車中泊ではなく…車上泊!?女性キャンパーのソロスタイルがカッコよすぎる…!【人気記事】
①車中泊ではなく…車上泊!?女性キャンパーのソロスタイルがカッコよすぎる…!
車中泊キャンプは、いま女性ソロキャンパーからも人気を博しているスタイル。
しかしその多くは、軽ワンボックスカーを中心とするコンパクトモデルが主流だ。
そこでワイルドなジープ・ラングラーでキャンプしているMARIさんに話を聞いてみた!
MARIさん
愛知県や岐阜県を拠点に車中泊キャンプを楽しむオーバーランダーガール。
アウトドアライフの模様は、SNSやYouTube「好奇心CHANNEL feel my heart」で発信している。
身軽さを追求したワイルドなスタイル
「オーバーランドスタイルを、日本の女性に、もっと浸透させていきたいんです!」
そうまぶしい笑顔で話をしてくれたのは、愛知県在住のМARIさんだ。
ワイルドなジープ・ラングラーの屋根には、いま大人気のルーフトップテントが装着されており、なかなか硬派な雰囲気を醸し出している。
キャンプを始めたくてクルマを買って……。でも、通常のテント泊ではなく、なぜ屋根の上のテントに?
「通常のテントも持っていますよ。テンマクのワンポールです。
でもルーフトップテントのカッコよさが気に入ってしまって。気がつけば、いまので3台目です」
車中泊キャンプ……というか車上泊キャンプなのだが、クルマで寝るポイントは「身軽さ」だというMARIさん。
「気ままに行動できるのがポイントです。もちろん、どこでも泊まれるわけではありませんが、身軽に動けるのが自分に合っていると思います」
今回、撮影のためにセッティングしてくれたのだが、確かにかかった時間は5〜10分。撤収も同じくらい。
料理や焚き火をしたら、その時間はかかるが、仲間のキャンパーたちと比べても、準備・撤収に費やす時間は圧倒的に短いという。
「快適度やスタイリッシュなカッコよさにこだわりつつ、さっと準備して、さっと撤収できる。
でも、まだまだイメージしているスタイルの完成型には届いていません。次はリアゲートキッチンに引き出し式のテーブルをDIYするんです。それも見てほしかったなぁ。あと、リアにスペアタイヤも装着しますよ」
次に会ったときは、どういったアイテムやパーツ、DIYが増えているのか?
さらなるMARIさんとラングラーの進化が楽しみだ。
MARIさんのこだわりスタイル
ルーフトップテントはジーアイワークス製。わずか1分ほどで開閉できる手軽さが気に入っているという。
テント上部は高純度アルミニウム合金を採用。
アルミニウム合金の内部が空洞になっていて、日光の熱をテント内に伝わりにくくしている。
折りたたみ式のラダーも付属。
リアには、スミッティービルトのディフェンダーラック、テールゲートバスケットを装着。
JVCケンウッドJackeryのポータブル電源、エンゲルの冷蔵庫などは車内のラゲッジで使用。
リアゲートキッチンでは、プリムスの2バーナーにペトロマックスのダッチオーブン、ノーブランドのスキレットを愛用。
サイドオーニングはダンチェル製。これだけで野外リビング感が増す。
風が強いときなど、状況によってはガイロープで補強する。
このペグダウンだけが、MARIさんのセッティングのなかで、唯一、少し時間がかかる作業かもしれない。といっても、10分くらいだろうか。
ペトロマックスのお皿やパーコレーター、ミンテージのジャグ、スタンレーのカップ&ポッド、SOTOのST-301など、こだわりの小物がいっぱい!
イスはノーブランドだが座り心地で選んだとのこと。
バトニングを行うキンドリングクラッカー以外、ほぼ山賊マウンテンのアイテムでそろえたという焚き火周辺アイテム。
焚き火台は大小あり、使い分けるという。
➁「釣り人が増えたら魚も増えた!?」その意外すぎる実態とは…?
