アウトドアのプロ愛用の冬ウェアをご紹介!何を重視して選んでる?
アウトドアのギアも自作するネイチャークラフト作家の長野修平さん。
そういう長野さんなら、ウェアにもきっとこだわりがあるはず。
そこで、冬のフィールドで重宝しているウエアやシューズを紹介してもらった。
長野修平さん
ネイチャークラフト作家でありアウトドア料理人。
全国で木工や焚き火料理にまつわるワークショップを開催している。
モーラナイフ公認日本・台湾ローカルアンバサダーでもある。
www.facebook.com/syuhei.nagano/
自作以外の道具を選ぶ際、作っている人の顔が思い浮かぶモノが好きだと公言する長野さんだが、体調に直結するウエアは機能性を重要視しているそう。
お気に入り素材はウール。火で穴が空きにくい、臭くなりにくい、濡れても乾燥しやすいなどその特性は見逃せないという。
厚手で頑丈な「フェールラーベンのフェルトハット」
「つば付きハットをいくつも愛用する中、冬用を探していて昨年秋に出会ったフェルトのハット。
厚手フェルトは頑丈で、ハットに多い型崩れも今のところない。そしてなんともあたたかい。
冬の強い日差しを始め、雪や雨を防ぐハットは僕の必須アイテムでもあります。」
日本未発売。
北欧の仲間が愛用していた「フェールラーベンのニットセーター」
Ovik Knit Sweater のメンズは日本未発売。
「アンバサダー仲間のElle Nikishkovaさんなど、僕が好きな方々が羽織っているのを見てカッコいいなと思っていました。
昨年秋、ようやく見つけて手に入れましたが、焚き火の火の粉でも穴が空きにくく、多少の雨なら水分を弾くし、万一濡れても乾燥が早いのもいい。
これを着てると家族からの評判もよく、そんなところも最高です」
調湿・調温機能にすぐれた「ウールパワーのフルジップジャケット」
ジャージのように伸縮性があり、しっかりフィットするウール製フルジップジャケット600。
「夜、焚き火にあたる時にジップを開けて体に暖気を取り込み、離れる時にジップを閉める。すると、保温ポットに入った心地になります。
もこもこしてないので野外での作業にもストレスがありません。脱ぎ着しやすいし、フルジップは何より温度調整や汗ばんだ時の湿気放出もできる。
室内とフィールドを行き来する際にも適しています」
冬靴とは思えないほど軽快「キーンの防水ウインターブーツ」
今シーズン入手したというのは「グリーザートール ウォータープルーフ 防水ウインターブーツ」。
「以前はソレルを使っていたけれど、一度試して以来このシリーズを愛用。今季新作はとにかく軽い!
クラフトや焚き火作業で膝をつく時もやわらかくて。全く違う進化を遂げています」
フィールドワークに欠かせない「ダーンタフのブーツソック」
野外シーンを想定したヘビーウェイト フルクッション。
「北海道の冬キャンプで使っても汗を逃がしてくれて冷えにくいのが最高。
臭くなりにくく、早く乾くのもイイ」
出典/ガルビィ2024年1月号