和歌山の名店「オレンジ」新店舗はアイテム20,000点!
関西のアウトドアショップとして、屈指のアイテム数を誇る和歌山の「オレンジ」。定番品からガレージブランドまで、一歩お店に入るとそのアイテム数に圧倒されること間違いなし。ローカルなエリア発ではありますが、全国にファンを抱え、積極的なサービスを展開しています。アウトドア スパイス”として登場した「ほりにし」が大ヒット。関東にもお店を抱える注目のショップです。そんなオレンジが、また新たな店舗をオープンさせました。
場所は三重県多気町。国内最大級の商業施設として7月にグランドオープン。周囲を自然で囲まれていながらも、ホテルや温泉施設が整っており、1日中楽しめるのが同施設の魅力。約70店舗が入る[癒・食・知]をテーマにした商業リゾート施設です。オレンジ代表の池田道夫さんにオープンの心境を聞いてきました。
今回の店舗では、山を表現したいと思っていました。アイテム数も2万点を超えているので、インパクトはしめせたかと思います。僕たちは、人口1万7千人ほどの和歌山県かつらぎ町に本店を構えているのですが、ここではワクワクドキドキする店舗づくりをしていてて、それを今回も継承しています。ホームセンターに出かけると不思議とワクワクするような。(笑)
ペンドルトンの日本初のオフィシャルショップがショップインショップとして入っているのがポイントですかね。ヴィソンでの開店にはさまざまな経緯がありましたが、商圏がその地域にあるから出店するのではなく、自分がやりたいかどうかがポイント。そこでお店をすることで喜んでくれる人がいるかどうかが大事。商売の基本のところですよね。なので、どんなに辺鄙な場所でも出店することはありますし、それでもお客さんがわざわざ来てくれるような店舗づくりをしなければならない。それが我々の責任だと思っています。
今回のヴィソンには、ライフスタイル系の店舗もたくさんあります。幅広い年齢層の方にオレンジにも来ていただきたく考えています。フラッと入ったお店で物欲のスイッチが入る瞬間ってありますよね。そんな仕掛けをつくっていきたいです。ヴィソンに来られたお客さんがそういった思い出を残してもらえると嬉しいですよね。
リアル店舗だからできることがあると思っています。ECサイトも大事ですが、キャンプやアウトドアって基本的にはコミュニケーションが伴うもの。なので、店舗でのホスピタリティは重視しています。顧客満足度が大事なんです。店舗に覆面調査を派遣して、お客さんへのサービス向上はしっかりやっています。売り上げ至上主義でやろうと思うと、資金力ある大きな会社がどうしても勝ってしまいますから。我々は顧客満足度を上げるところで勝負したいんです。今回のお店のディスプレイやコーディネートなんかは手作り感ありますよ。スペースがあるので、いろんなアイデアを出してやっています。
たくさんの方にお店に来ていただいて、色々とお話させていただきたいですね。ECでキャンプアイテムが買えるようになって、キャンプがブームとなりました。ただ、アイテムだけ持っていてて、テントの立て方がわからない、ランタンの付け方がわからない、というシーンがあります。本来なら、お店がそういった部分をフォローしなきゃなんですよね。以前なら、山屋みたいなところがあって、アイテムの用途や注意点などを教えてもらいながら購入していましたよね。そういった部分を担えるお店にしたいと思っています。