スタイルの記事一覧(168件)
- キャンプのエキスパートに聞いた!こだわりのスタイルとギアがこれだ!
- キャンプのエキスパートに聞いた!こだわりのスタイルとギアがこれだ!
- ときには経験豊富なキャンパーの言葉に耳を傾けてみよう。自分のキャンプスタイルを見直すヒントが見つかるかもしれないし、キャンプの新たな喜びを発見できる可能性もある。今回はネイチャークラフト作家・長野修平さんのキャンプスタイル。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット長野修平さんネイチャークラフト作家、焚き火&野外料理人。北海道苫小牧生まれ。自然素材や古材でさまざまな暮らしの道具を作る作家。著書に「里山ライフのごちそう帖」(実業之日本社)がある。可能な限りフィールドの素材を使う焚き火台もトライポッドもクルマへ積んでいることは多い。それを使うこともあるが、可能な限りフィールドの素材を使う。その場にあるものや歩いて拾えるものなどを使わせてもらう。思うような素材がないことも多い。そこから考え、そこにある石、流木、倒木などを見立てて炉を組み火を焚く。暖と明かり、コーヒーや料理をそれだけで維持できた時間が至福。3本の枝を巻き結びで束ねた三脚スタイル。ケトルや鍋などさまざまなものを吊るす。自然のなかにある石、流木、倒木などを見立てて炉を組む。生活の一部となっている焚き火。こだわりのGEAR●モーラナイフ/キャンピングアックスキャンピングアックスは大きさ、重量バランス、グリップ感がいい。丸太から立木などを切って割ることからクラフトワークまでと多彩に使える。スウェーデンの定番ナイフとして有名。●バブアー/ビューフォートジャケットビューフォートジャケットは、ワックスコットンのジャケットで火に強く、焚き火との親密な距離感を作れる。薮へ入っても身を守ってくれ、雨も平気な鎧のような存在。バブアーを代表する製品。気になるモノ●ベアーボーンズリビング/プラスキアックスプラスキアックスはアックスの斧刃の反対側がシャベルで、柄の末端がハンマーになっている。キャンプで使う3つの機能が絶妙なデザインで一つに。●シャプトン/刃の黒幕シリーズDIYユニット、ハマーズの相棒が使っているのを見て一目惚れしてしまった刃物用の砥石。サッと砥ぐだけで切れ味が戻る。出典/ガルヴィ2018年6・7月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
- テクニック、スタイル
- 見たら真似たくなる!あこがれキャンパーのオシャレこだわりキャンプ
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- 人気のキャンプ地・静岡県のふもとっぱらにはこだわりギアを持ったおしゃれキャンパーがいっぱい!そこで、お手本にしたいこだわり・アイデアポイントを聞いてみた。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット■RVカー×ポップアップテントで愛犬も喜ぶ悠々キャンプキャンピングカー/T6カリフォルニア(フォルクスワーゲン)、ランタン/HK500(ペトロマックス)、焚き火台/ステンレスファイアープレイスⅢ(コールマン)、ポップアップテント/(フィールドア)、チェア/(キャプテンスタッグ)林さん夫婦とお友達「街でも普通に乗れるキャンピングカーが欲しくてこれを買いました」という林さんの愛車は、海外から並行輸入で購入したフォルクスワーゲンの「T6カリフォルニア」。オプションで付けたというオーニングを伸ばし、車内とポップアップテントを連結させているところがポイント。夏にはこれで北海道を旅する予定だそう。車内にはシンクとコンロ、冷蔵庫を完備。「走行用のバッテリーとは別のバッテリーも積んでいるので、けっこう冷えますよ」。暑がりな愛犬・ルーマお気に入りの犬用コット。通気性がよく風が通るので、夏場に河原でこれを出すと大喜び。■きっかけはYouTube。今日もサイトの様子を配信中!テント/CSクラシックス ワンポールテント オクタゴン(キャプテンスタッグ)、テーブル/焚き火テーブル(ユニフレーム)、ダッチオーブン(コールマン)、クーラーボックス/(キャプテンスタッグ)、トライポッド/ビッグファイアクレードル (DOD)平尾さんと彼女さんYouTubeで配信しているキャンプ動画を見たのがきっかけでキャンプを始めたという今どきキャンパーの平尾さん。キャンプ歴はまだ1年だが、ダッチオーブンを使った本格料理にも挑戦。その様子を映像に撮り、自身で動画配信している。「普段のコーヒーも、景色がいいと美味しくなるから不思議ですね」(平尾さん)。ネットで購入した米軍払い下げの弾薬入れを薪入れとして活用。焚き火をしながら調理もできる、焚き火台の機能を追加したトライポッドがお気に入り。ダッチオーブンを吊るしてシチューやカレーを作ることが多いそう。「今日はこれからすき焼きです」■'70年代のワーゲンバスとロースタイルなキャンプテント/サーカス300(テンマクデザイン)、テーブル/マルチファイアテーブル(尾上製作所)、焚き火台/ファイアグリル(ユニフレーム)浦田さんwithキャンプ仲間ワーゲンバスのオーナーである浦田さん(一番左)とお仕事仲間で集まってキャンプ。浦田さんはフジロックなどのフェスに行くうちにキャンプにのめり込んでいったそう。「ユニフレームの焚き火台とonoeの囲炉裏型テーブルがジャストフィットするのが気に入っている点ですね」(浦田さん)。70年代のフォルクスワーゲンバスTypeⅡ。「一発でエンジンがかかったらラッキーなオンボロですが、キャンプにはこいつを使っています」(浦田さん)。ホームセンターで買った資材を使った自作のランタン用トライポッドが自慢のアイテム。■サバゲー用の小道具でギアをデコレーションテント/ワンポールテント(DOD)、焚き火台/ファイアグリル(ユニフレーム)、ランタン/パワーハウス2マントルランタン(コールマン)芳賀さん夫婦 「ふもとっぱらに初めて来ました。フェスやイベントも楽しいのでしょうが、私は静かなキャンプが好きなんです」とキャンプ歴10年の芳賀さん。テーブルの上にはこれから焼くというアスパラベーコンとお酒が。聞くとお酒はたっぷり持ってきているという。もちろん薪もたっぷり!静かな、長い夜になりそうだ。奥さんの睦美さんの手作りというウィンドスクリーン。「迷彩柄のモーラナイフですか?」と聞くと、サバゲー用の迷彩柄テーピングを巻きつけているだけとのこと。ランタンのガスカートリッジもこのテーピングできれいにデコレーションされていた。■インターネットで買い集めた軽量&コンパクトなギアをバイクに積んでテント/ワイドリビングツーリーングドーム(ノースイーグル)、ふいご/ファイヤーブラスター(ヴァストランド)、ランタン/SOL-036C(ジェントス)バイクで三重からやって来た斉藤さん三重県からバイクを飛ばして来たという斉藤さん。遠くまで走るのが一番の目的なので、道具は軽くてコンパクトになることを重視。その点がクリアできていればメーカーやブランドへのこだわりはないという。「先日は三重から岐阜県の高山市まで、奥さんが好きな和菓子を買いに行きがてらキャンプしてきました」。アイテムはネットで買うことが多いとのこと。焚き火台と小さなグリルは日本のメーカーのものではないそう。メーカー名を聞くと「メーカーは忘れちまった」と笑うその姿がまたかっこいい。ふいごは袋にメーカー名の表記がありヴァストランドと判明。■スノーピークでまとめたすっきりソロキャンプテント/アメニティドームM(スノーピーク)、焚き火台/焚火台M(スノーピーク)、チェア/ローチェア30 カーキ(スノーピーク)、テーブル/焚き火テーブル(ユニフレーム)、グリル/ユニセラTG-Ⅲミニ(ユニフレーム)スノーピーク大好き木村さんキャンプ歴16年というベテランの木村さん。以前はいろいろなブランドのアイテムを使っていたが、ブランドを揃えてサイトをかっこよくしたいと思い立ち、スノーピークとユニフレームのアイテムで統一。スッキリしたサイトに仕上がっている。「シェルフコンテナにぴったり入るこのボックスは、コストコで見つけたんです!」「私、お酒が飲めないんです」と木村さん。お酒が飲めない代わりに、ユニフレームのドリッパーとスノーピークのフィールドバリスタミルを持参し、淹れたてのコーヒーを楽しむ。コンテナ、焚き火台、グローブまでスノーピークで統一!PHOTO/田中舞 Text/加茂光 出典/ガルヴィ2018年6・7月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
- テクニック、スタイル
- あなたの腰は大丈夫?ギアを変えただけでキャンプライフが楽になりすぎた…!
