テントで使えるストーブを厳選紹介!安全に使うための注意すべき点も解説!
キャンプ用ストーブは大きく分けて3つ
石油ストーブやガスストーブ、薪ストーブは一酸化炭素中毒や火災、やけどの恐れがあるのでテント内では原則使えない。ただ、最近はキャンプメーカーとコラボした石油ストーブが登場して、対応するテント、危険性を抑えた使い方を示している。そこで、どういう特徴があるのかをよく把握しておこう。
■ 薪ストーブ
ストーブ本体から出る遠赤外線の輻射熱で体を芯まであたためてくれる。テント内で使用禁止だが、一部対応テントがある。使用時は燃やしすぎに注意し、一酸化炭素警報器を携行。
〈メリット〉
体を芯からあたためてくれる。調理ができるモデルも。
〈デメリット〉
テント内で使うと一酸化炭素中毒の危険あり。薪ストーブによる火災、やけどの危険あり。
■ ガスストーブ
カセットボンベを使う暖房器具で、製品によって室内限定、室内・屋外使用可能、屋外専用がある。どこで使うかを想定し、製品の使用条件を確認してから手に入れよう。
〈メリット〉
コテージだけでなく野外でも使えるモデルがある。燃料は手に入れやすいカセットボンベ。
〈デメリット〉
テント内で使うと一酸化炭素中毒の危険あり。
■ 石油ストーブ
灯油を燃料とする屋内用の暖房器具。遠赤外線効果や燃焼効果で空気もあたためてくれる。屋外やタープ、テントでの使用は不可だが、特定テントに対応する石油ストーブもある。
〈メリット〉
コテージ全体をあたためやすい。特定テント内で使えるモデルがある。
〈デメリット〉
テント内で使うと一酸化炭素中毒の危険あり。火事、やけどの危険がある。
テント内で使える⁉冬キャンプで大活躍!機能面が優秀すぎる最新ストーブ3選
シェルター内で使うことを考慮したストーブが今、続々と誕生している。
安全性が高く、グッドルッキングで扱いやすい、編集部おすすめの個性派ストーブを厳選した。
■〈ギアミッション〉RR-GER25
赤熱筒で側面までしっかかりあたたかい
ギアミッションのテーマ「無骨さ」を強調したレインボータイプ「RR-GE25」の後継モデル。
前モデルのようなレインボーの灯り機能にはあえてこだわらず、あたたかさに機能を集中させた赤熱対流を採用している。
おかげで側面までしっかりあたたかい。タンクも丸みを抑え、印象がガラリと変わった。
グッドデザイン賞受賞モデル。なお、ギアミッションのラインナップは今後も充実させる予定とのこと。
今後の製品開発にも期待大だ。
【メーカのおすすめポイント】
赤熱筒により側面もしっかりあたたかく感じられるようにしました。
デザインも無骨さを意識しています(トヨトミ・山本さん)
・燃料=灯油、暖房出力2.54kW、重量5.9kg、サイズφ38.8×H48cm
*写真の(T)コヨーテブラウンは公式オンライン専用
【問】トヨトミ
■〈テンマクデザイン〉新ウッドストーブサイドヴューアウトサイドエア
外気パイプ付きで安全に使える薪ストーブ
テンマクデザインのテント(サーカスシリーズ、PEPO、ブラックサミット)で安全に使うための薪ストーブ。外気パイプを搭載することで外から外気を取り込む安全設計になっている。
トビラには空気漏れを抑えるパッキン、二次燃焼の穴などこだわり機能満載だ。
ガラス窓は正面のほか両側にも付いており炎を眺める楽しみも損なわれていない。
「冬キャンプでも暖かく過ごせますよ」とWILD-1の伊藤さんも推薦している。
【メーカのおすすめポイント】
空気の流れが薪ストーブ内で完結するので、テント内でも安心してご使用いただけます(WILD-1・伊藤真哲さん)
・燃料=薪、重量本体11.05kg・収納ケース1.22kg、サイズ57×52.6×H223cm、煙突径φ76mm
*取り扱い説明書に記載の注意事項を守り、正しくご使用ください。
【問】カンセキ WILD-1事業部 https://www.tent-mark.com
■〈イワタニ〉カセットガスストーブ“マル暖”
待望の屋内屋外兼用カセットガスストーブ
「暖房」と「湯沸かし」機能が一体化した屋内外兼用ストーブで、ストーブ天面にやかんをのせておくだけでお湯を沸かせるのが特徴だ。
※屋外や低温時などの使用環境により、お湯が沸かない、または沸くまでに時間がかかる場合がある。
燃料を取り外すだけで安全に持ち運べるのはカセットガス式ならではの利点。
もちろん手ににおいがつくことはないし、燃料をこぼすこともない。
気になる連続燃焼時間はカセットガス1本で1時間40分。
立ち消え安全装置、転倒時消火装置、不完全燃焼防止装置、圧力感知安全装置を搭載しているのも頼もしい。
【メーカのおすすめポイント】
屋内外で使用できるので、お部屋での使用はもちろん、アウトドアやキャンプなどでもマルチに活躍します(岩谷産業・川久保 有留さん)
・燃料=カセットガス、暖房出力2.09kW、重量約4.5kg、サイズ34.3×36.8×H38.2cm
【問】岩谷産業
■ ストーブを使用する際の注意
テントの中は火災と一酸化炭素中毒の危険があるため火気厳禁。
また、灯油やガスのストーブは、風による異常燃焼の危険がある。
購入前にどんなシェルターで使えるか、設置方法や使い方の条件を公式サイトなどでチェックし、購入後は説明書を必ず確認しよう。
<こんなストーブも!>1台で4役アイロンストーブ
冬でもキャンプを楽しみたい。だけど寒いので行きたくないと諦めている人はいないだろうか。そんな時に便利なのが、アイロンストーブ。暖かさとともに炎の揺らぎによる癒しを提供してくれるこの商品。
そんななかオススメしたいのが2018年に創業したキャンプギアVASTLAND(ヴァストランド)がリリースした「アイロンストーブ」である。
■ アイロンストーブとは?
