【出張掲載】井手大介の激撮! 妄想野外CAMPプレイ「加賀谷はつみちゃんと冬の妄想焚き火キャンプ」
GARVY本誌で好評連載中のFMヨコハマ「The Burn」DJ・井手大介さんの「妄想野外CAMPプレイ」がGARVY PLUSに出張掲載! 井手さん自身がカメラマンを務め、女性ゲストと妄想多めなキャンプデートをするこの企画。今回はシンガーソングハイカー・加賀谷はつみちゃんと冬の焚き火キャンプ。本誌掲載よりも暴走気味な内容でお送りします!
焚き火を見つめる訳アリな2人 いつもの妄想が大暴走!?
12月初旬。東京若洲公園キャンプ場にて開催されたイベント「焚火クラブ」。会場には数十台の焚き火台が置かれ、参加者は自由に薪を燃やして楽しめる。今回の妄想CAMPデートはこのイベントでライブを披露した、シンガーソングハイカー・加賀谷はつみと繰り広げた。
ザバーン登山部メンバーであるはつみとは、何度も一緒に山に登った仲だ。登山のすばらしさ、厳しさをともに味わった仲間。自然を愛する心、山への向き合う気持ちなど勉強になることも多く、リスペクトしている。いつもは笑顔がトレードマークのはつみの様子が、この夜は違った。
SOTOのステンレスダッチオーブンでぐつぐつ煮込んだおでんはうまい。寒い野外ではなおさらだ。ogawaのツインピルツフォークをシェルターにして、幾分外よりも暖かいテント内ではつみに笑顔が戻った。仲間と一緒に食べるとさらにおいしくなる。しかし笑顔の間に一瞬表情が素に戻る瞬間を僕は見逃さなかった。
「外の空気吸ってこようかな」
立ち上がった彼女の後を追わなきゃいけない気がした。
「俺も行くよ」
会場は焚火だらけ。人混みから離れた焚き火を見つけて座った。炎のピークを超えて熾き火の状態がぼんやりと光る。しばらく無言で見つめた。
「熾き火の状態っていいよね」
「私も好き。燃え上がっている時には決して出せない魅力があるじゃない」
赤く照らされる寂しそうな表情にドキッとした。
「こんなに寒いのに……ここから離れられない暖かさ……もう若い男に振り回されるのは疲れたの……」
暗くても潤んだ目に反射した炎の光を僕は見逃さなかった。
「抱いて……」
「え、俺たちにはお互い守らなきゃいけないアレがあるじゃないか」
「今夜はいいの! この優しい炎のように暖かく包んで!」
肩を抱いた。向こうには野外風呂がある。
「お風呂入ろ!」急な提案に驚くと
「なにバカなこと考えてるの? 裸になるわけないじゃない。みんなに見られるでしょ」
いつの間にか彼女のペースになっている。
足湯ですっかり温まった。
「そろそろみんなのところに戻って飲み直そう」とはつみに促した。
「井手さんのテントにいこ」
その後の会話は覚えていない。夜の焚火クラブは燃えていた。
※フィクションです。