- あなたの腰は大丈夫?ギアを変えただけでキャンプライフが楽になりすぎた…!
- キャンプスタイルも色々あるが、自分たちに合ったスタイルを見つければ、ぐっと快適になる。今回紹介するのは、ロースタイルのメリットを残しつつ、デメリットを解消するスタイルとして、2021年にテントファクトリーが「ミドルハイスタイル」として提案したもの。テーブルはローテーブルを利用するものの、チェアはハイスタイルとロースタイルの中間的な高さなので、ソファのような座り心地を残したまま、立ち座りが楽に行えるスタイルとなる。とくに腰痛のある人には、着座姿勢も楽になるのでおすすめだ。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット■腰が痛くても立ち座りがしやすいのが◎!居心地ロースタイルと同様、ゆったりとくつろげる。食事ではテーブルが少し低めに感じるが、器を持って食べれば違和感はない。視界グランドスタイルほどではないが、視線が低いので開放感があり圧迫感は少ない。おすすめポイント座面が低すぎないので膝が立たず、窮屈感がなく立ったり座ったりがしやすい。拡張ポイントミドルチェアとローチェアを同時に使うことができるので、大人はミドル、子どもはローという使い分けをすることができる。メリット・立ったり座ったりがしやすく腰に負担がかかりにくい・座っているときに膝が立たないので座りやすい・子どもでも足つきがいいので座りやすい・ローチェアとの両立も可能なので汎用性があるデメリット・市販されている製品の数が少ないので選べない・食事の際はローテーブルが若干低めになることも展開時テーブル高は40〜60cmとローテーブルと同等だが、チェアは座面高が35〜40cmと少し高くなるのがミドルスタイル。組み合わせによっては、少しテーブルが低く感じることもある。収納時チェアは座面が少し高くなるが、基本的にはロースタイルと荷物の量は変わらない。荷物を増やすことなく、ローとハイのいいとこ取りスタイルを作ることができる。使用グッズ・テントファクトリー/ロールトップテーブル 120W:2万350円・テントファクトリー/TFローバーチェアMH:6380円■おすすめギアテントファクトリー ZELデッキチェアMH1万1000円ヨーロッパケヤキの風合いが高級感を演出する、座面高36.5cmの折りたたみチェア。【問】テントファクトリーコールマン 3ウェイキャンバスデッキチェア2万680円座面高を31・40・48cmに調節することができるコットンキャンバス製の収束型チェア。【問】コールマンコールマン バタフライテーブル/1202万2880円高さを70・60・44cmに変えられるテーブル。ワンアクションで設置・収納できるのも便利。【問】コールマンロゴス 丸洗いウッディオートテーブル 12070-BC2万5800円高さを42.5〜67.5cmで無段階に調節できるロールトップテーブル。汚れても丸洗いが可能。【問】ロゴスコーポレーション10to10 オリコミ5万50円シーンに応じてウッドと黒皮鉄板の天板を組み合わせて使用。高さは32・53cmの2段階。【問】10to10TEXT:牛島義之PHOTO:中里慎一郎出典/ガルビィ2023年4月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
- テクニック、スタイル
- 新しいキャンプの過ごし方“グランドスタイル”!特徴は日本人お馴染みの…!?
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- キャンプスタイルも色々あるが、自分たちに合ったスタイルを見つければ、ぐっと快適になる。今回紹介する「グランドスタイル」は、以前、本誌で「ジャパニーズスタイル」として提案したのがきっかけとなって、徐々に読者のあいだで広まっていった。特徴はシューズを脱いでマットに上がり、足を伸ばしてくつろげること。シューズを脱ぐことで、はじめてリラックスできる日本人には最適のスタイルだ。【あわせて読みたい】【超コンパクト】ソロキャンプにおすすめの焚き火3点セット■お座敷スタイルなら小さな子どもがいても安心!居心地座面が低いので天井が高くて圧迫感がなく、足を伸ばしてくつろげる。背もたれ付きの座椅子に座れば、よりリラックスできる。寒い季節は足が冷えないように、中綿入りのテントシューズを用意しておくと安心だ。視界視線が低くなるので視界が天井に遮られず、開放感は抜群。リビングが広く感じられる。おすすめポイントその場ですぐに横になれるのが大きなポイント。大人はもちろん、小さな子どもにも最適。拡張ポイントベンチがちょうどいい高さのラックになって便利。●キャプテンスタッグ/大型収納付 フォールディングベンチ(ブラック):5500円メリット・チェアからの転落がないので未就学児でも安心・シューズを脱いで足を伸ばして座れるのが開放的・すぐにゴロンと横になれる高いリラックス感・天井からの圧迫感が抑えられて開放感があるデメリット・移動時はシューズの脱ぎ履きをしなければならない・アリなどの虫がシートの上にあがってくる・リラックスしすぎて動くことが億劫になってしまう・シューズを脱ぐので寒い時期は足が冷えてしまう展開時フロアシートにマットを敷いて、高さ20〜30cmのローテーブルを置けば、お座敷感覚でくつろげる。フロアシートはフチが上がっているので、砂や雨水などが入りづらく快適だ。収納時チェアがあっても小さくたためるので、収納サイズは非常にコンパクトで軽量。芝生のサイトなら地面が柔らかいので、薄手のピクニックシートでもOK。よりコンパクトになる。使用グッズ・コールマン/リビングフロアシート/300W:1万2980円・コールマン/フォールディングテントマット/270:1万5180円・キャプテンスタッグ/フィールド座椅子 (オリーブ):6600円・キャプテンスタッグ/CSクラシックス ロールテーブル<70>:1万7600円■おすすめギアスノーピーク リビングシート/フロアマットリビングシート1万5840円タープやシェルター内でグランドスタイルを実現できる160×300×10cmのシート。リビングシート フロアマット1万7820円厚さ5mmのウレタン材を使用したクッション性の高い155×295cmサイズのマット。【問】スノーピークogawa リビングシートロッジ用2万4200円テントやシェルターのリビングに敷く耐水圧1万mm以上のシート。サイズは310×210cm。【問】キャンパルジャパンogawa グランドマットタイプ78R用2万2000円クッション性や断熱性の高い厚さ10mmのグランドマット。サイズは300×200cm。【問】キャンパルジャパンコールマン コンパクトグランドチェア(オリーブ)4950円フレーム入りの背もたれが体をしっかりと支える、耐荷重80kgのグランドチェア。【問】コールマンクレイジークリーク オリジナルチェア8800円カーボンファイバー製のステイが背面に2 本入った、マットにもなる折りたたみチェア。【問】エイアンドエフTEXT:牛島義之PHOTO:中里慎一郎出典/ガルビィ2023年4月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
- テクニック、スタイル
- 熟練キャンパーがいつもやってる!ペットキャンプを満喫できる楽しみ方とは?
