
キャプテンスタッグのギアはどのように作られてるの?ミニ・ミュージアムに潜入してきた!
新潟県に本社があるキャプテンスタッグが2022年より新しい製造拠点を本格稼働させた。
それが「THE CENTRAL FACTORY」。

本社すぐそばに位置し、スポット溶接やプレス加工を強化した拠点ができたことで、より小回りが効いた製品作りに対応できるという。
一般には公開されていない施設だが特別に見学できると聞き、潜入してきた。
最新機材と熟練職人が同居

「THE CENTRAL FACTORY」の1階ではパール金属&キャプテンスタッグ製品の製造を行うほか、アイコニックな製品をそろえたミニギャラリーも併設。取引先のみ見学できるという。
また、2階にはショールーム、3階には熟練職人が作り上げるアイスピックの工房を備えている。

1階でアウトドア用品とキッチン用品を製造するパール工業。
この日はオイルポットと燻製鍋を製造していたが、クッカーの製造もこちらで行っている。

伝統のアイスピックもこちらで製造
創業家由来の高久産業「アイスピック パイロット・デラックス」を製造している工房。

1階は最新機材を使う工場だが、こちらはひとりの熟練職人が昔ながらの道具で作っている。
その対比がおもしろい。

エポックメイキングなコンロ
キャプテンスタッグ誕生のきっかけとなる「ジャンボ バーベキューコンロA型」は箱付きで展示。
玄関マットをベースにしたと聞いていたがこれほど大きかったとは!

57年の歴史が一目でわかる
ギャラリーにはパール金属、パール工業、キャプテンスタッグの歴史が一目でわかる年表が。
製品写真は、家庭用もキャンプギアも知っているものばかりだ。

初期のカタログ
カタログをまとめた書棚。
ガルビィは1991年に本邦初オートキャンプ雑誌として誕生したが、パール金属では1984年にキャンプバイブル本『OUTDOOR Life』を出版していた。

懐かしいステンレスクッカーセット
90年代発売のオールステンレス3層鋼クッカーセットは当時の様子を垣間見られる箱付き。
この後、ステンレスにフッ素樹脂加工を施したフライパン付きセットも販売。
出典/ガルビィ2024年10月号