カスタマイズが神すぎる…!上級キャンパーのバンライフのインテリア作りを紹介!
バンライフを実践しているデザイナー・ユニット「シエルブルー」の2人。
単にバンライフを楽しむだけでなく、自分たちのスタイルに合わせて車のカスタマイズも行う。
今回は、こだわりが存分に発揮されたインテリアを紹介!
Ciel Bleu シエルブルー 茨木一騎(ワカ)さん 実伽(アネゴ)さん
木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。
いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。
ウッドパネルで覆ったインテリアにおしゃれシート
工程としては天井、フロア、サイドウオールの板が張られ、大きな内装工事は終了したところ。
車検に適合するように位置出しをして、オリジナルのシートの脚のフロア接合部を加工して取り付け。
木材に囲まれた室内に入ると、木のいい香りが漂ってくる。
そこがクルマの中であることを忘れてしまうほど、ここちよい雰囲気に包み込まれる。
天井とサイドの連続した曲線が美しい。
木を組み合わせたもので作り上げているのに、美しいラインがみられるのはプロフェッショナルの技。
窓枠は木材をラウンドシェープしている。
窓下にはおしゃれな手作りのドリンクホルダーが付く。
プロフェッショナルの技を拝見
室内細部の作り込みに驚かされる。
サイドドアレール部分は曲線の出っ張りが室内に食い込んでおり、このカーブを避けるため、天井の板を張るのは非常に苦労する。
カーブごとに型紙を取って、つなぎ合わせ、大きな型紙を作って対応した。
仕上げの修正もすばらしく、隙間がほとんどない状態となっている。
オーディオ、照明など、配線が必要な設備は、完成図ができていないと、あとで大変なことになる。
事前にラインを通す場所などをチェックし、ネジを打つ場所などは極力避けて配線しておく。
隙間なく断熱材を入れ込むことで、断熱効果が上がる。
断熱材を切ったところは必ずガムテープなどでしっかり塞いでから施工すること。
マテリアルにもこだわりあり
スピーカーカバーなどを塗装したのは、ラストオリウムのカモフラージュ。
マットな仕上がりで、アメリカンテイストを強める。
室内の木材仕上げの塗料に「OLD WOOD WAX」を使用。
今回はスモークグレーカラーを使ったので、室内は明るい雰囲気になった。
メインの照明はLEDネオンライトを採用した。
設置していても目立つことなく、照明としてもしっかりと利用できる。
TEXT & PHOTO/渡辺圭史
出典/ガルヴィ2019年12月号