- 熟練キャンパーがいつもやってる!ペットキャンプを満喫できる楽しみ方とは?
- ペットとのキャンプライフを満喫するキャンパーは多くいる。今回はソロキャンプとペットキャンプを両方楽しんでいるキャンパーさんを取材し、その魅力と楽しみ方を教えてもらった。絶対買うべき!キャンプの達人が愛用するギアBEST5鈴木健治さん&アパッチくん「ナントカ」という屋号で全国の庭仕事を行う。休日は海辺でサーフィンやSUP、キャンプをする生粋のアウトドアマンで、下田を中心に活動をする。アパッチくんは10歳になるジャックラッセルテリア。今回のキャンプ場富士山が目の前にそびえる景色はいつ見ても圧巻。目の前に本栖湖があり、すぐにアクティビティができる立地もうれしい。浩庵キャンプ場山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926℡.0556-38-0117https://kouan-motosuko.com愛犬とのキャンプは水と遊ぶ「このキャンプ場は、サイトの目の前に本栖湖が広がっていて、アパッチを連れてすぐに水遊びへ行けるのがいいんです」と鈴木さんは笑顔で話す。誰にも邪魔されない静かな湖上で、愛犬とのゆっくりした時間を楽しむ鈴木さん。アパッチくんはどうしても湖に飛び込みたいのか、活発な声を出して尻尾を振っていた。アパッチくんとウオーターアクティビティをするときは、SUPかカヌーと決まっている。今回はカヌーをチョイス。お気に入りのカナディアンカヌーに乗り、アパッチくんと優雅に進む鈴木さん。天候もよく、清々しい姿は真のアウトドアマンといえるカッコよさ!「最近のキャンプは、水遊びなしではできなくなりました」。楽に過ごせるスタイルが定番「ソロキャンプでは、コンパクト性だけでなく、デザインや居住性の高さを重視しています。そのなかで、このモステントは自分の理想にピッタリなんですよね。多少ヴィンテージ特有の臭いはしますが、アパッチもすでに慣れたようで嫌がらないので、かれこれ10年くらい使っています」。ヴィンテージ市場で人気が高いモス・オリンピック。「劣化しやすいので、軽くたたんで乾燥剤を入れて大切に保管しています。うねった独特な形が好きで、その前にリビングを作ると抱擁感があって過ごしやすいんです(笑)」。ブルーリッチチェアワークスのウッドロールテーブルを使用。「高さもちょうどよく、ヘリノックスのチェアに座ったまま調理や食事がしやすいので重宝しています」と鈴木さん。スノーピークのソリッドステーク50にリードをかけるのが基本。夜に冷えることを想定して、犬専用の洋服も常備。マットと寝袋は用意しているが「いつも私の寝袋に入ってくるので、使わないことが多いですね」。パイロミッド「グリルストーブシステム10インチ」。土台の上に網を載せればグリルに、蓋を載せればオーブンにもなる3WAY仕様。「これ一台で焚き火から調理までできます」。10年以上も使い込むアメリカ製の羊革グローブ。「焚き火だけでなく、料理をするときにも何かと重宝しますね」。ファイヤーブラスターは鈴木さんが最も使うギアのひとつ。「焚き火の深い部分で吹くと、火花が散らない。アパッチに火がいかないので安全なんです」。シンプルにこだわれば、パタゴニアのフード!鈴木さんは晩ご飯を準備し始めた。手に取り出したのは、パタゴニアが販売する「プロビジョンズ」という食品コレクション。環境への負担を極力減らし、農業や水産を支援することを目的にしたもので、オーガニック製品のため体にも優しい。「肉料理とかをガッツリ食べたいときもあるんですが、ソロキャンプとなると荷物は減らして簡素で過ごしたいので、プロビジョンズや缶詰料理で済ませています」と鈴木さん。今回は焼きピンクサーモン、ブラックビーンスープ、トマトソースのムール貝添えの3品を調理。ピンクサーモンはスキレットに入れて焚き火で手早く焼き、ブラックビーンスープはお湯を沸かして食材を入れれば完成。パスタは茹でたら、缶詰の食材とトマトソースを入れて、味を整えるだけ。アパッチくんの料理は、カロリーが高い鹿肉などの材料を中心にミックス。「環境によって食欲が落ちることがあるため、キャンプではそそられるものをメインにしています。でも、高カロリー系はキャンプだけにして、メリハリをつけていますよ」。湯沸かしなど、時間がかかってしまうものは、高火力のバーナーを使って一気に熱する。使用しているのはMSRのXGK EX。焚き火は早くつけていかに長く楽しむか、が大事夕食が終わったら、今回のメインテーマである焚き火へ。手際よく薪を組み、焚き付けを置く鈴木さん。そしてその流れのまま、あっという間に着火した。 「火をつけるときは、実はこだわりはないんです。その代わり、薪は大きい広葉樹が好きで、じっくり焚き火をするときはいっぱい用意しますね。普段は夕方から焚き火を始めて、薪がすべて燃え尽きるまでじっと火を見届けます。だいたい、1回のキャンプで5〜6時間はやっていると思いますね。途中で食材を焼くのに使ったり、朝は湯を沸かすのに使ったりと、焚き火は自分にとって大事なライフラインです」。「火を見ていると、その日の振り返りをしちゃいます。今日は充実できたかな? とか、アパッチと楽しく過ごせたかな? とか(笑)」。ひざの上で眠るアパッチくんとともに、ゆっくり時間を過ごす。鈴木さんの息に合わせているかのように、炎は大小さまざまな形に変わっていた。キャンプの朝はいつも早起き鈴木さんのキャンプの日課に、アパッチくんとの朝の散歩がある。この日も本栖湖の湖畔散歩に出かけた。残念ながら、富士山を見ることはできなかったが、湖から吹き込む優しい風を浴びてアパッチくんも気持ちよさそう。帰りの道中で向かったのは、熟成肉が味わえるというステーキショップ。「肉のボリュームとレモン&バターの組み合わせが絶妙でおいしいんです。次の日を気にしないときはガーリックソースを選びます」と鈴木さん。お気に入りのお店にも立ち寄って充実した1泊2日となった。帰りに立ち寄ったお店河口湖「55steak」山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3367-1℡. 050-5592-5409PHOTO/黒崎健一TEXT/小川迪裕出典/ガルヴィ2019年12月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
