アウトドア上級者が伝授!窯で焼くピザが美味しすぎた!
ソロストーブの「パイファイヤー」は、二次燃焼ストーブ「ボンファイヤー」に載せて使うピザ窯。
果たしてどんなピザが焼けるのか、その実力をアウトドア上級者でネイチャークラフト作家の長野修平さんに聞いてみた!
長野修平さん
ネイチャークラフト作家でありアウトドア料理人。
北海道の山菜料理店に生まれ、東京・銀座の日本料理店で修業。
その経験をいかした焚き火料理に定評がある。モーラナイフ公認アンバサダーでもある。
ソロストーブ ボンファイヤーパイファイヤー
5万1700円
「ボンファイヤー」に載せるだけの専用ピザ窯。
ピザストーンが付属され、遠赤外線効果でムラなく焼き上げる。
蓋で密閉するダッチオーブンとは違い、ピザ生地がパリッと焼き上がるのが特徴。
煙もにおいもないパワフル炎がピザ窯に変身!
ボンファイヤー愛好家の長野さんは「パイファイヤー」をどう使っているのだろう?
「天然酵母のピザは長野家の定番料理。針葉樹の薪だと煤が付いて見た目も味も悪くなるので雑木薪で焼き上げるのがコツといえばコツでしょうか。開口部が広いのでスキレットを入れてオムレツも焼けて評判がいいんです」(長野さん)
熱源が焚き火なので微妙な焼きムラは発生する。
柄の長いターナーでピザを回転するなど電気オーブンとは違った手間がかかるが、おいしさは桁違い。
炎を眺めながら待つ時間も楽しい。
それに「パイファイヤー」はピザ窯ではあるが、オーブン料理はお手の物。
1℃単位の繊細な温度管理は厳しいけれどパンだって焼ける。
ちょっと値が張るけれど、二次燃焼ストーブらしい高火力が最高の味を生む。庭に据え置きできるなら買い得だ。
スキレットが入る!
「パイファイヤー」の開口部はスキレットが丸ごと入る。蓋をしなくても中低温で中までじっくり熱を通せる。
スキレットをグラタン皿の代わりにしていろいろなオーブン料理を楽しもう。
トップで保温もできる
「パイファイヤー」の上面はフラットで空気穴の内側はレンメルコーヒーのケトルがぴったり収まる。
沸騰こそしないが保温にちょうどいい。
ターナーはマストアイテムかも
パイ ステンレス ターナー
6050円
トビラのないピザ窯は奥のほうが高温になる。
柄の長いターナーは、安全にピザ生地を奥まで送り届けるためのマストアイテムだ。
生地を回転させやすいのでセットで用意したい。
煤の影響を受けないのがいい
中をのぞけばグツグツしている様子が。
ピザストーンに流れ落ちたチーズの香ばしさ、ジューッという音とともに待つ時間すら五感を刺激するエンターテインメント。
長野家謹製ピザのできあがり!
まずはスキレットで、レモンとニンニクの風味を移したオイルで鶏肉をグリル。
それを今回はピザの具にしちゃおう。
暑くて生地がだれてしまったけれど、天然酵母のうまみと香りが絶品。
自家製トマトソース、グリルチキン、チーズを載せて焼き、最後にフレッシュバジルを散らして完成。
このピザ窯、ヘビロテ必至です。
出典/ガルビィ2024年10月号