知らないと損!この冬絶対に作ってほしい温まるキャンプ飯
味の濃い赤身肉で、独特の香りがある鴨肉は冬になると恋しくなる食材。
そこでアウトドア大好きなカフェ店主A-sukeさんに鴨肉を使ったキャンプ料理を教えてもらった!
今回は身体がほっこり温まる鴨ネギ鍋。
A-sukeさん
東京・水道橋にあるカフェ「BASE CAMP」店主。キャンプから狩猟まで広く深い知識と経験を持つ。
デザイナーの経歴をもちこれまでにナイフやグリルプレート(ともにTent-Mark DESIGNS)をプロデュースしている。
今回の食材 鴨肉
古くから世界中で食べられている鳥獣の一種で、特にマガモがおいしい。
味わいは鶏肉とはまったく違い、味の濃い赤身肉で歯ごたえ良く、独特の香りの脂を持つ肉だ。
野生のものより味わいは落ちるとされているが、飼育ものや、家禽化したアヒルやアイガモの肉も市場に出回っている。
アイガモの肉は、アイガモ農法で使用されるので稲作の多いアジアを中心によく出回っていて、冷凍ものは日本のスーパーでも手に入りやすい。
鴨ネギ鍋
材料
鴨胸肉(ロース) 1枚
ネギ 2〜3本
ゴボウ 1/2本
だしパック 1〜2コ
醤油 大さじ3
酒 大さじ3
砂糖 大さじ1
ユズ 少々
そば 適量
作り方
①鴨肉は1㎝以内の厚みにスライスする。ネギは適当な長さにカット。
ゴボウは厚めにささがき切りして水にさらす。
②だしパックを使い500㏄ほどだしを取り、醤油、酒、砂糖を加えて鍋つゆを作る。
〆でそばを食べる場合はその時に足せるように倍量で作ることをオススメ。
③鴨肉の一番端の脂身の多い部分を鍋で焼き、脂を出してその脂でネギを焼く。
香ばしさが加わってさらにおいしくなる。
④火が通ったら②のつゆとゴボウを入れて火を通したらほぼ完成。
食べる分だけ鴨肉を入れ、しゃぶしゃぶのように肉に火を通しすぎないくらいで食べる。
もしあれば、軽くユズの皮を刻んで入れると最高。七味も合う。
鴨肉のロースト ユズ胡椒ソース
鴨のローストは、胸肉を使い皮目からじっくりと火を通す。ただ、少しだけコツがある。
包丁で皮に格子状の切れ目を入れることで油がよく出るので、スプーンでその脂をすくい、肉にかけ続けて焼く。
低温で焼くことになるので、肉が柔らかい仕上がりになる。
PHOTO/大畑陽子
TEXT/A-suke
出典/ガルヴィ2018年12月号