- テクニック、スタイル、ソロ
- キャンプの達人が選んだ“焚き火ギア”「不思議な着火装置とは…?」
- キャンプの達人が選んだ“焚き火ギア”「不思議な着火装置とは…?」
- アウトドア好きが集うカフェ「BASE CAMP」では、店主であるA-sukeさんがスタッフとともにグループキャンプをすることがある。焚き火を囲むときはみんな平等。思わぬ本音が出ることも少なくないらしい。焚き火愛好家たちの達人キャンプ。さて、どんなキャンプをしているのか覗いてみよう。絶対買うべき!キャンプの達人が愛用するギアBEST5A-sukeさん(左上)カフェ「BASE CAMP」店主。キャンプからフライフィッシング、狩猟までアウトドアの知識が豊富で、小誌ほかメディアでは、理論だてた説明が好評だ。ミヤっぴさん(右上)農園コンサルタント、発酵クリエーター。「農キャンプ農ライフ」代表であると同時に、週1で「BASE CAMP」をフォローする。オギさん(左下)藍染めユニット「トシュカ」として全国各地でワークショップを行いつつ、空いた時間に「BASE CAMP」をお手伝い。ナナさん(右下)「BASE CAMP」スタッフ。キャンプ歴は1年ほど。自由に焚き火を楽しむキャンプサイト作りグループキャンプというと、とかく協調性が求められる。勝手な行動は避けたほうがいいが「いつでもいっしょ」は少々厳しい。話し合いの末、決定したのは焚き火を中心にした共通リビングを各自のテントがぐるりと囲むレイアウト。自由と協調のさじ加減が絶妙だ。リビングの中心は当然、焚き火。いつもみんなが同じことをするのではなく、好きな時に寝ていいし、自分のしたいことをすればよし。自由だ。各自のテントの入り口は、焚き火に向けて設営する。これならテントで休みながらも、みんなの様子をうかがえる。みんなが協力しあうような作業に遅れることがない。もちろん、ひとりで先に寝てもOKだ。晴れが続くようであればタープだけでいいが、秋〜冬の雨は冷えてしょうがない。ツインピルツを用意すれば雨でもみんなで過ごしやすい。みんなの荷物をさっと格納できるのがいい。基本的に、自分の道具は自分で保管するのが鉄則。だが、遊び道具など、みんなで使う道具はシェルフを用意して、そこにまとめて管理。小物がすぐそばにあるので、道具談義に花が咲くという効果もある。チーム「BASE CAMP」の焚き火アイテムはメリハリありチーム「BASE CAMP」では事前に共通の装備、個人の装備を相談することで、道具の重複を省いている。今回、A-sukeさんは主に共用アイテムを担当。「いろいろな道具を手にしてきたけれど、シンプルで後片づけが楽な道具が、結局活躍します。今回は焚き火がテーマなので焚火台Lとトライポッドで2段調理仕様です」。A-sukeさんの焚き火道具ロッジの「トライポッド」は、接続不要で広げるだけ。全長が短くはならないがその分、安定感がある。肉を劇的にうまく焼ける「男前グリルプレート」と鉄製の「ココパン」は、どちらも焚き火対応かつ取っ手がなくて持ち運びやすい。焚き火用グリルであり、ゴトクとしても使えるパーセルトレンチのパッカーズグリル。見た目は重そうだが中空ステンレスのため非常に軽い。激似品もあるが、漂う品格と哲学は元祖ならでは。コンパクト収納ができても、細かなパーツを組み立てるのは面倒。スノーピークの焚火台は広げるだけで準備完了。灰を捨てた後は逆さまにしてパタパタと開閉するだけで、細かな灰が落ちるので時短に役立つ。ミヤっぴさんの偏愛焚き火道具左からバイオライトのスティックスナッパー、ブラジルのホットサンドメーカー、ファイヤーピストン、チャークロスと麻ひも、ナイフ大小。注目は、ディーゼルエンジン発明のヒントになったといわれるファイヤーピストンだ。ハンドルを押し込むことで、中に詰めた火口(おもにチャークロス)に灯がともる、不思議な着火装置。オギさんの藍染めカスタム左からグローブ、鍋敷き、多機能ナイフ、火ふき棒、ナイフ、エスビット、トング、トーチ、焚き火台。藍染め作家のオギさんは、布やレザーを藍染めでカスタム。定番の白いグローブもこのとおり、オシャレ度アップ!焚き火料理は火加減が肝心!この日の料理は、香草を詰めた焼き魚、ニジマスのホイル焼き、アスパラのベーコン巻き、鉄板ステーキなど、とことん焚き火の熱を利用するものだ。焼き芋、焼き魚、煮込み、ステーキなど、A-sukeさんから料理名を聞いたらそれぞれが準備をしていく。お客さんは誰もいないのがステキ。本来の使い方とは異なるが、焚き火台の穴に串を打ったサカナを立てて、じっくり火を通す。ふっくらとした身はほのかにスモーキー。焚き火で料理をする際は、炎がゆらゆら立っている状態ではなく、炎のない熾火がベスト。熱量が安定し、ススが食材につかずにベストな状態で焼きあがるのだ。鍋や鉄板を使う場合も同様で、熾きとなった場所に置くといい。串焼きは、食材が回ってうまく焼けないという声があるが、これは串を2本以上使うことで解決する。片側を広げた扇状に打つと美しく、持ってひっくり返しやすい。また、サカナは泳いでいる姿を再現すると、料亭のような仕上がりになる。焚き火の片付けにもダッチオーブン!火消し壺の代わりにダッチオーブンを使うのがA-suke流。もともと灰は石けんの原料として使われていたので、理にかなっているのだ。灰捨て場がない場合は、ダッチオーブンに入れてからテント等の撤収に取りかかる。ダッチオーブンなら密閉できて確実に消火できるし、撤収の間に冷えて安全に車内に入れておけるのだから。焚き火の終了時間を計算し、薪を燃やし尽くすのが基本。元気に燃えている薪も、散らして単独にすることで燃焼に必要な熱量を減らせるのだ。ほぼ灰になったが、途中で立ち消えしたものは灰ごと持ち帰る。PHOTO/逢坂聡TEXT/大森弘恵出典/ガルヴィ2019年12月号【あわせて読みたい】【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
- テクニック、スタイル
- 【車中泊じゃなくてバンライフ!?】シエルブルーのスタイルに密着してその魅力に迫る!
- 【車中泊じゃなくてバンライフ!?】シエルブルーのスタイルに密着してその魅力に迫る!
