
雪の結晶や星空を綺麗に見るためのコツとは?冬限定の贈り物が綺麗すぎる!
岐阜県の白川郷から、季節のトピックスをお届けするフィールドノート。
今回は、トヨタ白川郷自然學校の山。 本涼花さんが冬の楽しみについて紹介してくれた。
山本 涼花 (やまもと すずか)さん
三重県出身。白川郷に移住して約2年と半年。
「白川村でできる事」を探しており、白川村の美しい自然にインスピレーションを受け、今は水彩風景画・油絵風を描くことに熱中。
冬の夜空と雪の結晶
冬になると外に出かけるのが少し億劫になりますよね。私は小さいころから寒がりで、体を縮めて外出することが多かったです。
ですが、冬には、他の季節ではできない楽しいことがたくさんあることに気が付きました。

一つ目は夜空に広がる星を見ることです。
「冬は乾燥しているため、大気中の水蒸気が少なく透過率が上がって星が綺麗に見える。」なんて、よく聞きますよね。
実際に白川郷では、どの季節も星が綺麗に見えますが、やはり冬の夜空に広がる星が一番綺麗に感じます。
冬の夜に外出し、街灯や建物の明かりが少ない場所へ行く機会があれば、少しの時間だけ空を見てみてください。
それだけで小さな天体観測会ができるかもしれません。

二つ目は、雪の結晶を観察することです。皆さんは服の上に落ちてくる雪をよく観察したことがありますか?
手のひらを前に出し、雪をキャッチしてみてください。よく見てみると、様々な形の結晶を見ることができます。
気温や天候によって形や大きさが変化し、見ていて飽きません。
たまに大きな結晶を見つけられると、四葉のクローバーを見つけた感覚で「ちょっとラッキー」な気分になれます。
ルーペなどを使い、黒い手袋の上で観察すると結晶の形が良く見えておすすめです。

実は、雪の結晶には、形によって名前があるそうです。
皆さんが想像する星形の結晶は“樹枝状六花・シダ状六花”などと呼ばれ、綺麗な六角形の結晶は“角板”という名前のようです。
雪が降り始めたら、雪の形に注目し、結晶の名前を調べてみるのも楽しいと思います。
白川郷トピックス

冬になると白川郷は真っ白な雪に包まれます。
自然學校では1年中開催されている<森の達人と行くガイドウォーク>というアクティビティがあります。
冬はスノーシューを履いて森へ出かけ、冬にしか見られない景色や体験をご案内しています。
TEXT&PHOTO/トヨタ白川郷自然學校
協力/トヨタ白川郷自然學校
岐阜県大野郡白川村馬狩223
℡.05769-6-1187
https://toyota.eco-inst.jp/
出典/ガルビィ2025年1月号