【スノーピーク】新作展示会で革新的すぎるギアを発見!?
1月29日、「Snow Peak Tokyo HQ3」でスノーピークの2025年新製品発表会が開催された。会場には3つの幕とファニチャー、寝袋、そしてキッチンツールなどの小物たちがズラリ。
2層タイプのタープやIGTにセットする薪ストーブも
ひときわ目を引いたのが2枚の幕からなるオープンタープ「2レイヤータープ ラーグ Pro.」。
真夏のキャンプシーンを一変させる革新的な2層タープで、太陽からの熱を遮断し、拡散させるというもので他社で採用されている遮熱加工とは別物。
2枚のタープはあらかじめ接続されているので、スタンダードなオープンタープと同じ要領で設営できるという。
スノーピークが本気で開発した、薪ストーブを安全にテント内で使える幕と薪ストーブのセット「リゲルPro. ストーブプラス」は、コンセプトも価格も規格外だと話題になったが2025年は同じコンセプトなのに価格が約半分に抑えられた「メラクPro. ストーブプラス」が登場。
「メラクPro. ストーブプラス」のセットである「MKストーブ」を単独で購入できるようになったこともうれしいニュースだ。
いつもの布団感覚ならぐっすり眠れそう
お客さま用布団としても使えると話題なのが封筒型寝袋「オフトン」
だが、2025年はマットと掛け布団がセットになった「システムオフトン」を発表。
掛け布団はダウンと化繊、マットはスリムとワイドから選べるという。
「システムオフトン スリムマットセット」(2万4200円)、「システムオフトン ワイドマットセット」(2万5300円)、「ダウン システムオフトン スリムマットセット」(4万4000円)、「ダウン システムオフトン ワイドマットセット」(4万5100円)
マットからいつのまにか落ちていた問題を解消する意欲作だ。寝袋ではなく掛け布団なので冷たい空気が入りそうに思うが、足もとにはスカートが付いているのでご安心を。
ちなみにスノーピークでは「ドッグコット」や「ドッグクッション」といったペットとキャンプを楽しむギアも扱っているが、春にはペット用の寝袋「ドッグオフトンL」(1万9800円)も登場予定だ。それもうれしいことに中~大型犬向き。家族みんなおそろいの寝袋で眠れる幸せを実感してみては。
ソフトクーラーも組み合わせるのがトレンド!?
こちらは軽くて扱いやすいソフトクーラー「システムクーラー 62」(3万9600円)と「システムクーラー インナー 19」(2万4200円)。
「システムクーラー 62」は1泊2日のファミキャンにちょうどいい容量62L。厚めの断熱材入りなので1泊には十分な保冷力だが、どんなに注意していてもファスナーを完全に閉めていないことがある。それにソロやデュオ利用に比べて開閉回数も増えがちだ。
「システムクーラー インナー 19」に冷蔵必須の食品を入れておけば、開閉時の外気の影響を受けにくくなり安全に食品を保管できるというわけ。
おもしろいのは「システムクーラー」のふたはダブルファスナーで、全開放のほか片側のみ開くなんてことができるのだ。
ふたを小さく、それでいて取り出しやすく開けられるのはスゴイ。
ちなみに写真はサンプルのため、「システムクーラー」の青い断熱材はカラー変更の予定でシックなデザインとなる予定だ。
落ち着いたカラーになったソフトバケツ
落ち着いたカラーになったソフトバケツ洗い物をまとめる、子どものおもちゃ整理、濡れたレインウェアや靴を入れて持ちかえるなどいろいろな使い方ができる「ソフトバケツ」シリーズ(5060〜6930円)はTPU素材を採用。コンパクトに折りたたみしやすくなり、持ち運びも便利になっている。
容量12L=キャンプバケツ、14L=パックシンク、25L=ジャンボキャンプシンクと同等だが、色が変わるだけでずいぶん日常的に使いやすいシルエットになった。
OD缶を用いる「スティックトーチ」(9900円)は焚き火から炙り料理までこなすスゴイやつ。 「フラットバーナー」や「ノクターン」「ニクス」といったOD缶仕様のスノーピーク製バーナーやランタンは根強い人気を誇るけれど、唯一のトーチ「フォールディングトーチ」には自動点火装置が付いていないこと。そのためだけに他社CB缶仕様トーチを用意するわけだが、「スティックトーチ」の登場で燃料を統一OK、唯一の不満が解消されそうだ
その他、まだ開発途中で撮影はできなかったが定番テント「アメニティドーム」のリニューアルや、ちょっと変わった自立型インナーテントも予定しているとのこと。発売まで楽しみに待ちたい。
【問】スノーピーク https://www.snowpeak.co.jp
■取材・記事/大森弘恵