南富良野・手ぶらでキャンプ体験レポート 第1回 手ぶらでキャンプって?
こんにちは!ガルヴィ編集部のシシハラです。10月終わり、北海道・南富良野のかなやま湖オートキャンプ場で「南富良野手ぶらでアウトドアキャンプ2days」が開催されました。コロナウイルスの対策のため、スタッフ、参加者は全員マスクをつけての参加でした。
40組88名の多くの人が参加したこのイベント、じつはもうひとつ大きな目的が。「アウトドアの体験や知識を通して、災害への対応力を身につける」ことです。そのため、ただキャンプの道具を貸し出されるのではなく、1からテントの張り方をレクチャーしてもらえたり、焚き火の仕方やジェットボイルの使い方などを教えてもらえます。食料も災害備蓄食が用意され、実際に作って食べてみることも!台風や地震など、自然災害が多い日本で、いざというときに役に立つ防災術を学ぶことができました。
簡単な開会式が行われたあと、早速キャンプ設営に取り掛かりました。5組に1人のアウトドアガイドがつき、初めての人も安心。テント、ターフ、シュラフ、テーブル、チェア、焚き火セットなどキャンプに必要なものはすべて用意されています。
ガイドの説明を聞きながらみんなで協力して自分の寝床を作っていきます。参加者の中には小さいお子さんと一緒に参加している方も。テントを張るのが初めてという人も順調に立てていきます。
そして完成したのがこちら!
テントが張れると気分も上がりますね。
キャンプ設営の後は、このイベントでのメインイベントであるサバイバル登山家・服部文祥さんの講演会。写真を交えながら、貴重なお話をたくさん聞くことができました。
講演会のあとは、服部さんの焚き火実践術を学びました。前日に狩猟で獲ったという鹿肉のスープは絶品!
夕食ではジェットボイルでお湯を沸かしてリゾッタを作ったり、災害備蓄パンを食べました。また、スタッフからは鹿肉のジンギスカンや、あの高倉健が絶賛したという「いももち」が振舞われ、どちらもとても美味しかったです。
北海道では10月終わりでも、朝晩は0度近くに。冬キャン初めての私は、こんな中で寝られるのだろうか……と心配になりましたが、テントの中は意外と暖かくしっかり寝れることができました。ちなみにテントはモンベルのクロノスドーム4型で、3~4人用のもの。
次の日は、前日に教えてもらった焚き火の仕方を思いだし、火を起こして朝ご飯の用意。焚き火は夜のイメージがありましたが、朝の焚き火も爽やかな気持ちになっておすすめです!寒いなか食べる温かい食べ物は体に染みますね。
朝食の後は、南富良野ならではのアウトドア体験!ラフティングやロードバイク、トレッキング、小枝の鉛筆づくりなど好きなアクティビティを選び体験しました。私はかなやま湖でカナディアンカヌーに挑戦!
アウトドア体験の後、閉会式が開かれ、参加者全員で記念撮影。自分が使ったテントなどを片付け、解散しました。
この二日間、キャンプだけでなく防災術も学べてとても楽しく過ごせました!
第2回は開催場所であるかなやま湖オートキャンプ場をご紹介します。
取材協力/モンベル