
秋冬キャンプで役に立つ! 起きているときの防寒装備のコツ
Point 01 リビングを秋キャン仕様に
日中は暖かくて過ごしやすいけれど、日が落ちると気温が徐々に下がって、寒さを感じるようになるのが秋キャンプ。そこで、夏まで使用していたチェアやベンチ、テーブルにアイテムをプラスして、気温が下がっても快適に過ごせる“秋キャン仕様”にしてみよう。チェアやベンチは、カバーをかけることで腰まわりの冷えを防止。腰まわりを温かくすれば、体全体も温かく感じられる。そしてテーブルには火鉢代わりにBBQグリルをセット。炭をおこして暖を取れば、思った以上に暖かく過ごすことができる。もちろん卓上BBQもOKだ。
BEFORE

■チェア:ロゴス/LOGOS Life ダイニングチェア(ブラウン) 4200円
■ベンチ:キャプテンスタッグ/CSブラックラベル アルミ背付ベンチ 7700円
■テーブル:テントファクトリー/スリムエックステーブルBQ 7600円
AFTER

プラスαで秋キャン仕様に!

フラットに収納できる、組み立ても簡単な卓上BBQグリル。ロストル使用で鍋も載せられるタフさが魅力。

アルミ背付ベンチ専用のクッションカバー。厚手のクッションなので暖かさと座り心地もアップ。

表地はフリース、裏地はアルミ蒸着が施された断熱仕様。長めの設計なので足元の冷えも防いでくれる。
Point 02 汗冷えせず保温性があるウエアでレイヤリング
日中は暖かく、朝夕は寒い秋キャンプでは、ウエアを上手に重ね着することで温度調節ができるようにするのが基本。いちばん下に速乾性のアンダーウエア、その上には薄手フリースなどのミッドウエア、外側には風を通さないアウターウエアを着ることで、変わりやすい気温に対応しよう。ミッドウエアから上は、脱ぎ着しやすいフロントジップがおすすめ。


ネックウォーマーにもフードにもなる2ウェイモデル。気温に合わせて使い方を選べる。

体から出る水分を吸収して発熱する素材を使ったソックス。足元を温めるのにおすすめ。

放熱と蓄熱を兼ね備えた調温素材で快適な温度をキープしてくれるアンダーウェア。消臭機能も搭載。
Point 03 温かいもので体の中から暖まる
焚き火やウエアで暖まるのも必要だけれど、温かいものを飲んで体の中から暖を取るのも、秋キャンプにはおすすめだ。ホットドリンクを保温ボトルに入れておけば長時間保温できるので、時間が経っても温かいまま飲むことができて便利。また気軽に温め直しができるシェラカップやマグカップも、寒いときには重宝するアイテムなので準備しておきたい。

750㎖、400㎖、350㎖のマグカップを組み合わせて使用。350㎖と400㎖マグを組み合わせると二重構造になり保温性がアップする。


95℃のお湯が6時間後も74℃以上に保たれるほど保温性が高い。フタはカップにもなる。

Point 04 電気の力で暖まろう
十分に重ね着をしていても、少し寒さを感じるようなときに、気軽に暖まることができるアイテムがあれば、秋キャンプはもっと楽しくなりそう。そこで活用してみたいのが、バッテリーを使って暖まれるアイテムだ。スイッチひとつで暖まれるのでとっても簡単だし、火を使わないので火気厳禁の場所でも安心して利用できる。コンパクトで持ち運びもできるアイテムなら、キャンプはもちろん、ピクニックやスポーツ観戦などでも活躍しそうだ。

首にかけて、首筋を直接温めることで体を温める。クールモードにすれば涼しくなるので、一年中活躍。

市販のモバイルバッテリーにつないでチェアに敷くだけで気軽に暖が取れる。低温モードで約3時間使用可能。
Point 05 フィールドでお湯が出れば洗い物も楽
炊事棟に給湯器があるキャンプ場ならいいけれど、水しか出ない場合は油汚れが落としにくい。とくに気温が低くなる秋口は水温も下がってしまうので、油が冷えて固まり、かなり落としにくくなる。それをしっかり落とそうと思うと洗剤の量も増えてしまうので、エコロジーの面でも抵抗を感じてしまう。そんなときにあると便利なのが、サイトでお湯が使えるようになるアイテムだ。こんなアイテムがあれば洗い物も簡単だし、自然にも優しくできる。


食器などを運べるだけでなく、直接火にかけてお湯を沸かすことができるので、洗い物が楽にできる。

カセットガスで加熱し、12Vソケットを電源にしてポンプを動かすポータブル給湯器。
寒い時期でも工夫をすれば快適に過ごすことができます。しっかりとした防寒対策をして、秋冬キャンプを楽しみましょう!
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