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コラムの記事一覧(64件)

ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜オンウェー泉里志代表インタビューその1〜
ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜オンウェー泉里志代表インタビューその1〜
オンウェーの歴史1995年、輸出入をメインとする商社として創業。時間があるときに請け負ったあるファニチャー工場の検品仕事をきっかけに、よりよい品を作ろうと一念発起し、製品開発がスタート。以降、ハイテク素材の使用、大胆な発想でファンを獲得している。泉里志 代表取締役商社勤務ののち、1995年オンウェー株式会社を設立。大規模プロジェクトに参画する合間に、独創的なファニチャーを発表し、グッドデザイン賞を7回受賞している。目指すのは100年続くファニチャー作り休日は、商品テストを兼ねて自社製品を持ち出し、屋外でのんび り過ごすという泉さん。「テント経験はほぼありません。若い頃 は何も持たずに山中で過ごすサバイバル経験はありますがね」キャンプ用チェアは、その人のキャンプスタイルを表現するアイコン的な役割を担っている。留守中のサイトであっても、たくさんのグラウンドチェアやベン チが並んでいると、仲よし家族だと想像できる。ローバーチェアがあれば、使用感からキャンプ歴が長いのか、無骨を演出しているのかをイメージできる。キャンプサイトの要といえるチェアだが、家族全員分のチェアをそろえるとなると、なかなかの出費となる。そのため最初は「座れたらなんでもいい」と安価なチェアを選び、使っているうちに重い、 かさばる、痛いと不満噴出。美しくて座り心地のいいチェアがあるはず......と探し求める。これがチェア沼。そんなチェア沼に陥った人を一発納得させるのがオンウェーだ。 オンウェーが目指すのは“100年続くファニチャー”作り。「かつて大手マッサージチェアメーカーの人に、いい椅子の定義をたずねたところ、“2時間の映画を見終わっても疲れを感じない椅子”と、答えが返ってきました。これをヒントに開発したのがディレ クターチェアです」(泉さん)旧来のディレクターチェアは、パーツが多くて重い。しかし、オンウェーでは背から肘掛け、脚を一体化した片側フレー ムを作れば、軽量化を図れることに気づいていた。その上で疲れにくい肘掛けや座面、背もたれの角度、重力分散などを細かく検証して当てはめ、独自構造のディレクターチェアを発明したという。「座り心地とともに軽量化を実現して、世界累計100万脚販売という大ヒットになったんですよ」(泉さん) 2005年までのオンウェーの代表作を集めたポスター。一度は目にしたことのある製品ばかり。そう語る泉さんの机には、いくつものミニチュアファニチャーが並んでいる。美しい曲線と座り心地が印象的なディレクターチェアをはじめ、オンウェーではこれまでにいくつものファニチャーを生み出した。一貫しているのは「構造重視」の開発。ユーザーの使用シーンをイメージし、使いやすい構造を考える。その結果、生まれるのが合理的な美しさというわけだ。そして、その構造を考え、自ら試作するのが代表を務める泉さん。オンウェーブランドが誕生する前より、開発したものを他社に供給しており、作品数は優に100を超えるという。インタビューその2に続く聞き手/大森弘恵写真協力/オンウェー
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ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜アウトサム谷内理代表インタビューその1〜
ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜アウトサム谷内理代表インタビューその1〜
テントファクトリーの歴史2012年創設。キャンプスタイルを象徴する“テント”、そして、商品作りへの思いを込めた“ファクトリー”を組み合わせてブランド名に採用。当初は木製ファニチャーが中心だったが、現在はカテゴリーを拡充。テントが売り上げの6割を占め、ブランド名どおりテントがブランドの顔となっている。谷内 理代表商社で培った人脈を活かし、2012年に独立して株式会社アウトサムを設立。素材・機能は妥協せず、細かな無駄を排除することで“手に取りやすい価格”にこだわっている。バイヤーが放ったひと言 〝このテントは安すぎる〟テントファクトリーの勢いが止まらない。来年10周年を迎える若いブランドだが、手に取りやすい価格と満足のスペックでキャンプを始めたい人をサポート。通販でしか購入できないブランドだったが、商品を見て、触れて確かめられるアウトドアショップでの取り扱いが、飛躍的に伸びているという。ウッドラインシリーズは商社時代に訪問して感銘を受けた米国ブランド・バイヤー社への思いから企画した。「でも、事務所はワンルームで、スタッフは私だけ。通販中心でここまでやってきましたが、地図アプリで住所を検索したらマンションが表示されるんです から、取り引き先に驚かれることもありましたよ。それなのに、今では燃焼器具 以外はたいてい扱う総合ブランドになりました。うれしいですね」(谷内さん)飛躍の理由は、コストパフォーマンスの高さにほかならない。 「2016年の4シーズントンネルテントを見たあるバイヤーさんが放った“この品質でこの価格は安すぎる”という言葉で自信がつきました」(谷内さん)商品テストを兼ねたカタログ撮影。現在はほぼすべて、テント ファクトリーの製品でイメージづくりが可能になったという。ファミリー向きのルームテントは10万円超でも珍しくないが、 シーズントンネルテントは約5万円。設営しやすく、それでいてほぼ半額なのだからバイヤーが驚くのも当然だ。「もともと商社に勤務していて国内外の販売先やメーカー、工場の人たちと交流していました。これが楽しくて。やりがいもありました。 けれども、どの企業もそうでしょうが歳を迎えるにあたり、現場から管理へと仕事が変わります。今後も人や企業同士の交流を続けたいと独立を決意。商社ではいろいろな分野を扱ってきて、もっとも得意で成功したアウトドア分野で勝負しようと考えたのが、テントファクトリー誕生のきっかけです」(谷内さん) つまり、テントファクトリーはブランド創設当時から、国内外の腕利きの工場と交渉できた。しかも長年の交流で生まれた信頼から、初年度から製造を依頼できたというのだ。とはいえ、老舗ブランドと同じ工場で製造しているのに、なぜそれよりも低価格となるのだろう? 数の勝負なら新しいブランドよりも老舗ブランドのほうが圧倒的に有利なはずだ。インタビューその2へ続く聞き手/大森弘恵写真協力/アウトサム
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ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜新富士バーナー山本晃社長インタビューその1〜
ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜新富士バーナー山本晃社長インタビューその1〜
