カレーなのに超時短でできる!?誰でも簡単に作れるキャンプ飯を紹介!
初夏になると恋しくなるキャンプ飯がカレーではないだろうか。
そこで今回は、この時期ならではの食材である新ショウガたっぷりのキーマカレーをご紹介。
アウトドア上級者のカフェ店主・A-sukeさんがレシピを教えてくれたぞ。
A-sukeさん
東京・水道橋にあるカフェ「BASE CAMP」店主。キャンプから狩猟まで広く深い知識と経験をもつ。
デザイナーの経歴をもち、これまでにナイフやグリルプレート(ともにTent-Mark DESIGNS)をプロデュースしている。
今回のおすすめ食材〈葉ショウガと新ショウガ〉
市場に出回るのは春〜夏。本来は初秋が旬だがハウス栽培により、少し早めに出回っている。
葉付きのものが新ショウガとなり、いずれ根ショウガとなる。
殺菌作用や食欲増進、疲労回復の効能がある。
さわやかな辛味と香りをプラスする新ショウガ
インドにおいても、地域や宗教などでヤギ肉や羊肉、または鶏肉をよく使うけど、どんな肉でもひき肉のカレーはキーマカレーで問題なし。
キーマカレーは具が細かいので煮込む必要がない。だから他のカレーよりもササッと作れてキャンプ向き。
今回は初夏の旬食材として新ショウガをピックアップ。
新ショウガのフレッシュでさわやかな辛味と香りがキーマカレーによく合うのだ。
カレーにショウガはよく使われるけど、今回はスパイスとしてではなくメインの具として使用。
コツは食感が残るくらいの粗さにみじん切りにすること。特にフードプロセッサーではペーストにならないように気を付けて!
ショウガたっぷりのキーマカレー
材料(4人分)
〈食材〉
タマネギ(中) 1個/セロリ 1本/ニンジン 1/2本/ピーマン 3個
新ショウガ 100g/豚ひき肉 500g/温泉タマゴ 4個
〈スパイス〉
カルダモンホール 4個/カルダモンパウダー 大さじ1/2/ニンニク 2片
〈調味料〉
ジャワカレー 3/8箱/オリーブ油 大さじ1
作り方
①野菜はすべてみじん切り
新ショウガ、タマネギ、セロリ、ニンジン、ピーマンは全部みじん切り。
家でフードプロセッサーを使えば一瞬だ。密封袋で持っていけば、時短で作れるよ。
フードプロセッサーで刻む場合、形が残る程度に。ペースト状にならないよう注意。
包丁でみじん切りにする場合は2〜3mm角程度を目安にカットする。
②スパイスとニンニクの香り出しをする
フライパン(鍋でもOK)にオリーブ油を引き、刻んだニンニクと少しつぶしたホールのカルダモンを中火で香りを出す。
③豚ひき肉を炒める
②のフライパンに香りが出たら豚ひき肉を入れ、火が通るまで炒める。
④野菜を加えルウとスパイスを足す
①を入れて5分ほど炒める。水分が少なすぎたら少しずつ水を足しながら炒める。
火が通ったらカレールウとカルダモンパウダーを入れて、ルウが溶けたら完成。
密封袋に入れればキャンプ当日時短&ゴミも少なくラクチンになる。
香りをさらに加えて! ショウガご飯
キャンプでご飯を炊くなら、一手間かけてショウガご飯にしてみては。
炊きたてご飯の湯気とともにさわやかな新ショウガの香りが立ちます。
<材料> 白米2合/新ショウガ 1片
新ショウガの場合、汚れや芽を取れば皮をむかずにOK。
千切りにする。白米と一緒に千切りした新ショウガを入れて炊く。
TEXT/A-suke
PHOTO/上樂博之
出典/ガルヴィ2022年6月号