- 近頃、注目を集めている「バンライフ」というスタイル。それはひとつのキャンプスタイルというよりも、自身が持つ生活に対する考えを表現できる方法のように感じる。達人たちのツーキャンなう。あなたの旅道具見せてください! Vol.1日本でバンライフをいち早く実践してきたデザイナーユニット「シエルブルー」の2人のスタイルを通じて、その魅力を考えてみよう。Ciel Bleu シエルブルー茨木一騎(ワカ)さん(右) 実伽(アネゴ)さん(左)木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。今話題のバンライフ知ってる?車をお気に入りの相棒にするアイディアを大公開!かわいらしい2トーンカラーが印象的なGMCのRally Wagon。92年式のこのモデルは、しっかり整備さえしておけば遠出も快適で、燃費もいいのだとか。2人でセルフペイントをして、こだわりのカラーリングに仕上げている。思い立ったらすぐに出発。バンライフの魅力を知る身の回りのものを詰め込んですぐに出発できる。その手軽さはバンライフならでは。昨今、注目を集めている「バンライフ」と呼ばれるスタイル。一度は耳にしたことのある読者も多いだろう。まだ深く知られていないこのスタイルを日本でいち早く取り入れて活動する茨木一綺(ワカ)さんはそのメリットをこう話す。「僕たちにとってバンライフは旅に出かける手段で、今の生活スタイルに合っていると感じています。埼玉の自宅から、全国各地へアウトドアイベントなどの仕事で出かけるのですが、内装も外装も自分たちで作り上げたお気に入りの空間なので、すごく居心地がいい。移動時間も家で過ごしているのに近い感覚です。それに、キャンプ場に着いてからの設営や撤収がとにかく楽。その分使える時間が増えたので、夫婦でゆっくりすることもできます」そもそもバンライフはアメリカで発祥したカルチャーで、世捨て人、ヒッピー的なイメージがある〈家なしの車上泊生活〉という意味合いだ。しかし日本では一部のノマド的車上生活の実践者を除き、日本の生活環境や考え方に合わせてアップデート(もしくはデフォルメ)された形でムーブメントを巻き起こしている。好きなクルマをベースに、外装や車内を自由なアイデアでこだわりの空間に仕上げていくスタイルは、いわゆる車中泊とはひと味もふた味も違う。シエルブルーの2人が実践するバンライフからは、自らを表現するようなこだわりと魅力が詰まっている。バンライフを通じて表現するこだわりの空間と夫婦の時間とある週末の午前中。ワカさんとアネゴさんは愛車であるバンライフ仕様のGMC ラリーワゴンに最小限の道具を積み込んでキャンプ場へ出発した。キャンプ場に到着したワカさんは、常設しているルーフトップテント「Wild Land パスファインダー」を広げる。この日は自宅からそれほど遠くない埼玉県・長瀞のキャンプ場で、久々の休日を過ごすことに。道中で買い出しを済ませて、宿泊地である長瀞キャンプヴィレッジに到着したのは午後2時ごろ。これがなんとスマホアプリで操作するソーラーも備えた電動式。景色のいいサイトにクルマを停めて、電動で開閉するルーフトップテントを開いている間にカーサイドタープやファニチャーを設置。あっという間に、キャンプサイトが出来上がった。車内にはシエルブルーブランドのウッドテーブルなど、自分たちのライフスタイルの一部であるお気に入りの道具を設置。「このルーフトップテントは最近取り入れたんだけど、スマホ操作で自動設営できる最新型。だからその間に他の準備ができて、思っていた以上にすごく便利なんだ」と、ワカさん。寝袋はナンガの2人用シュラフで、寒さ知らず。車上からの景色も抜群だ。車内にもリビングスペースを備えるが、この日はカーサイドタープを張る。車上テントからの景色はこのスタイルならではの醍醐味。日が暮れるとビールを手に乾杯をして、目まぐるしい春先の日々の疲れを互いに労う。夜の時間をたっぷり味わう。これもバンライフの魅力。この日は星空もきれいだったので、チェアを外に出して焚き火も楽しんだ。一切慌ただしくなく、常に静かな時間が流れる。夜の焚き火タイムのお供は、注目のガレージ焚き火ブランド「sanzoku mountain」のmouncol(別注品)。「暮らしからアウトドアまで」。シエルブルーの2人は常々この言葉を掲げている。普段の生活スタイルを切り取って、クルマとアウトドアをも上手につなげて楽しむ。それが彼らのバンライフであり、シエルブルー流ライフスタイルの表現といってもいいだろう。こだわりのある好きな道具に囲まれた空間にいる2人の表情は、自然体そのもの。その自由な旅は、はじまったばかり。まだまだ続いていく。PHOTO/逢坂 聡撮影協力/長瀞キャンプヴィレッジ出典/ガルヴィ2019年6月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
- テクニック、スタイル、キャンピングカー&トレーラー
- 【秘密の隠れ家キャンプ】焚き火を存分に堪能!
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- ネイチャークラフト作家・長野修平さんの工房裏には、スペシャルなキャンプサイトがある。子どもたちが成長し、なかなか全員そろってキャンプへ出かけるのが難しい今、家族で焚き火を囲む、貴重な場所だ。長野さんがどんなキャンプをしているのか紹介しよう。長野修平さんネイチャークラフト作家であり焚き火&山菜料理人。本誌ほか多くのメディアやイベントを通じてモノ作りの魅力を広めている。自作の自宅兼アトリエの裏には焚き火ができるスペースあり。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品プライベートサイトでいつでも焚き火長野さんの自宅兼アトリエの裏山には、焚き火ができるキャンプサイトがある。ここで時折、家族キャンプを楽しんでいるそう。「この裏山キャンプ場では、家族で焚き火をすることもあるし、子どもだけでビバークしたこともあります。最近は子どもが友だちを呼んで、子どもだけの女子キャンプをしていますね」(長野さん)眼下には自宅。裏山にトイレを設けているので、自宅に戻らなくても過ごせるし、急用が入ったらすぐに現実に戻れる。個々の都合も優先できるというわけ。この距離感がうらやましい。準備と片付けは家族みんなで。自分ができる範囲で行っている。テント内にインストールするために設計されている小型の薪ストーブ「ロキ」。コットン製の煙突穴付きテントの中に入れて、あたたかく過ごしている。窓を開ければ炎が見えるし、本体上部がフラットなので、飲み物の保温や煮込み料理にも役立つ。子どもたちも薪ストーブの扱いは慣れたもの!キャンプサイトの中心は直火焚き火台を使うよりは、地面に薪を並べる直火のほうが好きな長野家。裏山キャンプ場では当然、石を囲んで焚き火場を作る。ロープの先に薪を結び、高い枝に引っかけてタープを張る。メインポールとその張り綱がなくなるので、焚き火まわりがスッキリ。夜でも張り綱に引っかかることがない。長野家のキャンプに欠かせないのが焚き火とベーコンだ。肉の腐敗と熟成は紙一重。焚き火で燻す時間や熟成させる温度の調整など、ベーコン作りはすべて長野さんの勘どころが勝負。ベーコンを炙るには大きい焚き火が必要なので、キャプテンスタッグのラウンドファイアピットを使用。オンウェーの焚火台は気軽に焚き火をするときに。どちらも広げるだけで準備できる。奥は福井のガレージブランドの吊るす焚き火台で、かがり火としてタープ前に置く。トングは太い薪用、細い薪用、リフターにもなるトングの3つを使い分ける。火ふき棒にもなる火かき棒はおもしろい道具だが、やはり自作の火吹き竹で、細く長く空気を送りたいそう。長野家のキャンプでは、薪は買うものではなく、現場で集めるもの。長野さんは自作の薪スタンド兼薪バッグを肩にかけ、家族は布製やビニール製の薪バッグに、入れられるだけの薪を集めてくる。この裏山キャンプ場は、テントとタープと焚き火場が収まる広さだが、決してゆとりがあるわけではない。タープはメインポールを使わず、ロープを高い枝にかけて固定。限られた場所で焚き火をしても、移動のストレスや危険がないようにレイアウトしたのは、見事というほかない。PHOTO/逢坂聡TEXY/大森弘恵出典/ガルヴィ2019年12月号キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるウェア6品“限定人気アイテム”夜を優しく照らすランタンシェード【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
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- 高規格キャンプ場【PICA】が考える次のキャンプスタイルとは!?
