本場アメリカスタイルのBBQ!塊肉を上手に焼くコツとは?
キャンプといえばバーベキューだが、つい、同じパターンになりがちで「飽きちゃったな」という人もいるのではないだろうか。
そこで「O.GARDEN GRILL」のスタッフに、本場アメリカならではのBBQを伝授してもらった。
ぜひ、試してみて欲しい!
O.GARDEN GRILL(オー・ガーデン・グリル)
本格的なグリル料理が味わえる予約制のガーデングリル。
大型ガスグリルで作る本場の味は格別だ。
東京都中央区晴海5-8 都立晴海ふ頭公園ConnecT HARUMI内
https://www.o-garden.tokyo/
本場アメリカンのBBQを日本流にアレンジ
日本で親しまれているBBQは、薄い肉をさっと焼く「焼き肉スタイル」が多く、大きな肉でも厚切りステーキを焼くぐらい。
しかし本場アメリカのBBQは、これとはまったく違うということをご存じだろうか?
アメリカで「BBQ」と呼ばれる調理法は、大きな肉の塊を130℃ぐらいの低温で6〜8時間、長ければ半日以上かけてじっくりと火を通していくというもの。
これで大きな塊肉でも、ジューシーでやわらかく仕上がる。
知ればハマる味わいだが、日本のキャンプ事情を考えると、6〜8時間もかけて調理するのは現実的ではない。
そこで「O.GARDEN GRILL」のスタッフが週末キャンプでも作れるように考えたのが、この「時短プルドポーク」だ。
手軽にチャレンジできる! 時短プルドポーク
使う肉は450gほどの焼き豚用肩ロース。スライス肉だとほぐしたときに繊維が短くなってしまうので、できるだけ丸みのある肉を使いたい。
また一般的なプルドポークは、下味にガーリックパウダーやパプリカパウダー、チリパウダーを使うが、今回はより手軽にBBQソースで下味を付けてみた。
漬け込み時間はお好みなので、キャンプ前日に漬け込んでそのまま持っていくのがおすすめ。
材料
豚肩ロース…450g
塩…適量
コショウ…適量
BBQソース…適量
※今回は「ジャックダニエル オリジナル バーベキューソース」を使用
作り方
❶常温にした豚肩ロースの水分をクッキングペーパーなどで取り除き、軽く塩、コショウを振る。
そしてジップ付袋に入れてBBQ ソースを加えて揉み、10分〜1時間(時間はお好み)漬け置く。
❷グリルの温度は 130〜150℃にしておく。
端に炭を置き、❶の肉をグリルに載せる。
このとき肉は炭の上には置かない。そして1時間ゆっくり焼く。
❸1時間経ったら、肉をアルミホイルで二重に包む。
肉汁がこぼれないよう器のように包むのがコツ。
グリルの温度は、最初の1時間より少し高めの150〜180℃にし、2時間焼く。
温度が下がりすぎないように注意し、必要に応じて炭を追加する。
❹焼き始めから3時間たったら、肉汁をこぼさないように肉をグリルから取り出し、バットなどに置く。
そして、ミートクロウを使って肉を引き裂いて仕上げる。
細かくなったら追い BBQソースを絡め、パンに載せるなどしていただく。
PHOTO/佐藤弘樹
TEXT/牛島義之
出典/ガルビィ2023年10月号