雑誌1冊分の重さながら丈夫「アディロンダックのマイクロチェア」
アウトドアメディアを中心に活躍するフォトグラファー・野呂美帆さんが、普段の生活にも取り入れたいアウトドアアイテムを紹介。今回は、重さ約500グラムと軽量ながら丈夫な「アディロンダックのマイクロチェア」です。
キャンプやバーベキューの必需品、アウトドアチェア。みんなで共有するテーブルや焚き火台は持っていなくても、マイチェアは欲しくなるもの。そこだけは自分のテリトリーかのような安心感があり、思う存分座っていられる。今では種類も増え、ハイチェアやローチェア、リラックスタイプのものまで数多く揃っている。
用途や場所、運ぶ手段によって使い分けることを考えると色んな種類が欲しくなるもの。しかしそんな気持ちをぐっと堪えて、今はふたつのチェアを使い分けている。一つはヘリノックスのチェアワン。軽くてコンパクト、座り心地も抜群。キャンプ場でよく見かけるだけあってトータルバランス抜群。
もう一つはアディロンダックのマイクロチェア。こちらはさらにコンパクト。雑誌1冊分の重さと同じ、約500グラム。これほど軽量なのにとても丈夫。
一見すると、トータルバランスの良いヘリノックスの出番が多そうだが、日常を含めるとマイクロチェアの方が頻度が高いように感じる。“無くてもいいけどあったら便利”という状況にとても強い。
例えばガーデニング。土の入れ替えや、鉢の交換など、意外と時間がかかり気が付くと足が痺れていたり、腰が痛くなったりする。マイクロチェアに座りながら手を動かすことで身体への負担が少なく、ゆっくり丁寧に作業できる。
その他には釣りや花火鑑賞。ピクニックではシートを広げることが多いので出番がないと思いきや、テーブルとしても活用できる。座面がピンと張っているのでとても丈夫。缶ビールやおつまみくらいなら乗せても全く問題ない。
そして最近知ったのがヘリノックスとのダブル使い。ヘリノックスに座り、オットマンとしてマイクロチェアに足をかける。それだけでとても贅沢な時間が味わえる。もうオットマン専用に買ってもいいんじゃないかと思うほど。あらゆる場所、あらゆるタイミングで、痒い所に手が届くようなアウトドアチェア。持っていても損は無いはず。
TEXT / 野呂 美帆(フォトグラファー)
この記事は、日常・非日常問わず、暮らしが豊かになるようなアイデアを提案するメディア『日非日非日日(にちひにちひにちにち)』からの転載となります。