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上級キャンパーが毎回キャンプに持っていく!優秀すぎる1軍キャンプギア3選
あなたの1軍キャンプギアは何ですか?
キャンパーにはキャンプに行く時に毎回必ず持っていく、「1軍キャンプギア」という存在があるはずだ。今回はキャンプ沼を何周も徘徊し未だ抜ける気配がない筆者・みーこパパの使っている1軍キャンプギアの中から、よりすぐった3点のキャンプギアを紹介しよう。
①Sea To Summit キャンププラスS.I.マット
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まずは寝る時に地面に敷くマット。Sea To SummitのキャンププラスS.I.マットを紹介したい。
使用時のサイズは全長183×幅64×厚さ7.5cmと1人用マットとして申し分なく、7.5cmの厚みは地面の凸凹を十分に吸収してくれる。マットの断熱性を表すR値は4.3と高く、真冬でも底冷えを感じたことはない。
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このキャンププラスS.I.マットで最も気に入っている点は、収納サイズ。20.4×34cmと、一般的なオートキャンプ向けマットの約半分。
もっとコンパクトかつ断熱性が高いマットもあるが、販売価格はコンパクトなものほど高くなるのが世の常であり、手が出しにくくなる。このマットも決して激安ではないが、性能と価格のバランスが絶妙なのである。
夏でも冬でも通年使えるマットであり、車を使うオートキャンパーには無条件でおすすめできる商品だ。
➁SOTO レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340
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続いては調理に使う、ガスコンロの紹介。新富士バーナー・SOTOのレギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340。
同社のベストセラーモデルであるST-310の後継商品であり、ほぼ同じ外観と重量でありながらST-310よりも高火力。炎が中心に集まりやすい点や、ゴトクが熱くなりやすい点を改良したガスバーナーになっている。
もともとST-310が高い完成度を誇っていたこともあり、このST-340はさらに優れたガスバーナーである。
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SOTO独自開発のマイクロレギュレーターを搭載し、カセットガスを使うバーナーとしては低温に対してかなり強い。パワーガスを使えば、気温0℃前後でも普通に使えてしまう。一般的なガスバーナーであれば、ガスボンベを手で温めなければ火力が低下し使い物にならないことがほとんどだ。
カセットガスボンベはコンビニでも手に入るほど入手性が良いため、旅先でも燃料の補充が容易なことも大きなメリット。本体サイズも小さく、毎回キャンプに持ち出しても苦にならない最高のガスバーナーである。
③Helinox タクティカルチェア
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最後に紹介するのは、折りたたみチェア。Helinox(ヘリノックス)のタクティカルチェアだ。同社のベストセラー商品・チェアワンと同じ形で、座面のデザインが異なる。
金属ポールで座面を吊るハンモックのような形のチェアで、多くの模倣品が存在する。これらとは一見すると同じようでいても、本物にしかない魅力が確実に存在する。筆者はこのチェアを4年以上使っているが、耐久性が高く全く壊れる気配がない。
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Helinox タクティカルチェアで最も優れているのは、携帯性が高い点であると断言する。収納サイズは約37×12×10cmと、2Lペットボトル程度の体積になる。重さは片手で持てる1020g。
それまでのキャンプ用チェアは収束型と呼ばれるものが主流で、折りたたんでも大きく重かった。Helinoxは収納サイズと重量を3分の1ほどに抑えつつ、座り心地も犠牲にしないという偉業を成し遂げたのである。
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目的地に着いて、テントより先にこのチェアをセットし休憩。撤収時は一番最後まで残り、休憩場所となる。もはやキャンプに欠かせない相棒になっている。
まとめ:定番商品は1軍を張れる
今回はマット、コンロ、チェアの中では定番商品と言えるものばかりだが、それぞれが定番になるだけの理由はあるのだ。筆者が好むものはコンパクトで使いやすいという部分が共通しており、人によって何を好むか少しずつ変わってくるのも面白いところ。
キャンプブームのピークを過ぎて欲しいものが手に入りやすくなった今、あらためて1軍の再編成をしてみるのも楽しいのではないだろうか。