新富士バーナーの歴史1978年、愛知県で工業用バーナーのメーカーとして新富士バーナー創立。1990年発売の工作用ポケトーチがキャンパーの間で話題となり、1992年にSOTOブランドが誕生した。以降、日本の気候にマッチするステンレス製のツーバーナー、2001年に商品化された世界初プラチナ発光ランタンなど新たな試みに挑戦し続けている。山本 晃社長 山本始氏が立ち上げた新富士バーナーを引き継ぎ、2007年より社長に就任。火のもつ力を、だれもが安心・安全に享受できる製品開発に心血を注ぐ。趣味は山歩き、釣り。アウトドア用品開発のきっかけとなった“ポケトーチ”2009年のマイクロレギュレーターストーブの発表時、海外メディアによる「日本にはこんなに素晴らしいメーカーがあったのか」という称賛の言葉で世界デビューを飾った新富士バーナー。以降、MUKAストーブ、ウインドマスターなど国内外で話題となる製品を発表し、キャンパーや世界的登山家らをサポートしているが、もともとは工業用トーチを製造するメーカーだ。SOTOブランド誕生のきっかけとなったポケトーチ。現在もアップデートして販売中のロングセラーでベストセラーだ。 「草焼き用のバーナーやライターを燃料とするポケトーチを作っていました。ポケトーチは工作用を想定していたのですが、1990年代はじめにポケトーチがキャンプで使えると口コミで広まって。それからキャンプを意識した製品開発が始まりました」 当時、キャンプでは風に強いターボライターやオイルライターが使われていたが非喫煙者が手にするには高額だし、ガスやオイルを充塡するのも面倒だ。そんな状況下、ポケトーチは手に入りやすい100円ライターを装着するだけで風に強いパワフルな炎を得られるのがこの上ない強み。ホームセンターの工作コーナーでポケトーチを手に取ったキャンパーはその使いやすさを自慢せずにいられなかったのだろう。液体燃料を使うストーブはプレヒートが不可欠だが、これが面倒だしカーボンの詰まりも不安。最後発のSOTOは、ユーザーの不満と不安を解決する新型ガソリンストーブを開発し高評価を得ている。 「若い頃から山歩きをしていて、家族でキャンプにも行っています。海外ブランドのいろんな燃焼器具を使ってきた経験もあり、もっと日本の気候にあった燃焼器具を作れないかという思いもあり、アウトドア用品の開発に踏み切ったんです」 そうして誕生したのがSOTOブランド。ガルヴィ創刊の翌年、1992年のことで、山本社長自ら編集長のもとへ出向き、新製品のお披露目や相談をしていた。 「今は広報担当社員がメディア対応していますし国内外の展示会にも出展していますが、それまではガルヴィとのイベント“キャンプで会いましょう”で最初に新製品を披露して皆さんの声を聞くのを目標にして開発していたんです。昨年〜今年はイベント出展を自粛することに決めて展示会もオンライン。声を直接聞けないのが寂しいですが、お会いできる時期が来るのを楽しみにしています」米国バックパッカー誌のエディターズチョイススノー2011受賞の盾。「持ち帰るときに空港でスキー板を1本忘れたのかと驚かれました」。インタビューその2へつづく聞き手/大森弘恵写真協力/新富士バーナー
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【サバイバル】姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第6回 お庭で燻製&アヒージョ(後編)【キャンプ】
【サバイバル】姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第6回 お庭で燻製&アヒージョ(後編)【キャンプ】
こんにちは、姫乃たまと酒です。「「「「こんにちは〜」」」」突然ですが、私は左から2番目のボトル「ラフロイグ」が大好き。スコットランドのアイラ島でピート(泥炭)を燻して香りづけをしている、非常にスモーキーなウイスキーで、わかりやすく言うと“液状のおいしい正露丸”です。この説明だと、飲んだことのない人は不思議な表情になるのですが、飲んでみると「おいしい正露丸だなあ」となるはずです。今日はラフロイグが飲みたくて燻製をしているといっても過言ではありません。が、私のミスにより、1時間近く「ようかいけむり」程度の煙しか出ていない状態でスモークハウスを放置してしまったので、ここからちゃんと1時間燻していきます。 ……よし、飲むか。焦る必要はないのです。「何もしない」をするためのお庭キャンプなのだから!よーし、飲むぞ(2回目)。世界で一番好きな酒!ラフロイグは割るともったいないかなあと思いつつ、私はハイボールにするのが大好きです。これが水と並んで一番好きな飲み物で……いや、でも赤ワインも好きだし、焦がし麦焼酎も好きだな。お酒に一番とか優劣つけようなんて百億年早いわ!でも、なかでもラフロイグが好きな理由のひとつは、「フレンズ・オブ・ラフロイグ」っていうクラブがあって、ボトルを買ってオンラインで登録するとアイラ島の土地を一平方フィート(30㎠くらいの面積)貸してもらえるんですよ。(詳しくはラフロイグ公式サイトを参照)私の土地もアイラ島にあるそうで、行ったことも見たこともないのですが、でもそこにあるらしいという事実がすごく楽しい。こうして庭で過ごすようになってから、「この何もしない時間と、アイラ島の小さな土地は似ている」と思うようになりました。東京には自宅と駅とお店しかなくて、私の頭の中の地図はずっとそのスポット同士を繋ぐ点と線で出来ていました。でも庭で過ごすことによって、どんな場所にもぼうっと立ち止まっていいんだと気づいたら、地図の中でただの線だと思っていた、なんでもない路地が、すべて意味のある身近な場所に変わったのです。世界が拡張されたようで、その時ふと、確かに地球上のどこかにあるらしいアイラ島の土地を思い出しました。これ、まったく宣伝とかじゃないんですが、これを書いたことにより酒造からお金をもらえたりしませんでしょうか(しません)。まだかな、まだかな。ちょっとだけ扉を開けて、煙を嗅ぎながらハイボールを飲んだり、箱を抱えて飲んでみたり。密閉していたほうが効率よく燻されそうですが、時間はあるので構いません。ぱたぱた。そして約1時間後。完成〜!!!(した気がする!)煙の量が最初の比じゃない。ふあああ、気分が上がるう!気分が上がり過ぎてホワイトホースのハイボールに煙を入れて飲んでみました。「入れて」といっても、グラスにふんわりとかける程度なので、変化はまったくわかりません。でもテンションがさらに上がったので、オールOKです!見た目に大きな変化はないけど……燻製って、パッと見はあまり変わらないところが、いじらしくていいんですよね。でも乾いてぎゅっと旨味が増して、スモーキーになっているところがたまりません。数十年越しに同窓会で再会した同級生みたいです。「変わらないね。でもやっぱり素敵になったね」って感じがします。まだ同窓会やったことないけど。よし、食べるぞ。食べたぞ。まずはホタテから!燻されてた〜!燻すと水分が飛ぶので、指でつまんで食べやすくなるのも好きです。食材がより気軽で、親しい感じになります。今回は桜のスモークウッドを使ったので華やかな香りでしたが、木の種類が違うと印象もかなり変わります。燻製用の木材といえば、桜のほかにカエデやヒッコリーなんかが思い浮かびますが、何を使ってもいいんでしょうか。たとえば、そのへんに落ちてる正体不明の木の枝のミックスとかでもいい匂いになるのかな(すごくならなさそうだけど)。庭の枝先も芽吹いてきました。はー、やっぱり燻製とラフロイグの組み合わせは最高。ホタテとかたくあんとか、もともと風味が強いものもおいしいですが、プロセスチーズみたいに癖の少ないものだと、おいしさがわかりやすい!よって、今回用意した食材の中ではタラが大正解でした。おいしいー。幸せー。地面にもお花の姿が。庭の草木は芽吹きはじめ、花が咲き、季節の移り変わりを感じます。春ですね。燻製おいしかったよ。【次回予告】のんびり飲み食いしている間にNちゃんと盛り上がり……お庭を離れて遠征したいなぁという話に! もしまだお庭にいたら、計画が先延ばしになったんだなと思ってください。【使用製品】ファイアーストーム/サイドテーブル付デッキチェア/ナチュラルウッドロールテーブルクラシック110(いずれもコールマン)撮影協力:コールマン ジャパン℡.0120-111-957(月~金10:00~17:00www.coleman.co.jp【プロフィール】姫乃たま(ひめの たま)@Himeeeno1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。同年4月に地下アイドルの看板を下ろし、文筆業を中心にトークイベントにも数多く出演している。2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー)を出版。著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)、『周縁漫画界 漫画の世界で生きる14人のインタビュー集』(KADOKAWA)など。音楽活動では作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『パノラマ街道まっしぐら』『僕とジョルジュ』などがある。HP:http://himenotama.com/これまでの連載はこちら第1回:竹を刈って流しそうめん(前編)第2回:竹を刈って流しそうめん(後編)第3回 お庭でコーヒー&ホットサンド(前編)第4回 お庭でコーヒー&ホットサンド(後編)第5回 お庭で燻製&アヒージョ(前編)