10月19日(土)から発売されている本製品。1台4役をこなす多機能性はもちろん、無骨なデザインと、手持ちのギアに馴染むオールブラック仕様もかっこいい。今回はその魅力を紹介する。
■ 1台で4役な卓上暖炉
本製品は4つの機能を備えた実用的なアイテムだ。
(1)暖房
アイロンを効果的に温められるよう熱量が確保された構造のため、効率よく暖を取ることができる。
(2)照明
一般的なオイルランタンよりも灯芯が大きいため、とても明るい。また、約10cm×7.7cmの大型ガラス窓を採用しているため、広がる炎のゆらめきを楽しむことができる。
(3)調理
アイロンストーブの本体にはステンレス、天板には鉄を採用。このため熱伝導率が高く、煮る・焼くなどの簡単な調理が可能だ。
(4)保温
オイル満タン時の燃焼時間は約6時間。長時間熱を保ち、安定した火力を持続するため、保温力に優れている。
■ 使い勝手にもこだわった構造
<簡単3ステップ>
①オイルを注ぐ
②本体を開き、灯芯に火をつける
③本体上部にあるレバーで炎の大きさを調整する
<給油口は、注ぎやすい口径15mm>
中を覗き込むこともできるので、オイルの残量を目視確認することができる。
<落ちた灯芯が取り出せる本体分離構造>
長く使用してもらいたいので、メンテナンスもしやすい仕様。
<クッション性に優れた専用ケース付き>
持ち運びが便利なだけでなく、クッション搭載で大型ガラス窓を守ってくれる。
開発者からのコメント
ビンテージ好きキャンパーの間で、じわじわ人気の出ている「アイロンストーブ」。歴史を遡ると、100年以上前の西部開拓時代、アイロンを温める目的のほか、馬車のヒーターにも使用されていたそうです。そこから現代仕様にリニューアルされ、キャンプ用品として今、再注目を集めています。アイロンストーブが持つ、古き良き時代の雰囲気を残しつつ、VASTLANDらしさとしてたどり着いたのは「オールブラック」の意匠でした。アイアンならではの重厚感を最大限にいかすため、細かなパーツも全てブラックを採用し、ブランドロゴはデザインの邪魔をしないよう、土台に彫り込みました。無骨さの中にゆらめくオレンジ色の炎に、暖かみと懐かしさを感じてもらえたらと思っています。
■ 商品概要
◇アイロンストーブ
価格:17,980円(税込)
サイズ:使用時
約)幅17.5cm(天板装着時/20cm)×奥行12cm×高さ24cm
収納時
約)幅23cm×奥行16cm×高さ25cm
重量:約2.5kg
耐荷重:2kg
付属品:収納袋、漏斗、替え芯(予備1枚)、六角レンチ
燃焼時間:約6時間(燃焼条件によって異なります)
適正容量:約300㎖
※引火や燃料漏れを防ぐことを考慮した容量を記載しています
(燃料タンク約4分の3)
◇アイロンストーブ替え芯 2枚セット
価格:980円(税込)
サイズ 約)幅10cm×長さ14.5cm×厚み3m
重量:約18g(1枚)
<こんなストーブも!>火持ちが良い炭ストーブ
■ 焚き火の華やかさに負けない!調理にも最適な炭ストーブ
炭ストーブは焚き火に比べると、火持ちがよく、火力が安定し調理などに最適。またすすが出にくく、メンテナンスがしやすいなどのメリットがある。反面、火が見えず、華やかさがないというのがネックだった。
この「ハンゴーストーブ・炭ロボ」はその問題を「熱が見える」という形で解決した商品だ。本製品では炭火専用燃焼室とし、熱を色で見えるように設計。全面に配置された六角の窓からは、赤熱した燃焼室や燃焼筒内の炭火が堪能できる。
さらに天板では調理も可能。蒸気機関車の焚口戸からインスピレーションを受けた回転窓タイプで、炭ストーブの火力調節を行うことが可能。また回転窓を外すこともでき、炭の出し入れも容易だ。
本製品は燃焼筒を本体内部に収納することが可能。コンパクトになるように設計されているのもうれしいポイントだ。
<ハンゴーストーブ・炭ロボ1号>
サイズ 使用時:W235xD150xH360(mm)
収納時:W235xD150xH255(mm)
※ハンドル部含まず
重 量 約3.8kg
材 質 ステンレス、鉄
価 格 69,800円(税込)
発売日 2024年11月23日(土)
<ハンゴーストーブ・炭ロボ2号>
サイズ 使用時:W335xD150xH360(mm)
収納時:W335xD150xH255(mm)
※ハンドル部含まず
重 量 約5.1kg
材 質 ステンレス、鉄
価 格 89,800円(税込)
発売日 2024年11月23日(土)
販売場所
ストアーズ店
https://hango-konro.stores.jp/
ヤフーショッピング店
https://store.shopping.yahoo.co.jp/hango-konro/index.html
商品詳細ページ
https://hango-konro.com/products/stove_sumirobo/