【南富良野・手ぶらでキャンプ体験レポート】第5回 カナディアンカヌーに乗ってみました!
※このイベントは、緊急事態宣言前の昨年10月末に開催されました。
こんにちは! ガルヴィ編集部のシシハラです。
昨年、北海道・南富良野にあるかなやま湖オートキャンプ場で行われた「南富良野手ぶらでアウトドアキャンプ」イベントレポート。第5回はアクティビティ体験で行ったカナディアンカヌーについてご紹介します!
最初に、みなさんは「カナディアンカヌー」と「カヤック」の違いってご存知ですか? 同じように見えてじつはこの2つは違うものなのです。
その違いはズバリ、使用する水を漕ぐパドルのブレード!
カナディアンカヌーはブレードが片方だけのもの(シングルブレードパドル)、カヤックはブレードが両端に付いているもの(ダブルプレードパドル)を使用します。漕ぎ方も違うので、初めはツアーや体験会などで正しい漕ぎ方やセルフレスキューの方法などのレクチャーを受けましょう!
今回、私たちはかなやま湖オートキャンプ場のすぐ近くにあるかなやま湖でカナディアンカヌー体験をしました。
ちなみに、かなやま湖は昔、金が取れたらしく「金山湖」と呼ばれていたそうです。もともと南富良野町に入植してきた人は金をとりにきたのだとか。「今でも金がとれるかも?」とガイドさんが笑って教えてくれました。
さて、カナディアンカヌーのガイドをしてくれたのが
ガイド歴30年の新野さん。
おもしろおかしくカヌーの乗り方を教えてくれました。
新野さんは、もともと大阪の出身で、前職を辞めて南富良野町へ。はじめは1年くらいいるつもりが、知らない間に30年になっていたそうです(笑)。「30年間で大阪に帰りたいと思ったのは、トータルで2分くらい!」というほど南富良野町愛がすごくある方です。
始めに、大人から子供までライフジャケットを着用。
安全第一!
その後、全員で集まり、新野さんからパドルの使い方をレクチャーしてもらいました。
カナディアンカヌーは、乗っている人全員が進行方向を向いて乗ります。水に浮かべるととても揺れやすいので、乗るときや降りるとき、立ったり、席を交代したりするとひっくり返ってしまうことが多いそうです。そのため、乗るときは注意が必要!
コツはパドルをカヌーに置き、体重をパドルにかけてお尻を低くしながら乗ること。必ずシートの真ん中に座るようにします! ヒザを広げて座ると安定しますよ。漕いでいるとだんだん片方に体が寄っていってしまいそうになりますが、そうすると転覆の危険が……。
ちなみに、夏は修学旅行でやってくる学生のお客さんも多いらしく、関西の男子高校生だと、3割はひっくり返るそうです(笑)。
カナディアンカヌーは必ず、前に座った人が右を漕いでいたら、後ろは左を漕ぐ。必ず対角で漕ぐようにします。
漕ぎ方の基本は
・前漕ぎ
パドルを立てて、できるだけ前方の水面に入れて、後ろに引っ張っるように動かす
・後ろ漕ぎ
パドルを後ろの水面に入れて、そこから前にもってくる
・ブレーキ
自分の真横にパドルを立てる
・船の向きを変える
カヌーは漕いだ方向の反対に回るので、ブレーキを応用して回る
陸の上での練習は簡単なのですが、いざ湖の上でやってみると意外と難しい! 他のカヌーにぶつかったり、クルクル回ってしまったり……。
3人乗りは2人で漕いでるほうに回ってしまうので 特に力加減が難しそうでした。
11月始めはカラマツの紅葉が全盛期で景色もとても美しかったです。北海道の紅葉が遅くてラッキーでした。
こちらのご家族はカナディアンカヌーに乗るのは初めてだったそう! 「バランスがとりにくく漕ぐのが難しかったけど、とても楽しかったです」と話していました。
みなさんも南富良野にきたら、ぜひ挑戦してみてください!
でも、冬は湖が凍ってしまうらしいので要注意です。
その場合はワカサギ釣りができるのだとか。
それはそれでとても楽しそうですね!
次回は南富良野町の魅力についてご紹介します。
協力=モンベル
NPO法人南富良野まちづくり観光協会
南富良野町振興公社