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ガルヴィ30周年特別企画「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜キャプテンスタッグ高波文雄社長インタビューその3〜
ガルヴィ30周年特別企画「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜キャプテンスタッグ高波文雄社長インタビューその3〜
キャプテンスタッグの歴史1967年、高波文雄さん、久雄さん兄弟が地元新潟で「パール金属」を設立。1975年にアメリカで見たバーベキューに衝撃を受け、バーベキューコンロ開発に取り組み翌年発売。これがキャプテンスタッグブランドのはじまり。当初はパール金属の一部門にすぎなかったが、2012年に株式会社として「キャプテンスタッグ」が独立した。高波文雄社長地元の金物商品を販売するために兄弟で起業。3層鋼キャンピングクッカーなど、職人の技術を生かした製品開発を推進している。良いものを作り、店舗を通じて全国に発信したいキャプテンスタッグは創業当初から“ないものは作る”を信条に、今も数多くの製品を生み出しており、高波社長はまるで発明家のよう。そして高波社長の発想力だけに頼るのではなく、キャプテンスタッグ社員も自身の経験をヒントに製品を作りヒットを飛ばしているという。「製品パッケージにQRコードを付けて、使い方やレシピを見られるようにしました。社員のアイデアでお客様からわかりやすいとの評価を得ています」いち早く自宅でテントの中も外も確認できるパノラマVRに取り組んだことも記憶に新しい。「動画の力はスゴイんですよ。カマドスマートグリルB6型は、バイク好きの社員が小さなカマドがほしいと言って作った製品。売れるとは思っていなかったのですが、動画サイトで紹介されて以降、売上がぐんと伸びました。ここがダメっていうことも事細かにレビューしてくれて、それに共感した人が手にとってくれたんですね」今もB6まわりで足りないものを形にしたB6関連製品は、作れば売れる状況だという。アルミロールテーブルもしかり。発売から20年近くたった今、SNSで“キャプテンスタッグのアレ”と呼ばれるようになり、指名買いされる愛され商品になっている。「1995年にアウトドアライフショップ、WESTをはじめました。アメリカのREIのような幅広い品ぞろえで体験もできるような店を作りたいと思い、キャプテンスタッグに限らず国内外のブランドを扱っています」「三条店には公式コンペにも使われるボルダリングウォールを作っていて、国内大会の予選会場になっています。長岡店にもキッズクライミングウォールを設けて多くの子が気軽に挑戦していますよ。あとね、長岡店と上越店にはキャプテンスタッグの食器を使って食事を提供するWEST CAFEを併設しました。これも社員のアイデア。カフェを作ったところでどうなるんだ?と思っていたら、なんと製品の売上も伸びるんです。これは驚きでした」SNS時代を先取りし、いち早く社員が積極的にSNSで発信する一方、リアル店舗「WEST」、サテライトショップ「キャプテンスタッグスタンド」で身近に世界観を体験できる場を設けている。また、キャプテンスタッグには全国にアンバサダーがおり、イベントや活動拠点で製品を使って製品のおもしろさを広く伝えている。アウトドアガイドだけでなく、MTBライダー、ダンサー、オートバイレーサーなどオリンピアンを含むトップアスリートの名がズラリと並ぶ。中にはマスコット犬のトロくんも。アンバサダーを擁するブランドはほかにもあるが、これだけ幅広い人選は珍しい。それだけ扱う製品が幅広く、キャンプシーン以外でも使いやすい設計となっているのだろう。「いろいろなことに手を広げているように見えるかもしれませんが、キャプテンスタッグが一番大切にしていることはものづくり。良いものを作ることが第一です。そのうえで今後はキャプテンスタッグの専門店を作り、全国の人に気軽に手にとってもらえるようにしたいと考えています」
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ガルヴィ30周年特別企画「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜キャプテンスタッグ高波文雄社長インタビューその2〜
ガルヴィ30周年特別企画「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜キャプテンスタッグ高波文雄社長インタビューその2〜
キャプテンスタッグの歴史1967年、高波文雄さん、久雄さん兄弟が地元新潟で「パール金属」を設立。1975年にアメリカで見たバーベキューに衝撃を受け、バーベキューコンロ開発に取り組み翌年発売。これがキャプテンスタッグブランドのはじまり。当初はパール金属の一部門にすぎなかったが、2012年に株式会社として「キャプテンスタッグ」が独立した。高波文雄社長地元の金物商品を販売するために兄弟で起業。3層鋼キャンピングクッカーなど、職人の技術を生かした製品開発を推進している。道具にあふれた今も“足りない”ものだらけ1990年代に入ってからも、今となっては当たり前となった開くだけで準備ができるV型コンロ(アーガスV型バーベキューコンロ)、虫よけ効果をもたせたメッシュ付きタープ(ラニーメッシュタープ)、ビーチパラソルよりも効率よく日陰を作れる自立式のサンシェルターなどキャプテンスタッグは“日本初”を連発している。「ラニーメッシュタープ」は高波ファミリーがキャンプをしているときに、息子・洋介さんが発した「虫がイヤ」をヒントに開発。これは日本におけるスクリーンタープの第一号だ。「ブランド力が高まったと感じたのはガスバーナーの開発からでしょうか。今でこそSOTOやスノーピークなどいろいろなメーカーが作っていますが、日本ブランドのバーナーはカセットボンベ式ばかりで、いわゆるダルマ型のガスボンベはコールマン、EPI、プリムス、キャンガスなど海外ブランドしかありませんでした。そこでいち早く日本ブランドのダルマ型ガスボンベ開発に取り組んだんです」十八番の足りないものは作るがここでも発揮されたというわけだ。「ご存知の通り、日本でガス製品を開発するのは非常に大変。世界一厳しいと言われる検査機関を通さなくてはならないのですから。とくにガスボンベは厳しくて、検査官にここがダメと指摘されては改良するの連続。1年かけてようやく製品化にこぎつけました。大変な仕事でしたが、あれよあれよという間に全国の店にロゴが入ったガスボンベが広がり、店先にロゴ入りののぼりが立っていく様に感激したものです」現在のキャンプ場を見回してみると、テントや寝袋だけでなく、ポータブル電源と家電など収納ボックスにあふれんばかりの道具を持参しているキャンパーが多い。足りないものを見つけるのが難しい時代と思えるのだが、それでもキャプテンスタッグからは毎年続々と新製品が投入されている。シェラカップ関連製品がヒット「たとえばシェラカップはキャンパーならだれもが持っている道具です。シェラカップ型ザル、シェラカップで調理するためのフタ、まとめて持ち運べるスプーンやケースなど関連製品を作ったところ、どれも大きな評判となっているんですよ」写真はシェラカップといっしょに持ち運べる「シェラカップスプーン」、そしておろし金など忘れがちな調理道具がまとまった「シェラカップ調理器 調理器セット」。ほかにも「すくえるボウル・ザルセット」「シェラカップ用フタ」「シェラカップケース」など、シェラカップひとつで関連小物のバリエーションが次々に生まれているのだから恐れ入る。インタビューその3へ続く
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ガルヴィ30周年特別企画「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜キャプテンスタッグ高波文雄社長インタビューその1〜
