ファミリーキャンプのコツとは?事前準備から場所選びまで徹底解説!
自然の中で家族とのんびり過ごすファミリーキャンプ。
楽しい思い出づくりのためには、事前の準備や場所選びが重要です。
ファミリーキャンパーのアイディアを参考に、快適で子どもたちにとっても良い経験となるキャンプを目指しましょう。
■子どもの成長に役立つ!ファミリーキャンプの効果
キャンプ場では多くのファミリーが思い思いに楽しんでいる。家族にとって、キャンプの魅力とは何だろう?
学校では教わらない考える知恵が身につく
キャンプには多彩なスタイルがあるけれど、現在、圧倒的に主流なのは家族で出かける「ファミリーキャンプ」。
ホテル泊に比べて低予算と言われるけれど、道具をそろえ、それが入るクルマも必要だ。
さらに気温に応じた道具の買い足しもあるため、宿をとるほうが安いことも!
それでもキャンプに行くのはなぜか聞いたところ、その答えの多くが「日常では体験できないことが多く、考える力が身につく」ことだった。
水を運び、火をおこすことからはじまるキャンプ。子どもにとって初めての焚き火や薪割りは新鮮だ。
火の番をすれば、教えなくても煙がでない木を探し、炎を絶やさないための条件を考える。
また、隣り合わせた人に道具を借りることもあるし、場内イベントを通して仲良くなることもある。
コミュニケーション能力を養う場としても最適。キャンプは”学びの場”として最高の舞台なのだ。
キャンプ場でしかできないことがいっぱい!
近頃、ボール投げやかけっこ、縄跳びなどを禁止する公園が増えている。
「ほかの人の迷惑になるから」がその理由だ。
混雑した時期でない限り、キャンプ場は自由に遊べる場所が多く、ボール遊びを楽しむ親子の姿も。管理人さんの許可があれば、ハンモックをかけることだってできる。
キャンプ場は遊びの自由度が高い。キャンプ場の広場で、縄跳びや水遊び、ツリークライミング、クラフト作り、ハンモックなどいろいろな遊びに挑戦しよう。
ただし、自然を傷める行為は禁止だし、クルマにも注意。管理人さんにルールを確認しておけば安心だ。
経験値も考える力もUP
キャンプでは焚き火や水運びなど、日常とは違う経験がたっぷり。
いつもと違う不便な環境だからこそ、いろんなことを考えて快適に過ごす工夫をする。自然に考える力が身につく。
火口と焚き付け。何度もキャンプをしていると、子どもたちは自然に乾いたやわらかな草や葉っぱを見つけてくる。
いざというときのために、いつでも火を確保できるよう、ライターではなくメタルマッチでの着火に挑戦してもいい。
子どもに焚き火を手伝ってもらうなら、子どもの手に合うコットン製の軍手やレザーグローブを用意しよう。
■どこに行く?ファミキャン向けキャンプ場の選び方 7選
①家から近いキャンプ場を選ぶ
キャンプ場までの移動に時間がかかると疲れてしまうし、渋滞などのトラブルがあると「チェックイン時間に間に合わない!」「着いたら急いで設営しなきゃ!」など、気持ちに余裕がなくなる。
親がイライラすれば子どもにもいい影響はない。そこでキャンプ場は2時間圏内を目安に選ぼう。
➁設備の充実度で選ぶ
子どもと過ごす時間を十分にとりたい人は、設備が整ったキャンプ場へ出かけよう。
ワイルドなキャンプ場も楽しいけれど、親のキャンプ経験が少なければ、不便な環境を楽しむ余裕がなく、子どもとの時間も少なくなりがち。
でも設備が整っていれば、設営が楽にできたり、お風呂があればクルマで出かけなくてもすむので、子どもと過ごす時間も増えるはずだ。
③子どもがOKなトイレのキレイさで選ぶ
小さい子どもは、慣れていない和式や汲み取り式、仮設トイレでは用が足せない場合も。
そんな子どもを連れてキャンプへ行くときは、キレイなトイレがあるかどうかも重要になる。
キレイなトイレがあるキャンプ場は、HPに写真で掲載されていることが多いので、事前に確認しておこう。
掲載がない場合は電話などで確認してから予約をするといい。
④親子で入れるシャワーや風呂で選ぶ
子どもと一緒に入る共同浴場は「うるさくないかな?」「まわりの人に迷惑かけるかも……」など、周囲の目を気にしてのんびりできないことが多い。でも、子どもと一緒に入れる広いシャワー室や、貸し切りできる家族風呂があると、まわりに気兼ねなくお風呂に入れる。とくに子どもが小さいファミリーは、この点を重視して選んでみよう。
⑤遊び場が充実しているかで選ぶ
昔ながらのワイルドなキャンプ場は、特別な遊具があるわけではないので、親が遊びを準備しなければならない。キャンプに慣れているファミリーならいいが、そうでない場合は遊びが充実しているキャンプ場を選ぼう。それなら「キャンプ場では何をして遊べばいいの?」という人でも安心だ。遊園地に併設されたキャンプ場もあるので、チェックしてみよう。
⑥気軽に楽しめる体験教室で選ぶ
せっかくキャンプに来たのだから、アウトドアらしい遊びがしたいけれど、親には知識も経験もないので、どんな遊びをすればいいのかわからない、というケースも多い。そんなときは、体験教室が充実したキャンプ場を選んでみよう。カヌー、フィッシング、アウトドア料理、収穫体験など、体験したいアクティビティがあるキャンプ場を今からチェックだ!
