機能抜群なドリンクボトル「ナルゲンボトル」保冷剤や湯たんぽ代わりにも
アウトドアメディアを中心に活躍するフォトグラファー・野呂美帆さんが、普段の生活にも取り入れたいアウトドアアイテムを紹介。今回は、「ナルゲンボトル」の様々な使い方をご紹介。
値段も手頃で、アウトドア感満載なナルゲンボトル。山登りを始めたころ真っ先に買ったのを覚えている。軽くて丈夫で、カラーやデザインも豊富。アウトドア好きなら誰もが知っていて、みんなひとつは持っているんじゃないだろうか。
あまりにシンプルな作りなので見落とされがちだが、実は機能性抜群なドリンクボトルだった。
アウトドアでよく見かけるTRITANというシリーズ。ナルゲンを代表するボトルで、ループキャップが特徴的。本体の耐冷耐熱温度が−20℃~100℃までと広く、凍らせても熱湯入れても破損や変形の心配がない。そのおかげで1年を通して様々な使い方ができ、寒さや暑さから身を守ってくれる。
例えば、肌寒い季節のテント泊。あるもの全て着込んで寝ても、足先はなかなか温まらなかったりするもの。そんな時はボトルに熱々のお湯を入れてタオルなどでくるめば、即席湯たんぽの出来上がり。寝つきも良くなり、翌朝の目覚めも違ってくるはず。
夏のキャンプには、飲み物を入れてあらかじめ凍らせておく。そのままクーラーボックに入れて保冷剤にするのもいいし、おでこや首元を冷やすアイスノン代わりに使っても良い。
そして、その他のシリーズにも共通するのがパッキンなしの高い密閉性。コーヒー豆やスパイス、パスタなども酸化や湿気から守ってくれる。もともと研究向けに開発されたというナルゲン。そのため安心安全な原料から作られており、食材や調味料を入れても心配なし。ドリンク用、フード用と分けておけば使い道は無限に広がるだろう。
アウトドアが盛んなアメリカ生まれのナルゲンボトル。いかにも“MADE IN USA”なタフさとシンプルさ。そこに安心も加われば、これはもうドリンクボトルの究極の形ではないだろうか。
TEXT / 野呂 美帆(フォトグラファー)
この記事は、日常・非日常問わず、暮らしが豊かになるようなアイデアを提案するメディア『日非日非日日(にちひにちひにちにち)』からの転載となります。