ガルヴィ30周年特別企画「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜キャプテンスタッグ高波文雄社長インタビューその1〜
キャプテンスタッグの歴史1967年、高波文雄さん、久雄さん兄弟が地元新潟で「パール金属」を設立。1975年にアメリカで見たバーベキューに衝撃を受け、バーベキューコンロ開発に取り組み翌年発売。これがキャプテンスタッグブランドのはじまり。当初はパール金属の一部門にすぎなかったが、2012年に株式会社として「キャプテンスタッグ」が独立した。高波文雄社長地元の金物商品を販売するために兄弟で起業。3層鋼キャンピングクッカーなど、職人の技術を生かした製品開発を推進している。「バーベキュー文化を広めたい」という思いからはじまった事業キャンパーからいつしか“鹿番長”と呼ばれ、愛されているのが新潟・三条市に本拠地を置く「キャプテンスタッグ」だ。キャプテンスタッグの取り扱い品目はテントからクッカー、ガス製品、カヌー&SUP、自転車に至るまで幅広くその数は4000点以上におよぶという。ここまで幅広く製品を扱えるのは、新潟県内は自然林が豊富で林業、木工が盛ん。そのうえ燕三条エリアは腕の立つ金属加工工場が林立しており「ここで作れないものはありません」と高波社長は胸を張る土地柄、そしてモノづくりを続けてきた上で得た海外工場との太いパイプがあるからこそ。キャプテンスタッグの歴史を紐解くと、製品第一号となったのは日本初のバーベキューコンロ。1970年代初頭、高波社長がアメリカで見た、裏庭ででっかいバーベキューコンロで肉を焼いて楽しむ家族の姿に衝撃を受け、日本でもバーベキュー文化を広めたいと考えたのがキャンプ用品を扱うきっかけだという。日本で初めてオートキャンプを紹介したと言われているのは、1926年の『キャンピングの仕方と其場所』(鉄道省運輸局編・実業之日本社発行)だが、日本オート・キャンプ協会(現在は日本オートキャンプ協会)が発足したのが1969年のこと。高波社長がアメリカのバーベキュー文化に衝撃を受けた1970年代初頭といえば、高速道路の整備が進むもクルマはまだまだ高嶺の花で、ごく一部の人達がオートキャンプを楽しんでいたにすぎない。「バーベキュー」という概念がない中での製品開発「当時、外で家族と遊ぶといったら花見くらいのものでした。バーベキューという概念がない中での開発ですから、玄関マットを網にみたてて試作し、販売にこぎつけたのがジャンボバーベキューコンロA型です」玄関マットのブラシを取り除いた網からスタートしたため、網のサイズは60×40cm。裏庭に据え置くアメリカのバーベキューコンロとは異なり、日本の生活様式に馴染むよう持ち運びやすいトランク型だったそうで一躍評判となった。しかし、これで満足しないのが今も変わらないキャプテンスタッグイズム。 “足りないものは作ろう”という姿勢だ。「いざバーベキューコンロを持ってバーベキューをしようと思っても、トングもテーブルも何もかも足りない。だからバーベキューコンロまわりで使うものを開発していったわけです」道具が充実すると、その楽しさは日本全国に広がっていく。写真は若き日の高波社長が家族とキャンプに出かけたときのもの。子どもたちの一言をヒントに商品開発したものもあるそうだ。オートキャンプスタイルの構築1990年に誕生した保冷材、クールタイム コールドパックシリーズは、冷蔵庫のないアウトドアでも食材と飲み物をいつまでも冷やし続けると大ヒットした。クールタイム コールドパックシリーズは現在も発売されている超ロングセラーで、総販売数はなんと5000万個! 30年間の販売数とはいえ、日本の人口(1億2630万人)と比較するとその売れ行きの凄さがわかるだろう。RV車にテントとバーベキューコンロ、クールタイム コールドパックで冷やした飲み物を積み込んで河原に出かける人が増えている……時代の空気を感じ、発進したのが1991年創刊の本誌、ガルヴィだ。オートキャンプの専門誌なんてものが成立するのか? 多くの人々が疑問をもち、少し遠巻きにしていた頃からキャプテンスタッグは通信販売、アイデアコンテスト協賛など積極的に本誌に協力してくれている。“足りないものは作る”が原動力のキャプテンスタッグだから、手探りでオートキャンプ情報を発信するガルヴィにおもしろみを感じたのだろう。インタビューその2へ続く
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ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜コールマン ジャパン中里豊社長インタビューその3〜
ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜コールマン ジャパン中里豊社長インタビューその3〜
コールマン ジャパンの歴史1900年頃、アメリカでW.C.コールマンがマントル式ランプのレンタル会社を作り、1901年にランプの専売特許権を取得したのが「コールマン」のはじまり。日本上陸は1976年のこと。当初はアメリカ法人「日本コールマンInc.」として創業したが、1984年に日本法人「日本コールマン」、そして1992年「コールマン ジャパン」となっている。中里 豊社長商社、外資系化粧品メーカーを経て、2015年よりコールマン ジャパン4代目社長に就任。製品づくりとともに、キャンプの魅力発信に尽力している。モノ消費からコト消費へライフスタイルを見直すタイミング2010年以降、じわじわと盛り上がっていたキャンプが、コロナ禍をきっかけに比較的安全なレジャーとして注目されている。週末のキャンプ場は予約を取りづらく、冬の平日でも人気が絶えないほどの人気ぶりだが、キャンプブームの盛り上がりとともに聞こえ始めたのがマナーの悪化だ。「旅行が好きで世界中のいろいろなところに行っていますが、世界的に見て日本人は何をするにしてもマナーが非常にいいんです。マナーが悪い人が増えたという声が聞こえますが、単純にキャンプのマナーを知らない人が増え、知っていても自然の中で過ごす楽しさにテンションが上がったからでしょう」コールマンが掲げる「グッドキャンパーの心得」。本年よりコールマンは、自分も周囲の人や自然も楽しくなる指針「グッドキャンパーの心得」を発表。失敗も最高の思い出となることを示しつつ、自由な楽しみ方+絶対に守るべきルールを明記した。「キャンプの失敗、マナー違反の中には、一歩間違えれば火災やガス爆発、一酸化炭素中毒など命に関わる危険が潜んでいてこれは見逃せません。とんでもない事故が起きて、それがブーム終了のきっかけとなるのかもしれませんから。事故を防ぐために必要なことを伝えることも、キャンプを文化として根付かせたいと考えている弊社としての役割です。それに第一次キャンプブームのときはモノを作って売るだけ、キャンプ場を作るだけ。ゴミが増えるなど環境が悪化しことがブーム終焉の原因のひとつと考えられます。啓発活動というと大げさですがガルヴィさんをはじめ、メディアのみなさんとともに協力しあいたいことのひとつです」「コロナ禍で大型イベントは自粛、代わりにオンラインイベントが開催されています。比較的安全と言われるキャンプイベントもオンラインが増えました。自宅でキャンプの雰囲気を味わえるなんて、本当にすばらしい時代です」「とはいえ、自然の中にいることで得られる感動体験はオンラインでは味わえないもの。きれいな景色の中にいるとそれだけで気持ちがいいし、自然のなかで食べる料理はなぜかおいしい。それに焚き火をしながら家族や仲間と過ごしていると、不思議に心を許せ、心の内を語り合えるようになります。どんなに時代が変わっても、この感動体験は30年前、40年前と変わっていないし、今後も変わらないんじゃないでしょうか」コールマンは昨年11月、キャンプイベント(The Coleman Camp 2020)を開催した。「人数を絞り、マスク着用と毎朝の検温を行うというルールを設け、アメリカのコールマンを説得しました。ルールを作っても本当に全員が守ってくれるか不安でしたが、みなさん快く協力してくれたのは感激です」窮屈な時代だが、コロナ禍をきっかけに自分自身や家族のあり方を見直した人は多く、小さなコミュニティの大切さに気づいた人は多い。キャンプの場合、密にならず、こぢんまりとしたイベントも満足度が高く、もっと小さな単位=家族だけのひとときも楽しい。コールマンのイベントはキャンプにはそんなポテンシャルがあるという証となった。「そうはいっても早く読者のみなさん、ユーザーのみなさんとキャンプ場でお会いしたいですね」
