キャンプ好きはどんな部屋に住んでる?こだわりのインテリアがカッコよすぎた!
3月は新生活が始まるシーズン。引越しをしたり、部屋の模様替えをする人たちも多いだろう。
そこで、アウトドア大好きな人の部屋を紹介しよう。
キャンプギアを取り入れた生活スタイルには、部屋作りのヒントがあるはず!
タカセマサヒロ さん
ビジネス雑誌や書籍、広告など、さまざまな媒体で活躍するイラストレーター。
トラウト釣りやキャンプを中心に、ロードバイクやMTBなど、ジャンルを問わず自転車も楽しんでいる。
家の中にテントを張って仕事をする筋金入りのキャンパー。
「見せる収納」とナチュラルな素材の使用
キャンプ用品を暮らしに取り入れること自体は、あまり難しいことではない。
例えば、いつも使っている食器に、クッカーを取り入れるだけで、食卓の景色は大きく変わる。
リビングに、アウトドア用のチェアやテーブルを組み合わせると、外遊びの雰囲気が演出できる。
今回タカセさんは、さらにキャンプ感を演出するうえで、ふたつのキーポイントを話してくれた。
「まずは、〝見せる収納〟です。キャンプ用のシュラフや収納ボックスを、インテリアに組み合わせると、より強調することができます」
次に、プラスしたいのは、ナチュラル素材を多く取り入れること。
「とくにウッド調の製品は、キャンプギアとの相性抜群です。ホームセンターで購入できる壁紙パネルを組み合わせるだけで、ガラリと内装の雰囲気を変えることができます」
アウトドアの雰囲気が味わえて、仕事の効率も上がるなんて、まさに理想の部屋といえるだろう。
調理器具にキャンプギアをプラス
キッチンにある木製ラックに並べられているのは、ユニフレームを中心に集められたキャンプ用のキッチン器具。
タカセさんは日頃から、スキレットやダッチオーブンを利用して調理をしているそうだ。
野外用のガスストーブを一緒に並べると、さらにアウトドアな雰囲気がアップ。
間接照明にアンティーク調のランプを組み合わせている。
空いたスペースは見せる収納を
冷蔵庫の上にある空いたスペースには、ジャグやクーラーボックスなど、ドリンク系のギアをセットで置いている。
クーラーボックスは、長年使っている釣り用を、ペイントとステッカーでカスタムしたもの。
晩酌にも遊び心を
いつもの晩酌に、ジャグやコッヘルを使って遊び心をプラス。
ジャグはインドネシアでチャイの販売に使用されていたもの。
コッヘルはコップよりも氷が長持ちするらしい。
あえて使用感を出した自作シェルフ
イベントで知り合った“溶接女子”に、メタル部分を製作してもらい、天板は自分で手がけたシェルフ。
プリムスのツーバーナーなどをディスプレイ。
木工を手掛ける場合、タカセさんは、まずはカンナを使って角を落とし、使用感を出す。
キャンプギアとアンティークは相性抜群
キャンプギアは、ウッドや真鍮製アンティークの什器と相性がいい。
ライト類の傘も、ホーローが使われているものが多い。
こちらもキャンプギアとうまく組み合わせると、より部屋のコンセプトに合った統一感が生み出される。
間接照明で雰囲気を演出
間接照明として使っているのは、IKEAのキャンドルライト。
ご自身の描いたイラストを貼り付けてカスタム。
カウンターだけではなく、シェルフやテント内など、さまざまな場所に置かれている。
PHOTO/逢坂 聡
TEXT/高梨達徳
出典/ガルヴィ2022年8月号