
自転車キャンプはハードルが高いの?手軽に楽しめるテクニックとは?
自転車キャンプ...憧れはあっても、実際に始められた人は激レアではないだろうか。
そこで、自転車キャンプを実際にスタートするためには、どういう形が入りやすいのかを、現実的な視点で、ガルビィなりに考えてみたい。
自転車キャンプはどうしてハードルが高いのか?

そもそも自転車キャンプはなぜ、なかなか始められないのか?
まず、自転車キャンプの方法だが、主なイメージはこの2つだろう。
1.完全自走(自宅から目的地まで)
2.輪行(電車・バスなど交通機関)
多くの人は1のイメージから入っているのではないか。まさに「旅テイスト」に満ち、心がくすぐられる。
そもそも「自転車キャンプ」は「自転車の旅」と同じスピリットがある。そこに憧れるのかもしれない。
しかし実際には、長期の日程が確保できないと、目的地が自宅から自走で行ける距離に限定されてしまう。これが致命的なネックになる。
そこで輪行だ。行きたいエリアまで電車で行き、駅からキャンプ地まで自走。理想的だ。
実際にも、これが自転車旅の主流だろう。だから「目指すは輪行!」なのは間違いない。

ただ、輪行になったとしても、ハードルが高いのは事実。理由は
1.荷物積載のために専用バッグ、キャリア等を購入する必要がある
2.小型で超軽量なキャンプ道具をイチから揃える必要がある
そしてなによりこれ!
3.いちいち自転車を分解したり組み立てるのが面倒くさそう。さらにキャンプ道具もあるのに電車に乗るなんて大変すぎる
たしかにそうなのだ。慣れてしまえば世界が格段に広がるのだが、始める前だと、大きな心理的ハードルになる。
うーむ、なにかもっといい方法ないのだろうか…とここは実践している人たちからヒントを得ようと「バイク&キャンプ」というイベントに飛び込んでみた。
そこでは自転車キャンプの実践例を目の当たりにし、そしてリアルな話もいろいろ聞かせてもらった。
輪行をいったん外してみると見えてくるもの

輪行が心理的ハードルなら、別に輪行しなくてもいいのでは? 実際そんな参加者が大勢いた。
電車は使わずクルマで動くという方法だ。このメリットは絶大だ。
・ウルトラライトを追求した道具が必ずしもマストではない
・結果、キャンプの快適度も上げることができる。
これならソロキャンプの道具を持っている人の場合は、それで十分間に合うだろう。が、一方で気になる点もある。

・自走の達成感がないのでは?
これは考え方次第。キャンプ場をベースにツーリングでがっつり走るプランにするのはどうか。
また、どうしてもキャンプ場までの自走にこだわるなら、好きな距離の駐車場にクルマを預け、そこから自走する方法もある。
・クルマにキャリアをつけるか、荷室に積むにはバイクを分解する必要があるのでは?
実は荷室への積載は、前輪だけを外せば可能なことが多く、後輪を外す必要がある輪行と比べ圧倒的に簡単だ。

しかし、ここでさらに提案したいのが「小径自転車」だ。特にフォールディング(折りたたみ)であれば、圧倒的なメリットが生まれる。
とにかく小さくなるので、簡単に荷室に入れられるのだ。
なかなか自転車キャンプを始められない人にとって「クルマプラスバイク、できれば小径車」というスタイルは、ハードルが圧倒的に下がるのではないだろうか。
イベントで学んでみた

「BIKE & CAMP」は、自転車やキャンプやアウトドアを通して「旅」の楽しさや魅力を提案しているイベント。
ガルビィ読者にもおなじみの山下晃和さんが熱心に取り組んでいるものだ。
今回の記事のヒントをつかめればと、茨城県の霞ヶ浦で行われた回に参加させてもらった。
なによりも驚いたのは「小径車」がものすごく多いこと!
グラベルバイクやMTBベースのツーリングバイクがほとんどだと思っていたので、正直かなり意外だった。

そして見事にカスタマイズされた小径車を、クルマに積んで来ている。
もちろん、輪行で駅から自走してきたとか、走りたい距離の駐車場までクルマで来て、そこから自走してきたなど、みなさんさまざまな方法で参加していた。
また女性や子ども連れが多かったのも印象的だった。
なによりいろんな人の自転車キャンプのリアルな話を聞いているうちに、先入観が取り払われて認識をリセットできた。

イベントは、山下さんのキャンプ自転車の作り方講座をはじめ、各種ライドツアー、チャリティオークションなどバラエティー豊かな企画が満載。
そのうえ山下さんやMC陣の軽妙なステージトークが炸裂していて、会場は笑いが絶えない。
自転車や旅が好きならぜひ参加してみたいイベントだ。
[bike&camp] [自転車キャンプツーリズム協会]で検索を!
出典/ガルビィ2025年1月号