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ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜コールマン ジャパン中里豊社長インタビューその2〜
ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」〜コールマン ジャパン中里豊社長インタビューその2〜
コールマン ジャパンの歴史1900年頃、アメリカでW.C.コールマンがマントル式ランプのレンタル会社を作り、1901年にランプの専売特許権を取得したのが「コールマン」のはじまり。日本上陸は1976年のこと。当初はアメリカ法人「日本コールマンInc.」として創業したが、1984年に日本法人「日本コールマン」、そして1992年「コールマン ジャパン」となっている。中里 豊社長商社、外資系化粧品メーカーを経て、2015年よりコールマン ジャパン4代目社長に就任。製品づくりとともに、キャンプの魅力発信に尽力している。多様化が進む現代のキャンプ人気2010年代以降、日本ではフェス人気に後押しされキャンプがふたたび脚光を浴びることになる。ユニークで高品質な製品づくりを心がけているコールマンからは、クアッドマルチランタン、ロードトリップグリル、そしてダークルームテクノロジーという発明が続々誕生。他社が参考にしたと思われる製品が続々うまれたことは記憶に新しい。2010年のガルヴィ5月号特別付録で掲載されたコールマンのグリル。こちらは2010年のガルヴィ5月号特別付録。今となっては当たり前の引き出し式ロストルを搭載したクールスパイダーグリル、ロードトリップグリルがそろってお目見え。“光を分割する”というアイデアが支持されたクアッドLEDパネルランタンも2010年の新製品。発表されるやいなや、他社からも分割ランタンが誕生した。ヘッドライトを持たないキャンパーが増えたのもこの頃から。「キャンプシーンに影響を与えた製品は氷山の一角。ヒット作と言われて脚光を浴びるものは全体の1割程度です。製品の多くは失敗するかもしれませんが、それでも最終的には社員の熱意を大事にしたいと考えています。その熱意が発明を生み、キャンプシーンを大きく変えるかもしれませんから」その一例が本年発売のサンシャインキャッチャーだという。いわゆる黄色いてるてる坊主。これをつければ必ず晴れる、濡れたテントがよく乾く……などという機能はまったくなく、あくまで“お守り“であり癒やしアイテム。機能性とは無縁で当初はまったく期待されなかったが、開発者の熱意を受けて販売に踏み切ったところ初回完売のヒットとなったという!日本では戦前よりボーイスカウトや林間学校など教育の一環としてキャンプが行われてきたが、1961年に交付されたスポーツ振興法によってキャンプがスポーツのひとつとされ普及の第一歩に。とはいえ日本初のオートキャンプ場、大野路ファミリーキャンプ場が生まれたのは1979年のこと。レジャーとしてのキャンプは70年代が黎明期、90年代初頭〜半ばは第一次オートキャンプブーム、そして今が第二次キャンプブームと言われている。「90年代はRVに乗って家族で出かけるオートキャンプ一辺倒でした。今は90年代とは異なりファミリーキャンプ、ソロ、フェス、おうちキャンプなどその楽しみ方はさまざま。ベテランもいれば新しくキャンプをはじめた人もいます。ブランドにしても、インテリアメーカー、ワーク系など新規参入が増えていますよね。この多様性はコールマンにとって大いに歓迎すべきことだと考えています。それだけ市場が盛り上がっている証拠です」驚くほど高額な製品もあれば、立派な製品が100円ショップのアウトドアコーナーに並ぶこともあり、ユーザーの選択肢は増えている。さらに、新規参入企業は、長年取り組んできたアウトドアメーカーでは思いつかないアイデアを引っさげてやってくるので、これがキャンパーやメーカーを刺激するというのだ。「現代は格差社会だと言われますが、自然下ではみな平等。我々はキャンプをしてみたいと思ったすべての人が、キャンプ体験できるよう、今後もエントリー向けからハイスペックなものまで幅広く製品を扱っていきますよ」インタビューその3へ続く
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ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜コールマン ジャパン中里豊社長インタビューその1〜
ガルヴィ30周年特別企画 「パートナーブランドと振り返るキャンプシーン」 〜コールマン ジャパン中里豊社長インタビューその1〜
コールマン ジャパンの歴史1900年頃、アメリカでW.C.コールマンがマントル式ランプのレンタル会社を作り、1901年にランプの専売特許権を取得したのが「コールマン」のはじまり。日本上陸は1976年のこと。当初はアメリカ法人「日本コールマンInc.」として創業したが、1984年に日本法人「日本コールマン」、そして1992年「コールマン ジャパン」となっている。中里 豊社長商社、外資系化粧品メーカーを経て、2015年よりコールマン ジャパン4代目社長に就任。製品づくりとともに、キャンプの魅力発信に尽力している。日本の自然を楽しむ、日本のキャンパーのための製品をコールマンレッドを基調とした120周年記念モデル。120周年を迎えた本年、「The Red」をテーマとする記念製品を発表してファンを沸かせているコールマン。コールマンの代名詞でもあり時を経て愛され続けている200Aを思わせるコールマンレッド、そしてロゴに添えられているランタンマークを知らないキャンパーはいないだろう。日本に上陸したのは45年前のことだがコールマン ジャパンという社名になったのは本邦初のオートキャンプ情報誌として1991年に創刊した『ガルヴィ』とほぼ同時期のこと。ガルヴィの歴史を最初から眺めてきたコールマン ジャパン・中里豊社長に30年間の日本のキャンプシーンを振り返ってもらった。タフシリーズの原型となったスタンダードドーム。「コールマンはアメリカで創業した会社です。90年代以前は、アメリカで売れたモノの中から、日本で売れそうなアイテムをセレクトして販売していた時代。マーケティングなんて考えはなく、商人だったんでしょう。そんな環境の中で生まれたのがスタンダードドーム。現在のタフシリーズの原型となったテントがこれです」ガルヴィのバックナンバーを確認すると、当時のコールマン製テントはフライシートが地面まで届かないハーフフライがチラホラ。火器は素晴らしいけれど、雨が多い日本ではコールマンのテントは不安と評されていた。ところが1993年にフルフライで簡単に組み立てられるスタンダードドームが誕生、翌年には全高200cmのスクリーンタープ+テントが話題となり評価はガラリと変わっていった。この外国人男性が手を広げる広告は衝撃で、店頭での相談は“コールマンのようにテントの中で立てますか?”となり、背が高く、居住性の高いことがテント選びの条件とする人が増えたのだから。「90年代にはいり、日本市場に向けた製品開発を行い、さらに日本のキャンパーのための道具作りができたのは2000年代から。それがマスターシリーズです」90年代はじめにあれほど賑わせたオートキャンプブームが落ち着き、コールマンほか多くのキャンプメーカーの売上が急落した。そんな厳しい時代にも関わらず、素材にこだわったぜいたくなテントは、ブームが過ぎてもなおキャンプを楽しむコアなファンの心に刺さった。編集部には「通気性のいいコットンインナーは最高。湿気の多い季節で頼りになる」という読者からのはがきが何通も届いたものだ。極めつけは登山家の野口健氏がヒマラヤ遠征にブリーズドームを持っていき、ベーステントとしたこと。この逸話で山岳用に比べると風に弱いとされるファミリーキャンプ用テントと言えど、最高の素材で丁寧に作られたマスターシリーズは過酷な環境にも耐えうる製品だと証明された。2006年のガルヴィ6月号特別付録によると、火床が立ち上がって筒状になり炭熾し器になるという意欲的なBBQグリルが登場。チャコールブリケットではなく、木炭を使う日本のBBQシーンを意識した製品だ。「革新的な製品開発ができるようになったのは2000年代からと言えるでしょう」インタビューその2へ続く