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- 現在のキャンプシーンを語る上で欠かせないのが、さまざまな変化を遂げてきたキャンプ場の存在だ。スタイルの変遷とともに歩んできたキャンプ場、常にキャンパーと向き合ってきたキャンプ場から見た現在とは?その答えを求めて長年、キャンプ場経営に携わってきたPICAリゾートに話を聞いた。【あわせて読みたい】キャンプバイヤー厳選!“焚き火”を満喫できるギア6品日本のキャンプを変える変革を起こしたPICAPICA富士吉田のシンボルがこのツリーハウス「KITOS(キートス)」だ。この周辺広場ではさまざまなワークショップも開催されている。90年代、空前のキャンプブームが巻き起こった。アウトドアがレジャーとして注目され、多くの人がキャンプという体験を求めて、自然のある場所へやってきた。そんな時代にキャンプ場をスタートさせたのが、PICAリゾートだった。今回話を聞いた担当者は話す。「1990年代前半、バブル経済最終期に不動産事業の一環で、キャンピングカー・トレーラーハウスの展示体験宿泊施設の構想がありました。その延長線にオートキャンプ場、PICA富士吉田の開業があったのです」PICAリゾートは1995年にPICA富士吉田のオープンを皮切りに、2000年にPICA富士西湖、その後は2005年から毎年のように施設を増やし、2018年には10カ所の施設を開業するまでに至った。それまでにもキャンプ場はたくさん存在していたが、企業が事業として参入したスタイルは多くなかった。しかも、今で言う、高規格キャンプ場とは何かを示してくれたことは、当時のユーザーにはセンセーショナルであり、新潮流を感じるものがあった。「キャンプは自然の中で不便を感じるもの」という考え方が一般的だったなか、「日本のキャンプは疲れる。そんな日本のキャンプを変えたい!」と強い意思を持って、キャンプ場造りに取り組んでいたのだ。キャンプ場としての歴史をスタートさせたPICA富士吉田。パオを常設するなど、新しいキャンプ場のスタイルを提案してくれた。 オートキャンプ場でスタートした後、宿泊施設拡充のために、トレーラーハウスやパオなどを設置した。モンゴルの草原に建つ、移動式住居を思わせるパオは、当時のPICAリゾートの顔。需要や変化に合わせて、改良してきた。「キャンプの区画サイトというのは70平米が平均でしたが、約120平米に拡大しました。そして、フリーサイトも増やしています。場所を提供するだけではなく、イベントも実施するようにしました。最近では場内にカフェを作ったり、アクティビティを楽しめる施設、くつろげる温浴施設など、複合施設を併設する場所も増えています」という。現在のキャンプシーンキャンプ場の施設を充実させる一方で、レストランやカフェの充実も進められた。極上の料理を楽しめるのも、新しいスタイルだ。20年以上、最終的に10施設のキャンプ場を展開してきたPICAリゾート。キャンプの歴史とともに歩んできたキャンプ場にとって、今のキャンプシーンはどのように写っているのだろうか。「当時はキャンプを始めるのは『子どものため』という理由がほとんどでした。しかし今では、違ったアウトドアの楽しみ方も増えてきたように感じています。でも、そもそもキャンプに固定的なスタイルは必要ないと考えていますので、どんどん多様化していくのは大歓迎です」実際のところ、日常の生活も大きく変わってきた。誰もが土日休みなわけでもなく、長期休暇を取る人も増えた。また、キャンプグッズも進化し、以前であれば考えられなかった、新しいスタイルが誕生している。「100人100通りのアウトドア」をキャッチコピーに、自分らしく興味が向く『自分が楽しい!』と思える施設、環境、サービスを目指している。このようなライフスタイルの変化に伴って、キャンプ場の施設もニーズに合わせたアップグレードが必要だという。「当初は、水洗トイレがあればOKでしたが、今はお風呂がないとダメという意見も聞かれます。そのほかにも、キャンプ場でのアトラクションやイベントなど、ソフト面で付帯的な楽しみを提供することも大切です」発展するキャンプ場日帰り施設も続々とオープンしている。PICA WILD BASE fujisanではキャタピラバキーで富士山のふもとのコースを走れるという。キャンプ場は施設だけではなく、サービスも提供するスタイルが増えている。これまで宿泊施設を経営してきたPICAリゾートでも、PICA WILDBASE Fujisanという日帰りアクティビティ施設を開業した。ソフト面でのコンテンツ強化はこれからのキャンプ環境にとって重要となるに違いない。そこで、今後のキャンプ場の役割を聞いてみると「自然で過ごすことのお手伝い」という答えが返ってきた。PICAリゾートは、すでに数々の充実した施設をキャンプ場に設置している。ユーザーの評判もよく、リピートを望む声も多い。各地に広がる施設ごとに集客力を高める同社の手腕は高いのだ。「各施設には、すべてではありませんが、カフェやレストラン、バーベキュー場などが設置されています。しかし、それぞれの地域、環境、周辺施設、ロケーションにあわせた特徴を出していかないといけません。例えば、海の近くであれば海鮮をメインにしたり、団体利用が多ければ団体メインのプログラムを組んだりします」2018年にオープンしたPICA Fujiyama。富士山を望む最高のロケーションで、極上のアウトドアリゾートを提供する新形態キャンプ場。社会は大きく変わり、キャンプは新しい局面を迎えるなか、「『人の感性の維持』のために必要なものこそが、自然の中で過ごすこと」だとPICAリゾートは考えている。いつの時代も、アウトドアでの自然生活体験は一番身近にあり、人の感性に刺激を与える。キャンプ場は、そのきっかけとなる場所でありたい。各地の多くのキャンプ場も同じような考えを持っているはずだ。アウトドア体験のハードルを少しでも下げ、参加しやすい環境にしようと日々、見えない努力を続けている。協力/株式会社ピカ山梨県富士吉田市上吉田2-5-1https://www.pica-resort.jp/PHOTO/森 勝、黒崎健一、ROSA、@38exploreTEXT/渡辺圭史出典/ガルヴィ2019年10月号あわせて読みたい【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
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- やってみたいこんなキャンプ! 厳選!ひと味違うキャンプスタイル