ルアーフィッシングに精通した、ベテランアングラーの佐藤直樹さん。
その佐藤さんが今回教えてくれるのが、釣りを観光資源として活かす河川の取り組み。
釣り人が増えたことで魚も増えるという意外な側面も教えてくれた。
※2022年の記事に基づいています。現在の状況が当時と異なっている場合があります。
佐藤直樹さん
1980年生まれ、横浜在住。幼少期に釣りの魅力に取り憑かれ、海・川・湖問わず、水辺を見ると本能が疼く。
釣りの楽しさや感動を伝えることに喜びを感じている。
DUOソルトプロスタッフ、PAZDESIGNテスター、MAGBITEフィールドテスターを務める。
管理することで活きる河川
私の住む神奈川の西部に早川という川があります。
早川河川漁業協同組合が管理し、積極的にアユやヤマメ、ニジマスの放流を行っています。
釣り人口を増加させることに積極的な珍しい河川です。
渓流釣りが盛り上がる3〜5月末までは、キャッチ&リリース区間を設置し、その区間に大型魚を放流。
天然の管理釣り場のように楽しめます。
渓流魚は食べておいしい魚です。
釣って持ち帰る人も多く、初期に数多くの魚が釣られれば、後半につれて魚の数は少なくなります。
結果、釣り人も減るという課題点が、これまではありました。
そこで、キャッチ&リリース区間の設置です。
魚と釣り人を維持すれば、長い期間、「遊漁券」という漁協にとって、貴重な収入となります。
その収入は、管理費や放流資金にあてられるため、さらなる魚の維持につながる、という仕組みです。
そして6月になれば、鮎釣りが解禁となり、大きな盛り上がりを見せます。
渓流魚が減っても、アユが売り上げを立ててくれるため、遊漁料は落ちません。
このように河川を管理することで、釣り場として釣り人を呼ぶことができ、また、釣りを観光資源として活かすことができています。
早川は、そんなビジネスモデルができている河川といえます。
釣り人が増えると魚が増える
早川は、努力のかいがあって、釣り人が増えています。
でも釣り人が増えたら、やっぱり魚は減るのでは? と思ったのですが、釣り人が河川にいることで、鵜(カワウ)の被害が減ったそうです。
渓流魚が食べる鮎や、釣り人が釣る鮎の量よりも、はるかに鵜が食べる鮎の量のほうが多く(1羽につき1日あたり500gのエサを食べると推定されている)、鵜の被害は度々ニュースで取り上げられるほど、深刻な川もあります。
そんななか、釣り人が増えることで天敵の鵜が減って、魚たちにとっていい環境ができているようです。
上級キャンパーはどのようにソロキャンプを楽しんでる?一日を取材してみた!
自分だけの楽しみを追求できるのがソロキャンプの醍醐味。
そこで今回は、神奈川県の丹沢エリアで料理にこだわったキャンプの模様を紹介。
地元のジビエ肉を使った蕎麦がうらやましすぎる!
表丹沢の麓に位置するキャンプ場
今回お世話になるのは神奈川県秦野市にある「表丹沢野外活動センター」。
オートキャンプサイトはないけれど、定員5名の「芝生区画サイト」、定員10名・ペットOKの「芝生区画サイトワイド」、直火が楽しめる「ソロ&ペア専用フリーエリアサイト」の3タイプがある。
スタイルに合わせたサイト選びができるのもうれしい。
■表丹沢野外活動センター
神奈川県秦野市菩提2046-5
TEL.0463-75-0725
https://yamamo-field.com/
表丹沢の麓に位置するキャンプ場。清潔なシャワー&トイレ棟や風呂棟も完備する。
チェックインの受付をする管理棟は入口のすぐそば。
地元産ヒノキの湯玉を浮かべたお風呂。
到着したら、早速設営。
ソロキャンプでは簡単に設営できるテントやタープが時短になるので便利だ。
便利で手軽なLEDランタンは今やキャンプの必需品だが、1灯で広範囲を照らすガスランタンも欠かせない。
設営を済ませて、ホッとするひととき。
ジビエで作る「もみじ南蛮蕎麦」
いよいよ夕飯の支度。丹沢そばに鹿肉を載せた「もみじ南蛮蕎麦」作りの開始だ!
丹沢ならではの味を堪能するために購入してきた鹿肉と蕎麦。
まずは鹿肉と長ネギを炭火であぶる。鹿肉は焼きすぎないのがコツ。
そしてアルコールも。宝酒造の「クラフトチューハイ」シリーズ。大手メーカーのお酒だけれど、ご当地素材を使った地域限定品だ。
秦野ジビエの鹿肉と丹沢そばで作った「もみじ南蛮蕎麦」。ここでしか味わうことのできないキャンプ飯だ。
乾麺とは思えない生麺に引けを取らないおいしさ!
「ぼんち漬け」は焦がさないようキノコと弱火でホイル焼きに。
鹿肉の炭火焼きは焼きすぎないようにあぶって、うまい粗塩でいただくと、鹿肉のうま味が引き立つ。
TC生地のタープなら、少々火の粉が飛んでも安心なのでつい薪をくべてしまう。
薄ぼんやりとした明かりのなか、自分だけの時間を過ごせるのはキャンプのよさだ。
キャンプの夜は何もしないで、ただぼんやりと焚き火を眺めているだけでいい。