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【サバイバル】姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第5回 お庭で燻製&アヒージョ(前編)【キャンプ】
【サバイバル】姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第5回 お庭で燻製&アヒージョ(前編)【キャンプ】
こんにちは、ゆで卵に顔を描く姫乃たまです。描かないと冷蔵庫の中で生卵と見分けがつかなくなります。と、い、う、わ、け、で。今回はこれらを燻製に!エッグスタンドと見せかけて、ウイスキーのテイスティンググラスにゆで卵をのせてみました。ほかにも魚介類を中心に、燻製したらおいしそうな食材を揃えています。自信がある順番に、ミックスナッツ、ゆで卵、プロセスチーズ、ホタテのボイル、うーん……たくあん、子持ちシシャモ、タラの切り身です。もう燻製しないで、このまま飲んじゃおっか。いや、本日はお庭で燻製! そしてスモーキーなアイラウイスキーを楽しもうと思います。優勝。お手軽燻製器でスタート!ジャ、ジャーン!「SOTO 燻家 スモークハウスST-114」!「手軽に燻製できないかな」と思っていたら、いかにも手軽そうなキットを編集担当・Nちゃんが持ってきてくれました。Nちゃん曰く、「東急ハンズで1,500円くらいで買いました〜」という本気の手軽さが素敵です。パッケージに『初心者でも簡単』『加工済み食品などを(中略)ごちそうに変身!』などの文字が躍っており、私にうってつけ過ぎます。組み立て方も丁寧に説明書きがあります。そうそう、パッケージに書いてある通りで、燻製って加工済み食品でもできるところがいいんですよね。「狩って調理!」の場面で、獣の生肉に火が通せないとかだとすごく困るけど、ゆでたまごはそのままでもおいしく食べられます。気が変わったら燻製しないで、そのまま食べちゃってもいいところが気楽で良い。やりたかったことも、やらなきゃって思うと途端にやる気がなくなるけれど、「やってもやらなくてもいい」って、気持ちに余裕が生まれますよね。さくっとダンボールを組み立てて、付属の棒にシシャモを吊るしたら、あとの食材は網にのせてあっという間に準備完了。あれこれのせすぎてミックスナッツが入らなかったけど、そのまま食べるので無問題です。割る時だけ少しつらい、ゆでたまご。網をセットして点火したスモークウッドを箱にしまいました!あとはアルミ皿に置いた桜のスモークウッドに火を点けて、網の下に仕込んで待つだけです。だいたい30〜90分で出来上がります(説明書きより)。ここまで全部キットに含まれていて、食材以外の準備は必要ありません。連載初回では「ナイフ一本で山に入る」とか言ってたのに、至れり尽くせりで恥ずかしくなってきました。燻されてくれ〜!燻製中はアヒージョパーティ!さて、燻されるのを待っている間に、アヒージョパーティをします。Nちゃんがスキレットを用意してくれました。500円くらいで買ったそうで、熱で溶けても文句言えない値段だと思いましたが、すごくしっかりしていました。初めて使うから「シーズニング」が必要とのこと。なにかおしゃれなことが始まる予感に包まれながら、オイルを何度か塗って熱して、ネギを炒めて終わりました。作業内容と名前にギャップがあります。ネギはクズ野菜でもいいそうです。物を知らなくて恥ずかしいです。アヒージョはオリーブオイルでニンニクを熱したら、あとは好きな具材を放り込むだけなので最高。今日はエビとマッシュルームとトマト、それから燻製の網にのらなかったホタテも煮込みます。好きなものを好きなだけ入れるわ!これでバケットがあればもう完璧。お庭キャンプだと、冷蔵庫から具材を持ってきて、だらだら追加できるのが良いですね。アヒージョ最高!アヒージョ、おいし! お、おいし! おいしーい!ミニトマトで口の中をめちゃくちゃやけどしたので、気をつけてください。Nちゃんは「爆弾」と呼んでいました。まじで火傷する5秒前だらだらアヒージョに具材を足しながら、「だんだん私もキャンパーらしくなってきたな……」とほくそ笑んでいたら、Nちゃんがスモークハウスを見て「あれっ?」と。上の着火シーンを見て「あれっ?」と思った人は賢い……。スモークウッドをライターで燃やすのはちょっと無理があったのです。火が消え、煙も出なくなっていました。これではただ食材を段ボールにしまっていただけ……。一旦ウッドを取り出してバーナーで再度着火(「バーナーで点けて」って説明にも書いてありました)。もう煙の量が全然違う。さっきまでのうすらぼんやりした煙は全然本気じゃなかったのです。ここまでで1時間が経っていましたが、再着火してさらに1時間待つことに。でも、お庭には時間がたくさんあるので構いません。煙の匂いを嗅ぎながら、お先にラフロイグ飲んで待ちますよ〜。頭が良くなりますように。【次回予告】予定の倍以上待った甲斐があって、燻製がついに完成します! おいしく燻された魚介類にも負けない、スモーキーなウイスキーも一緒に用意していますよん。【使用製品】ファイアーストーム/サイドテーブル付デッキチェア/ナチュラルウッドロールテーブルクラシック110(いずれもコールマン)撮影協力:コールマン ジャパン℡.0120-111-957(月~金10:00~17:00)www.coleman.co.jp【プロフィール】姫乃たま(ひめの たま)@Himeeeno1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。同年4月に地下アイドルの看板を下ろし、文筆業を中心にトークイベントにも数多く出演している。2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー)を出版。著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)、『周縁漫画界 漫画の世界で生きる14人のインタビュー集』(KADOKAWA)など。音楽活動では作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『パノラマ街道まっしぐら』『僕とジョルジュ』などがある。HP:http://himenotama.com/
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うえちゃんファミリーの キャンピングカーで人生変わった! 第7回
うえちゃんファミリーの キャンピングカーで人生変わった! 第7回
