おやじという名のもとに集結! こだわりが詰まった「おやじキャンプ」は、やっぱりスゴかった!
ここ数年、全国各地で増え続けている冬のキャンプイベント。そのなかでも、何やら異様な盛り上がりをみせていると話題になっているのが、茨城県・大子広域公園オートキャンプ場 グリンヴィラで開催されている「おやじキャンプ」だ。今年は12月1日(土)〜2日(日)の2日間に渡って開催されたこのイベントに、GARVY編集部が潜入! やっぱりスゴかった!
今年で第5回の開催となったおやじキャンプにおいて、まずお伝えしたいのがその参加人数。第1回から徐々に増えて、今回は過去最多となる130名のキャンプを愛するおやじたちが集まった。ソロキャンプスタイルでの参加となっているが、グリンヴィラの中央にあるフリーサイトスペースを埋め尽くすほどテントが並ぶ姿はまさに壮観だ。キャンプを愛するおやじたちは、確実に増えている。
初日イベントは昼過ぎから開会式がゆっくりとスタートした。すでに設営を終えた参加者たちが集まり、グリンヴィラ・小松和人支配人作の詩の朗読にはじまり、おやじキャンプアドバイザー顧問であるユニフレーム田瀬さんの開会宣言、参加者のひとりである山口団長からおやじたちへ向けた熱い応援エールなど、一見なんだかよくわからないけれど胸にこみ上げてくるモノを感じる内容だ。熱いメッセージを送るおやじに対して、まっすぐに見つめて熱い拍手で応えるおやじたち。はやくも、このイベントならではの光景となった。おやじたちは、実に礼儀正しい。
その後は、それぞれのサイトで自由に過ごす。過去のおやじキャンプで知り合った仲間とともに、思い思いの時間を過ごしていた。それぞれのサイトには、長年キャンプを愛してきたおやじならではのこだわりが詰まりに詰まっていて、注目の新製品や自作のキャンプギアなど持参したマイギアについて時間を忘れて仲間と熱く語り合う。「この時間が最高なんだよ」と話す、ある参加者。おやじたちは、強いこだわりを持っている。
夜になり、唯一の行事であるおやじ集会がはじまったが、ここでも自由に楽しむおやじたち。焚き火を囲んで手にはグラスを持ち、おやじキャンパー同士の交流を深めていく。もちろん、料理にもこだわるのがおやじ流。手の込んだ薫製や煮込み料理などを作っては、互いに振る舞いあっていた。焚き火のにおいに混じって、常においしそうな香りが漂っているのもこのイベントならではだ。おやじたちは、ホスピタリティに溢れている。
翌日は午前中に閉会式があるだけというシンプルなイベントだが、早朝からコーヒーを楽しんだり、ホットサンドを作ったりと、優雅にモーニングタイムを過ごす参加者たち。おやじたちは、朝に強くこだわる。
閉会式では、最高齢参加者(76歳!)や親子での参加者への表彰や、イベントへの熱い思いを語るおやじたち。「また来年もここでお会いしましょう」という言葉で、第5回おやじキャンプは締めくくられた。
想像以上の盛り上がりをみせていたおやじキャンプイベント。ひとことに「おやじ」と言っても、熟練キャンパーからまだ経験の浅い参加者まで、けっこうバラバラ。年齢も20代から70代までと幅広い。それでも、さまざまなキャンパーが「おやじ」という名のもとに集まり、同じ火を囲んで仲間になっていく。その仲間と一緒に、とにかく自由なキャンプの時間を楽しんでいたおやじたち。おやじたちは、熱く、輝いていた。
イベントの様子は、以下のキャンプ場ブログでも掲載されている。綴られているおやじキャンプへの思いは、ぜひ読んでいただきたい。
http://www.greenvila.jp/blog2/archives/8119