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- ファミリーキャンプやソロキャンプ以外にも、快適性を追求したグランピングや、より自然との一体感を味わうブラッシュクラフトなど、さまざまなスタイルが広がりを見せている現在のキャンプシーン。今までとは一味違うキャンプを体験してみたいという人たちのために、様々なキャンプスタイルを紹介してみよう。■グランピングアウトドアでありながら、快適性を追求した究極のスタイル。すべてがパッケージされたサービスでは、コース料理が提供される。大型テントにはベッド、キャビネットなども設置され、まるでリゾートホテルに泊まっているような感覚。コットンテントで広々&快適に過ごす!グランピングでは大きなテントが定番となっている。もともと、大草原の中で最高のおもてなしを提供されるサービスに起因するため、古典的なコットンテントがスタイルの主流となった。ベッドや家具を入れ込むため、側面の立ち上がりも重要になってくる。BBQグリルで豪華な肉料理BBQグリルも大型が好まれる。焼肉ではなくグリル料理を楽しむためだ。必然的に設備は大きくなるが、常設されていることも多く、使いやすさを追求した結果でもある。料理人がサービスすることもあるが、料理に自信のある人が腕を振るってもいいだろう。自宅より寝心地のいい大型ベッドホテルライクな環境を追求するため、ベッドは大型タイプを採用。家庭用ベッドを持ち込むスタイルもあるが、移動を考えて、大型のエアベッドを使うほうがバランスが取れている。もちろん、シーツなどをそろえて、ベッドメイクしておくのが基本。ハンモックでリラックス。優雅にシエスタもハンモックがリラックスアイテムとして装備されていることが多い。コットンの1枚生地で作られたブラジリアンハンモックや、伝統手法で編み込まれた網タイプのメキシカンハンモックなど、優雅なひとときを追求している。■ウルトラライトグラム単位で軽量化を追求するスタイル。もともとは荷物のベースウェイトを軽くして、体への負担を少なくするという考えから発展した。シルナイロンなど、軽量でも強度を発揮する素材が開発され、山岳ギア全般が軽量化されてきていることもあり、究極の軽さを追求するコアなユーザーも少なくない。ポールをなくせばおのずと荷物は軽くなるテントを軽量化していくには、構成するパーツの種類を減らさなければならない。例えば、ポールの使用をやめるなど。そうなると、テントの装備は生地のみとなり、軽量化が図れる。その例がハンモック。荷物が軽くなるので、快適なテント泊旅ができるというわけだ。アルコールストーブなら燃料だって軽くなるウルトラライトでは、アルコールストーブを選ぶ傾向が強い。バーナー本来の軽量化もあるが、燃料を携行しても、かさばらないことがポイント。使用済みのカートリッジがたまることもなく、燃料は街の薬局やドラッグストアで簡単に手に入ることも人気の理由だ。唯一の灯りは軽量小型のヘッドライトライトも必要最低限のアイテムがセレクトされる。ランタンなどを持たずに、ヘッドライトのみで過ごす人も多い。さらに、ヘッドライトも軽量化が進み、30gを切る超軽量タイプが存在する。アイテムを軽くすることで、必要な光量も徐々に減ってくる現象が起きている。グラウンドシートはタイベックが人気少しでも軽く、少しでも強いギアが求められる山岳レースなどでも、グラウンドシートとして防水透湿性のあるタイベックシートが人気を集めている。コンパクトながら耐久性も高いので、ウルトラライトスタイルで使用する人も多い。■ブッシュクラフト野外生活でシンプルなアイテムのみを所持し、自然を感じながら、フィールドでの営みを創造して楽しむスタイル。足りないアイテムがあれば、ナイフで作ってしまうワイルドさ。ここ数年でカテゴリーが確立され、ユーザーも増え続けている。軍隊仕様のコットン生地テント軍幕、パップテントなど、軍隊が使っていた野営幕がブッシュクラフトで使われる。ポールは付属されていないので、ロープワークや倒木などを利用して立ち上げなければならない。ミリタリー感あふれるワイルドな雰囲気。コットン生地が多く、焚き火にもよく合う。熱源は焚き火!だが環境への配慮は忘れずにバーナーを使わず、焚き火が主たる熱源となる。許可された場所であれば直火となるが、地面への悪影響を考えて焚き火台を使う人も多い。薪を集め、ナイフで加工してから焚き火をスタートさせる。通過儀礼のような所作が、ブッシュクラフトらしさでもある。ナイフを駆使して炎を自由に操るナイフが必須アイテムであり、唯一持参するキャンプギアとなることもある。それだけ重要なポジションを担うアイテムである。ブッシュクラフト発祥の地、北欧のスタイルを継承するのがセオリー。クラシカルなタイプから、最新の軍用ナイフのような形も存在する。メタルマッチなら水にも強く、携行性も高いマグネシウムなどを削り、火花を発生させることで、火を起こすメタルマッチ。一般的な木のマッチに比べたら、水にも強く、携行性も高い。今ではターボライターなど、悪条件でも火付きのいいギアがあるが、あえてメタルマッチを使うのがブッシュクラフトらしい。■その他のスタイルグループキャンプ仲のいい友だち、同じスタイルを追求する仲間が、集まって楽しむグループキャンプ。多人数ならでは特性を活かして、こだわりの料理を作ったり、快適なベースキャンプサイトをセッティングし、楽しむ。複数家族のグループも増えている。車中泊クルマで移動して、そのまま車内で宿泊。テントを張るキャンプスタイルにとらわれることなく、レジャーであったり、旅であったり、いろいろなアクティビティとともに、手軽に実践できるのが特徴。最近では、防災対策としてシェルターの役割も注目されている。バンライフ自由に旅をするバンライフ。バンの荷室を改造して、ベッドやテーブルなどを取り付けている。バンの中で生活を完結させるスタイルは、世界各国で実践されている。自然の中で完全に外部からの電源をシャットアウトする「オフグリッド」を目指す人もいる。ハンモック泊国内でも実践する人が増えている、ハンモックでのオーバーナイト。木が多い林間エリアであれば、どこにでも泊まることが可能。宙に浮いているので、地面の形状を気にすることなく、さらに斜面であっても宿泊できる強みがある。木にタオルを巻くなど、ダメージを与えない工夫が必須。タープ泊テントを使うことなく、タープのみで宿泊。トレッキングポールや木を利用してタープを張ることも。シルナイロンなどの軽量素材を使ったタイプであれば、非常にコンパクトになり、荷物の負担が軽減できる。メッシュのモスキートネットがあれば、より快適に就寝できる。PHOTO/森 勝、黒崎健一、ROSA、@38exploreTEXT/渡辺圭史出典/ガルヴィ2019年10月号【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」 優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選
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- まだ釣りをしたことないキャンパー必見!キャンプだけではない釣りの凄すぎる魅力とは?