第7回タイトル:RVパーク【B’s forest】で車中泊してきました!こんにちは!GARVYFAMILYとして、キャンピングカーライフを発信している、うえちゃんファミリーです!今回は兵庫県加東市に去年12月にオープンした、RVパークB’s forestへ行ってきました!※RVパークとは・・・キャンピングカーオーナーや車中泊ファンの方に『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために日本RV協会が推進しているシステムのこと。全国の道の駅をはじめ、日帰り温泉施設、オートキャンプ場や湯YOUパークとの連携している。つまり! 駐車場での車中泊ができ、有料ではありますが電源設備なども完備されている施設なんです♪ でもいわゆるキャンプ場ではありませんので、車外での調理等はできません。うえちゃんファミリーにとって、旅には欠かせない施設となっているのです!RVパーク B’s forestは、すぐ近くに東条湖おもちゃ王国やホテルグリーンプラザ東条湖(日帰り入浴可)、少しクルマを走らせるとスーパーもあるので、いったんチェックインしてから食料買い出し、入浴を済ませてゆっくり滞在するのがおすすめです♪なんと言っても大自然の中にあるので、まるでキャンプ場に来たような開放感! 1泊1台につき3000円で泊まれます。3台のスペースのうち1台はVIP席となっていて、3500円ですがトイレが近い、自動販売機が目の前なので夜間のトイレ問題はありません。またこのRVパーク、貸しルーム(1泊3000円のコンテナハウス)というものがあり、エアコン、テレビ、電子レンジ、ソファなどなど、快適な設備が整っています。真夏や真冬の日中を過ごす場所として利用したり、全員が車中で寝るには狭いな・・・といった場合にお借りすると快適ですね♬そしてそして、なんとこちらではセルフ洗車もできるんです!(別途2000円・専用足場あり)キャンピングカーの洗車って自宅でする場合は大きい脚立が必要だったり、キャンピングカーを洗えるセルフ洗車場が近くになかったり。うえちゃんファミリーはガソリンスタンドで洗車をしたことがありますが、5000円くらいかかった記憶があります。それが、車中泊のついでにセルフ洗車でクルマがピッカピカ♪ これはうれしいですね~。ブランコがあったり可愛い置物があったりと、オーナー様のセンスが感じられてとても心地よく過ごせました♪みなさまもぜひ一度行ってみてくださいねー!RVパーク B’s forest〒673-1301 兵庫県加東市黒谷1197-761℡.070-7464-2049https://rv-park.jp/park/219◆YouTubeうえちゃんねる。https://www.youtube.com/watch?v=mhkRDUhknyg◆「うえちゃんキャン内放送室」(音声配信)・Podcast ポッドキャストhttps://anchor.fm/ue-channel・stand.fmhttps://stand.fm/channels/5ff6d6e1fc3475e2c8fb77d2 ◆Twitter https://twitter.com/Ue_channel◆Instagram https://www.instagram.com/mariueba/
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ランキング(人気の記事)

【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
【現役キャンパーが選んだ!】関西キャンプ場ランキング20選
ガルヴィ特別編集の『オートキャンプガイド』では、恒例の読者アンケートを実施!本気のキャンプ好きたちに関西のお気に入りキャンプ場を選んでもらった。ランキングは『オートキャンプ場ガイド2021』のアンケートデータから集計!【あわせて読みたい】 【完全版】2022年新オープン!最新&リニューアルキャンプ場14選【東日本編】 【1位】マイアミ浜オートキャンプ場@滋賀県琵琶湖を望むロケーションがすばらしい約1kmにおよぶ砂浜に沿って、細長く広がるキャンプ場。電源、温水シャワーやランドリー、アイテムショップなど、さまざまな設備が整っている。さらにキャビンなどの種類も多く、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことができる。また、丁寧な接客が暖かい雰囲気に繋がっている。滋賀県野洲市吉川3326-1TEL.077-589-5725http://maiami.info/【2位】青川峡キャンピングパーク@三重県好立地の高規格キャンプ場近年、西日本エリアの横綱として、人気を集めてきたキャンプ場。高速道路で大阪から2時間、名古屋から1時間と、交通の便もよく、近場には山も清流もあるので無理なく自然を楽しめる。ログキャビン、ログハウス、トレーラーキャビンなども多数あり。2階が広々としたロフトになっているアイランドコテージも人気が高く、室内のアイランドキッチンが特徴的。三重県いなべ市北勢町新町614TEL.0594-72-8300https://www.aogawa.jp/【3位】平湯キャンプ場@岐阜県緑豊かな林間サイトと温泉が魅力上高地や乗鞍岳などの観光地の拠点にピッタリな、平湯温泉の森に位置するキャンプ場。サイトに区画がなく、クルマ200台の限定入場でチェックイン順に好きな場所をサイトにできる点も人気の秘密だ。周辺に宿泊者割引で入れる温泉施設があるのも魅力。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯768-36TEL.0578-89-2610https://www.hirayu-camp.com/【4位】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場@岐阜県奥飛騨の大自然と温泉が人気の秘密すぐ脇を清流が流れる、自然の地形を活かしてつくられたキャンプ場。場内にキャンパー専用の男女別露天風呂が設けられているのは奥飛騨温泉郷ならではだ。すぐ横を流れる高原川沿いには釣り堀があり、夏休みになると魚のつかみ取りがオープンし、子どもたちで賑わう。岐阜県高山市奥飛騨温泉郷田頃家11-1TEL.0578-89-3410https://www.okuhida-camp.com/【5位】南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場@長野県夜には満天の星を眺められる雄大な南アルプスが望める、南信州広域公園の一角にあるキャンプ場。自然に囲まれた環境ながら、AC電源付き個別サイトやキャンピングカー用のキャラバンサイトなど設備が充実。サイトが平均で120㎡という広さもうれしい。星座観察会などのイベントも開催。長野県下伊那郡売木村2653-3TEL.0260-28-2455https://www.hoshinomori.jp/【6位】NEOキャンピングパーク@岐阜県緑と清流がまぶしいキャンプ場根尾川源流の河畔にある約1万坪の敷地を誇るキャンプ場。57区画あるオートキャンプサイトは120㎡とゆったりサイズで、すべてに無料で使えるAC電源を備えている。場内では魚のつかみ取り、MTBをレンタルすれば周辺でサイクリングなど、遊びには事欠かない。岐阜県本巣市根尾下大須1428-1TEL.0581-38-9022https://neocamp.jp/【7位】ACN・OKオートキャンプ場@三重県乗馬体験もおすすめ!木曽川のほとりにあるサイト数が100区画ある広々としたキャンプ場。1区画100㎡とゆったりサイズなのもうれしい。場内では川遊びや釣りのほか、乗馬体験やエサやりも楽しめる。三重県伊賀市島ケ原12428TEL.0595-59-2079http://www.ok-autocamp.com/【8位】グリーンウッド関ヶ原@岐阜県快適に過ごせるため初心者にも人気関ケ原ICから10分とアクセスのいい人気キャンプ場。場内には3コース24ホールあるグランドゴルフ場や、ニジマス釣りやつかみ取りが楽しめる池があり、ファミリーに人気がある。岐阜県不破郡関ケ原町今須2048TEL.0584-41-0033https://www.gws.gifu.jp/【9位】ACN南紀串本リゾート大島@和歌山県絶景が広がる島のキャンプ場和歌山県串本町から橋を渡っていくことができる紀伊大島にある。場内の電線は地下に埋められているので空が見渡せ、夜は満天の星が満喫できる。場内の露天風呂も人気。和歌山県東牟婁郡串本町樫野1035-6TEL.0735-65-0840https://resortohshima.com/【9位】N.A.O.明野高原キャンプ場&Cottage@岐阜県大自然に恵まれたキャンプ場明野高原の天然林に囲まれたキャンプ場は、夏でも涼しく過ごせる。サイトはオートサイトのほか、グループ向きやソロ向きのサイト、ペット連れ専用サイトまでさまざまある。岐阜県郡上市高鷲町鮎立5434TEL.0575-72-6758https://naocorp.jp/【11位】伊勢志摩エバーグレイズ@三重県自然豊かな快適リゾート専用カヌー付きやドッグラン付きなど、さまざまなスタイルのキャンプサイトがあるアメリカンアウトドアリゾート。カヌーやプールファンサイクルなど遊びも豊富だ。