぶ。
従来製品と同じクオリティを保ちながら、環境への負荷を低減する製品だ。
そんなエコデザイン製品は、環境に配慮して栽培されたオーガニックコットンを90%以上使用など、使用する素材に細かい基準が設けられている。
さらに素材だけでなく、製造工程も配慮。
糸に着色顔料を練りこむことで水の使用量を削減したり、二酸化炭素排出量を低減するために染色を行わないといった工夫もそのひとつだ。
TEXT/牛島義之
出典/ガルビィ2023年10月号