⑦暑さを吹き飛ばす水遊びで選ぶ
子どもに人気の夏の遊びといったら水遊び。楽しいだけでなく、ほてった体を冷やしてくれるので、熱中症対策にも効果的だ。水遊びができるのは、すぐ脇を流れる天然の川、川から場内に引いた人工の小川、小さな子どもも遊べるジャブジャブ池、本格的なプールなど、キャンプ場によってさまざま。イメージに合った水遊びができるキャンプ場を選んでみよう。
■ファミリーキャンプに出かける前に!準備したいポイント
ファミリーキャンプを楽しい思い出にするためにも、キャンプの基本を押さえておこう。
どんな点に注意すればいいか、まとめて紹介!
①あらゆる不安を取り除いておこう
根本的な考え方としては、あらゆる不安を取り除くこと。
虫よけやスクリーンタープを準備する、防寒具を余分に持っていく、救急セットを用意するなど。
最寄りの救急病院を調べておくというのも安心につながるだろう。
ファミリーであることを意識して、フィールド設計も慎重に行ったほうがいい。
小さな子どもが、クルマの通る道路に飛び出さないかなど、細心の注意が必要となる。
また、子どもが走りまわる場所に火がないか、足を引っ掛けてしまう障害物がないかなど、レイアウトの確認も重要だ。
キャンプ場では子どもたちの自主性を尊重して、子ども自ら行動できる環境づくりに努めたい。
やる気を起こすように、イベントを計画したり、課題を提起することもおすすめだ。
➁子どもの着替えや物はやや多めに準備する
子どもの着替えは普段より多めに持っていく。
アウトドアではいつも以上に遊びまわって、服がすぐに汚れてしまうからだ。
いつもの1.5倍の着替えを準備することを推奨したい。
レインウエアや強い日差しを避ける帽子も必須。
また、雨の日にテント内で遊べるカードゲームなどもあるといい。
救急セットを用意しておくのも忘れないように。必然的に荷物は増えるが、安心感も大きい。
③寝袋に慣れていない子どもは封筒型で
テントで過ごす夜は、子どもたちにとって特別な時間となる。
非日常の環境のなかで朝を待つドキドキ感を感じながら、一日の疲れをしっかりと癒さなければならない。
とはいえ、まだ寝袋に慣れていない子どもならば、封筒型寝袋がおすすめ。
比較的、普段の布団に近い感覚で寝られる。
ひとりで寝られない小さな子どもは、連結できる寝袋を。
親が一緒に寝れば子どもの安心感はさらに高まる。
④焚き火やバーナーを通して火は熱いものと教えておく
キャンプでしか教えられないこともたくさんある。
その中でも火の存在は大きい。
近年IHなどの電子調理機によって、家庭から炎の存在が稀有になりつつある。
火が持っている、怖さ、すばらしさなどを体験できるのはキャンプならでは。
その熱をすぐに体感できるのだ。
扱い方を間違えると火災などの大きな被害が出ること、火を扱うことで調理ができたり、暖を取ることができることなど、学ぶことはたくさんある。
■ファミリーキャンプにおすすめ!子供向けアイテム
■ ロータイプのチェアとテーブル
子どもたちは狭いところが大好き。大きいテーブルも用意するのですが、結局いつもこっちで遊んでいます(笑)
(金ちゃんファミリー)
広げるだけでOKなロゴス「トレックチェア」。
コンパクトなので、撤収ぎりぎりまで出しておいて、最後にクルマの隙間にしまえます。
(ゆーみんさん)
■ ハンモック
子どもの遊び場のひとつとして、ハンモックを用意。いつも楽しんでくれています。
(オカノさん)
■ 子ども用チェア
ヘリノックスのチェア。軽くてコンパクト。13歳、11歳の子どもたちが自分で組み立て、撤収してくれます。
(キクチさん)
コールマン「ファンチェアダブル」は設営、撤収が楽。とりあえずの荷物置き場にも重宝。
座面が低いので小さい子にもいい。
(安田さんファミリー)
キャプテンスタッグ「エクスギア アルミ背付ベンチ」。兄弟、親子で座れて何かと便利。
(よしぼうさん)
広げるだけでOKなロゴス「トレックチェア」。
コンパクトなので、撤収ぎりぎりまで出しておいて、最後にクルマの隙間にしまえます。
(ゆーみんさん)
キャプテンスタッグ「パレット コンパクトチェア(ミニ)」(赤いチェア)。
設営も撤収も簡単でリーズナブル。
(のんなんさん)