三重県志摩市磯部町穴川1365-10TEL.0120-592-364https://www.everglades.jp/【12位】朽木(くつき)オートキャンプ場@滋賀県自然豊かで静かなロケーション山々に囲まれ、すぐ脇を安曇川が流れる静かなロケーションが魅力。7つのエリアに分かれたキャンプサイトのうち2つの区画には、AC電源と水道が完備されている。滋賀県高島市朽木柏266-2TEL.0740-38-2770https://camp-kutsuki.com/【13位】塔の岩オートキャンプ場@岐阜県付知川上流の自然に囲まれる手つかずの自然が残る付知川沿いのキャンプ場は、サイト数153区画とエリア最大級を誇る。透明度の高い付知川では、釣りや水遊びが存分に楽しめる。岐阜県中津川市付知町端小屋TEL.0573-82-2900https://www.tsukechi.net/【14位】若杉(わかす)高原おおやキャンプ場@兵庫県夜の星空イベントも人気冬はスキー場としてオープンしているが、夏でもサマーゲレンデをオープン。リフトで夜の高原へ上り、光の切り絵や星空を楽しむイベントなども開催している。兵庫県養父市大屋町若杉99-2TEL.079-669-1576https://ooyaski.com/camp/【15位】福岡ローマン渓谷オートキャンプ場@岐阜県川や山で自然を楽しもう付知川に沿ってつくられた本格的なキャンプ場。バリアフリー対応トイレやスロープも完備しているので車椅子でも過ごしやすい。付知川では釣り、二ツ森山ではハイキングが楽しい。岐阜県中津川市福岡1017-1TEL.0573-72-3654https://ro-man.jp/【16位】休暇村 蒜山(ひるぜん)高原キャンプ場@岡山県設備と環境が抜群にいい!休暇村蒜山高原内の施設。総サイト数は109区画と広大で、各サイトは10×10mとゆったりサイズだ。20区画ではAC電源の利用が可能。レンタルも充実していて初心者でも安心。岡山県真庭市蒜山上福田1015-5TEL.0867-66-2501https://www.qkamura.or.jp/hiruzen/camp/【16位】キャンプinn海山(みやま)@三重県清流沿いに広がるキャンプ場銚子川の清流沿いにあるキャンプ場では、釣りやカヌー、水遊びといった、川のキャンプ場ならではの遊びが楽しめる。また場内では星空観察やホタル観察会などを企画する。三重県北牟婁郡紀北町便ノ山271TEL.0597-33-0077https://camp-inn-miyama.com/【18位】淡路じゃのひれオートキャンプ場@兵庫県豊かな自然を堪能できる「フィッシングパーク」「ドルフィンファーム」「BBQガーデン」「シーカヤック&SUP」などで構成されたアウトドアリゾート。海と原生林に囲まれ、豊かな自然が楽しめる。兵庫県南あわじ市阿万塩屋町2660TEL.0799-52-1487 http://janohire.co.jp/ 【19位】湯の原温泉オートキャンプ場@兵庫県味覚狩りや天然温泉が魅力イモ掘りや果実もぎなどの収穫体験や魚のつかみ取り、餅つきなど、さまざまなイベントが楽しめる。また場内にある温泉施設「湯の原館」では、眺めのいい露天風呂でくつろげる。兵庫県豊岡市日高町羽尻1510TEL.0796-44-0001http://yunohara.net/【20位】大淀西海岸ムーンビーチキャンプ場@三重県ビーチでは潮干狩りも伊勢湾が見渡せる最高のロケーションにあるキャンプ場。3万㎡と広大な敷地には、松林にあるサイトのほか、コテージなどの施設が11棟あり、アウトドアの楽しみ方も選べる。三重県多気郡明和町大淀2943-11TEL.0596-55-3946http://www.moon-beach.com/もうすぐランクイン!【21位】マキノ高原キャンプ場@滋賀県総サイト数500張という広大な場内は、林間、高原、広場などさまざまなサイトがそろう。滋賀県高島市マキノ町牧野931TEL.0740-27-0936http://makinokougen.co.jp/【21位】かぶとの森テラス CAMP&LOCAL FITNESS@三重県キャンプとフィットネスの両方が体験できる。森ではトレッキングやヨガも楽しめる。三重県亀山市加太中在家8125TEL.0595-98-0605http://kabutonomori.com/【21位】しあわせの村オートキャンプ場@兵庫県全区画にAC電源、流し台、水道、炉、ベンチを備えた充実の設備がうれしいキャンプ場。兵庫県神戸市北区しあわせの村1-1TEL.078-743-8000http://www.shiawasenomura.org/TEXT/大森弘恵 大橋保之(カーネル)出典/ガルヴィ2022年4月号
キャンプ場ランキングまとめ長野県 岐阜県三重県滋賀県兵庫県和歌山県岡山県 
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オススメ! 予約できるキャンプ場

予約OK湖畔夢見る河口湖コテージ戸沢センター
夢見る河口湖コテージ戸沢センター

富士山と河口湖、絶景のコテージとキャンプ場

富士山を仰ぎ見る河口湖北岸に位置するキャンプ場。後ろに戸沢山の森、元島津公爵別荘地がある。うれしいのは、サイトと富士山のあいだに河口湖以外さえぎるものがないこと。コテージは7タイプ、全13棟あり、すべて炊事用具、寝具、バス・トイレ付き。家族やグループでの利用に最適だ。ほとんどの棟から富士山と河口湖の絶景を楽しめる。湖岸道路沿いの山側に管理棟とコテージがある。道1本はさんで河口湖畔におりると、オートキャンプエリアがある。区画の広さは10×10m程。サイトによっては湖に沿って長さ20m強程の変則長方形や台形などさまざま。テントサイトでは直火で焚き火が楽しめる。地質は固い土なので太い金属製のペグを持参しよう。場内には炊事棟やトイレ、コインシャワーが設置されており、設備重視派には物足りないが、ワイルド派にはぴったりだ。
ぷらっとキャンプ
予約OK湖畔羽鳥湖畔オートキャンプ場
羽鳥湖畔オートキャンプ場

レンタサイクルで湖畔を駆けぬけよう湖と山を望む絶景キャンプ場

キャンプ場は羽鳥湖の湖畔にあり、背後に布引山を望む絶景のロケーション。一部エリアはレイクビューとなっている。オートサイトは、段差や小さな木々で区画されており、ほどよくプライベート感がある。コテージには、風呂や寝具、冷蔵庫、電子レンジ、調理器具など、設備が充実しているので、別荘感覚でリラックスして過ごすことができるのがうれしい。サニタリー棟は全3棟あり、うち1棟にはシャワーやランドリーを完備。炊事場はすべて給湯設備付、トイレはウォシュレット付便座。管理棟はホテルのフロントのような内装で、売店では薪・炭・網などのBBQに必要なアイテムや、着火剤・虫除けスプレーなどが揃う。HPではドローンで空から撮影したキャンプ場や、各施設を詳細に紹介した動画が掲載されているので、ぜひチェックしてみよう。
ぷらっとキャンプ
予約OK湖畔sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき
sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき

山中湖と富士山に抱かれ至福のひとときを清潔な設備でリラックスした時間を過ごす

山中湖北岸の湖畔にあり、湖水の向こうに富士山が望めるという圧倒的な景色が自慢。敷地内はソロサイト、ファミリー専用のオートキャンプサイト、電源付きサイト、フリーサイトに分かれ、幅広いキャンプ需要に対応する。8.5×8.5mを確保した区画サイトがあり、バイクや自転車の乗り入れもOK。区画電源サイトでは、電源を利用して扇風機や暖房器具などを使用できる。1000Wまでなら、家電の利用も可能。また、男女別のトイレやシャワールーム、一部温水利用可能な炊事場など設備も充実。新しくなった管理棟では、薪や炭などの消耗品なども購入出来る。2022年からはPOSレジ運用を開始し、OD缶などの消耗品のほか、一部アウトドアギアの販売も予定している。湖アクティビティのためのレンタル品も充実。SUP(パドル・ライフジャケット付き)は90分3000円から。ジャケットのみ500円。
ぷらっとキャンプ

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