
上級キャンパーが徹底解説!星空キャンプを有意義に過ごすためのテクニックとは?
冬は空気が澄んでいて、星が一番きれいに見える季節。
そこで星空キャンプを楽しむべく、茨城県大子町の「大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ」に行ってみた。
どんなキャンプになったのか、早速紹介しよう!

大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ
茨城県久慈郡大子町矢田15-1
TEL.0295-79-0031
http://www.greenvila.jp/
濃厚な旨味が詰まったしゃもの焼き鳥丼は絶品!

キャンプ場にチェックインする前に立ち寄ったのは「奥久慈しゃも生産組合直売所」。
大子町のある奥久慈地方は、古くからしゃもの生産地として有名で、しっかりとした歯ごたえとジューシーな肉質が特徴。
日本三大しゃものひとつにも数えられている。

そして、次に立ち寄ったのは「道の駅奥久慈だいご」。お目当ては「大子産米」だ。
ミネラル豊富な湧水と昼夜の寒暖差で旨味を蓄えた米は、何度も日本一を獲得しているという。

「奥久慈しゃも生産組合 直売所」で購入したしゃも肉は冷凍なので、早速解凍。

奥久慈しゃもを焼くための炭火を準備する。
遠赤外線で外はカリカリ、中はふっくら焼き上がる炭火焼き。
これまた家庭では味わえない、キャンプならではのぜいたくだ。

採れたての長ネギを使って白髪ネギを作る。鶏肉と白髪ネギはよく合う組み合わせ。

ライスクッカーから出る湯気が、すでにいい香りの大子産米。炊き上がりが楽しみだ。

生の状態でも弾力のある歯ごたえが想像できる奥久慈しゃも。味付けは塩、コショウでシンプルに。

奥久慈しゃもの焼き鳥丼の完成だ。仕上げに載せたしゃもの卵が濃厚で破壊力抜群!
弾力があるのに柔らかく、旨味が凝縮した肉がうまい!
満天の星を静かに見上げるというぜいたく
冬は暗くなるのが早いので、夕飯を食べるころにはもう真っ暗。
でも星空を眺めるには、早く真っ暗になってくれたほうが好都合だ。

シュラフに入ってコットで星空観察する予行演習。これなら首が痛くならず長時間見ていられる。

寒いと長時間見ていられないので、帽子や手袋、ネックウォーマーなどの防寒小物も準備。

双眼鏡があると肉眼では見えにくい星を見ることができる。
日中は野鳥観察や景色を楽しむこともできる。

星座の位置が簡単にわかる無料のスマホアプリもあるので活用してみよう。
冬の夜空で見つけやすい星座は「オリオン座」。
等間隔に並んだ3つの星と、それを囲むように四角形を作る明るい星が目印の星座だ。
夕方になると東の空からのぼり始め、南の空を通って西の空へと傾いていく。

各スマホに搭載された「ナイトモード」「夜景モード」「天体撮影モード」などで撮影を行えば星空を撮影できる。
このようなモードがないスマホでも、マニュアルモードが搭載されていればマニュアル撮影を行おう。
各モードもマニュアルモードも搭載されていなければ、星空撮影用のカメラアプリをインストールすれば撮影は可能だ。
ただし、どのような撮影方法でも、三脚とそれに固定するスマホホルダーは必需品となるので準備しておこう。

写真中央より少し右下に明るく輝く星がおうし座の「アルデバラン」。
そこから左に見えるふたつの星が牡牛の角に当たる。
アルデバランの上にある星の集まりが「すばる」だ。
ただ星空を眺めているだけでも楽しいけれど、こんなことを覚えていると、より一層星空観察が楽しくなる。
都会ではなかなか見られない満天の星。ちょっと夜更かししてしまいそうだ。
出典/ガルビィ2025年1月号