「知らないと損」子どもたちを成長させる賢いキャンプ術とは?
ファミリーキャンプで意外と悩むのは、子どもたちとの過ごし方ではないだろうか。
せっかくのキャンプなので、ふだんとは違う成長の機会にしたいもの。
そこで、子どもが成長する遊びやお手伝い、子供向けのキャンプギアなど、ファミリーキャンプのアイデアを紹介しよう!
キャンプ場でしかできないことをする!
近頃、ボール投げやかけっこ、縄跳びなどを禁止する公園が増えている。
「ほかの人の迷惑になるから」がその理由だ。
混雑した時期でない限り、キャンプ場は自由に遊べる場所が多く、ボール遊びを楽しむ親子の姿も。
管理人さんの許可があれば、ハンモックをかけることだってできる。
キャンプ場は遊びの自由度が高い。
広場で、縄跳びや水遊び、ツリークライミング、クラフト作り、ハンモックなどいろいろな遊びに挑戦しよう。
ただし、自然を傷める行為は禁止だし、クルマにも注意。管理人さんにルールを確認しておけば安心だ。
経験値も考える力もUPさせる機会
キャンプでは焚き火や水運びなど、日常とは違う経験がたっぷり。
いつもと違う不便な環境だからこそ、いろんなことを考えて快適にすごす工夫をする。
自然に考える力が身につく。
火口と焚き付けを探しているところ。
何度もキャンプをしていると、子どもたちは自然に乾いたやわらかな草や葉っぱを見つけてくる。
いざというときのために、いつでも火を確保できるよう、ライターではなくメタルマッチでの着火に挑戦してもいい。
子どもに焚き火を手伝ってもらうなら、子どもの手に合うコットン製の軍手やレザーグローブを用意しよう。
設営&撤収時、子どもたちはお手伝いする?
では、実際にファミリーキャンパーはどんなふうに子どもたちと過ごしているのか、みんなの声を聞いてみよう。
●撤収時、テントの四隅を持って「パラバルーン♪」と楽しみながらお手伝い。
今ではだいぶキレイにできるように。小学校高学年、中学生。
(安田さんファミリー)
●15歳と13歳、焚き付けや小枝を拾い集めてもらってます。あと必ず料理を一品作ってもらいます。
(wakoさん)
●ペグの泥を拭いたり、シートの折りたたみなど簡単なことを手伝ってもらいながら、キャンプにより興味を持ってもらえるようにしています。
(のんなんさん)
●撤収時、7歳は抜いたペグを集めて土を落とし、雑巾で拭いています。12歳はジャグに水をくみにいく係。
(松林さん)
● ペグ隊長とか、テントポール隊長とか、役割分担して隊長を任命しています。
なんでも隊長になると「やるっきゃない!」ってがんばってくれますね。できたら必ず褒めてハイタッチ!
(yuichiro2017さん)
● あとでたくさん遊ぼう! と約束する。早くできれば早く遊べることを身をもって知る。
(エビさん)
● ペグ抜きは楽しそうでした。なので、ペグ抜きは子どもの数だけあると◎。
テコの原理で小さい子にも簡単に抜けるところが楽しいみたいです。
(安田さんファミリー)
● いちばん大変な父と行動し、仕事をもらうと設営撤収が大変なことがわかります。11歳と13歳、大人同様に仕事します。
(キクチさん)
子ども向けに用意しておくといいギアは?
●子どもたちは狭いところが大好き。大きいテーブルも用意するのですが、結局いつもこっちで遊んでいます(笑)
(金ちゃんファミリー)
●子どもたちの足がしっかりと地面に着くロータイプのチェアとテーブル。安心してくつろげるのでおすすめです。
(たくぼうさん)
●子どもも大人も大好きなハンモック。姉弟でゆらゆら遊んでくれるので助かります。
(こむさん)
●子どもの遊び場のひとつとして、ハンモックを用意。いつも楽しんでくれています。
(オカノさん)
子ども用チェアでおすすめのものを教えて!
●ヘリノックスのチェア。軽くてコンパクト。13歳、11歳の子どもたちが自分で組み立て、撤収してくれます。
(キクチさん)
●コールマン「ファンチェアダブル」は設営、撤収が楽。とりあえずの荷物置き場にも重宝。
座面が低いので小さい子にもいい。
(安田さんファミリー)
●キャプテンスタッグ「エクスギア アルミ背付ベンチ」。兄弟、親子で座れて何かと便利。
(よしぼうさん)
●広げるだけでOKなロゴス「トレックチェア」。
コンパクトなので、撤収ぎりぎりまで出しておいて、最後にクルマの隙間にしまえます。
(ゆーみんさん)
●キャプテンスタッグ「パレット コンパクトチェア(ミニ)」(赤いチェア)。
設営も撤収も簡単でリーズナブル。
(のんなんさん)
PHOTO/中里慎一郎
TEXT/大森弘恵
協力/ふもとっぱら
出典/ガルヴィ2019年6月号