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- まだ釣りをしたことのないキャンパーでも「一度はしてみたい」という人はいるはず。そこで、ルアーフィッシングに精通した佐藤直樹さんに、冬場の釣りについて語ってもらおう。佐藤直樹さん1980年生まれ、横浜在住。幼少期に釣りの魅力に取り憑かれ、海・川・湖問わず、水辺を見ると本能が疼く。釣りの楽しさや感動を伝えることに喜びを感じています。DUOソルトプロスタッフ、PAZDESIGNテスターを務める。【あわせて読みたい】 冬キャンプの防寒対策どうしてる?上級キャンパーの防寒術がすごすぎるんです…! 敵を知ることは釣果への近道水温が下がると、浅場にメバルの姿が見え始める。ついこの間まで夏だったのに、一気に寒くなって気付けば冬。水温が下がってくると、魚たちは厳しい冬に備えて栄養や脂肪を蓄えるため、「荒食い」を始めます。そんなタイミングで釣りができれば魚を容易に釣るチャンスですが、季節の進行も早く、慣れないと魚の動きが捉えにくいものです。基本的に、高水温が適水温な魚から順に冬を意識し始めます。そのため、いま何が「釣れている」、もしくは、「釣れなくなってきた」という情報を全体で考えることが重要です。現在の川や海の中の季節の進行が把握しやすくなります。まずはそういった「魚の習性や特徴」を知ることが、釣果への近道ということはまちがいありません。春だけじゃないメバル釣り目が大きくかわいいと女性にも人気のメバル。春に釣るイメージが強いですが、秋から冬にかけても釣りやすい季節といえます。冷たい水温を好むため、夏場は深場にいます。11月ごろになると水温も下がり、メバルは浅場へ動き始めます。産卵を控えたメバルが活発にエサを食べるので、釣りやすい季節というわけです。12月になると、浅場の藻場や障害物、根の周りに集まり、産卵行動に入ります。1月は産卵で体力を消耗して釣果が落ち、2月は水温が最も低い時期なので、さすがのメバルもおとなしくなります。そして水温が上昇する春に、また釣れ始めることから、春告魚(メバル)という名前が付いた、というわけです。今回は季節の進行を踏まえ、メバルを例に挙げて解説しました。それほど大きくはありませんが、手軽に釣れ、食べてもおいしく、引き味もいい。愛くるしい大きな目のメバルは人気のターゲット。しかし、産卵を控えてお腹が大きくなった今の時期に釣れるメバルは、できればそっと逃がしてあげましょう。いつまでも楽しい釣りができますように。それでは。出典/ガルヴィ2022年12月号【あわせて読みたい】意外と知らない冬キャンプの危険なトラブルとは?身を守るためにやるべきこと4選こんなに簡単なの…!?極寒の条件でも耐えうる車中泊の防寒対策を上級キャンパーが解説!家でも簡単に出来る!意外と知らない足元の冷え対策5選
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- 凍えるような寒さのフィールドでも、快適にキャンプを楽しんでいるキャンパーが多い。でも、そんな熟練キャンパーたちは、どんなアイテムを持ち、準備をしているのか?今回は車中泊の達人・森風美さんにとっておきの防寒術を教えてもらった!【あわせて読みたい】 「その発想はなかった…!」キャンプガチ勢から学ぶ冬キャン防寒術 なちゅガール代表 森 風美さんアウトドア女子向けのポータブルサイト「なちゅガール」編集長。さまざまな車中泊&キャンプスタイルを実体験して配信している。2冊目の著書『車がなくても テントがなくても はじめての“ぷち”チャンプ』(飛鳥新社)が好評発売中!大容量のポータブル電源を使って車中泊を楽しんでいる森風美さん。就寝時は、AC電源付きサイトでなくても、電気毛布を使うことができる。さらにフロアに厚手のマットを重ねて、床から伝わる冷気を防ぐなど、基礎的な準備はバッチリとのこと。ただし、クルマに使われている断熱材は天井のみ。さらに、現在の目隠しはカーテンのみなので、窓からも冷気が伝わってきてしまうという。「今シーズン初めて、真冬の北海道へ向かうので、極寒の条件でも耐えうる防寒装備をプラスしないといけないんです」断熱用のアイテムをアップデートするなど、現在いろいろと対策を考え中。「本当はどんちゃん(愛犬)と一緒にいるとあたたかいんですけれど、どんちゃんは助手席にある自分のスペースで寝ちゃうんですよね(笑)」電気毛布にマットは2枚重ねで!床から伝わる冷気は厚手のマットを重ねることで防ぐ。エアウィーブを使用してから寝心地が快適になっただけでなく、空気の層がさらに断熱効果を高めてくれたそう。「悩みだった寝起きのダルさも解消されました!」寝袋は薄手を重ねて調整します厚手の寝袋などの寝具は使わずに、電気毛布に薄手の寝袋やブランケットを組み合わせて調整している。足の指先などの先端の冷えには、ダウンのテントシューズなどで対応。ペンドルトンの袋の中には、重ね着できる防寒用のウエアを詰め込んでいる。ワンコもしっかり防寒ウエアを!3歳になったばかりのボーダーコリーのどんちゃんも、冷え込むとおなかの調子が悪くなるという。なのでエルエルビーンのフリースでおそろいコーディネート。牧羊犬らしく元気に走りまわるので、散歩するだけで体はポカポカ!?PHOTO/逢坂 聡TEXT/高梨達徳撮影協力/sotosotodays CAMPGROUNDS【あわせて読みたい】まさに目から鱗!キャンプのスペシャリストが考える驚くべき防寒術とは?家でも簡単に出来る!意外と知らない足元の冷え対策5選【最新版】上級キャンパーがやってる防寒対策とは?寒い夜に対策すべきこと6選
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- “雨キャンプ”上級者は絶対やってる!簡単にできる対策が神過ぎた…!
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- キャンプに雨はつきものだけど、その対処方法を知っているのと知らないのとでは、キャンプの快適さが変わってくる。そこで今回は雨に備えた準備と雨の日を快適に過ごすTipsを紹介!【雨キャンプの心構え】雨キャンプはムリをすると危険なこともある。天気予報を必ずチェックして、台風など悪天候時には諦める勇気も大切だ。またキャンプ地を変更したり、2泊のところを1泊にするなど、計画を変更して、安全第一で臨機応変に対応してキャンプを楽しもう。【あわせて読みたい】【別注!】キャンプツーリングに最適な”男”のセット■雨への備え編①雨の日にあると便利なグッズを準備雨でも快適に過ごせるリビングを作るなら、「スクリーンタープ」や「2ルームテント」を準備すれば、雨が吹き込まないので安心。それが準備できなくても、便利グッズを用意しておけば、雨キャンプも快適になる。まずは足元を濡らさない「長靴」、濡れても平気な「サンダル」。荷物を高い場所に置いて濡らさないための「コット」、トイレなどに行くときに便利な「カサ」、テントの出入りに便利な「スノコ」などを準備したい。出典:モンベルモンベル キャニオンサンダル4800円グリップ力が高くて滑りにくいサンダル。甲部分のベルクロでフィット感の調節ができる。出典:コロンビアコロンビア ラディ リーフ7200円折りたたんで持ち運びができるほど柔らかく、それでいて自立するほどのちょうど良い硬さ出典:ogawaogawa ハイ&ローコットワイド2万8500円脚の差し込み口を変えるだけで高さを42cm・25cmの2段階に調節できる。耐荷重は120kg。➁事前に防水性やはっ水性を確認しようテントやタープの防水性やはっ水性が落ちていると、雨漏りの原因になる。あらかじめ防水性やはっ水性を確認しておきたい。おすすめは毎回のキャンプでの確認。雨や夜露でテントが濡れた際に、きちんとはっ水しているかを確認しておく。できなかった場合は、デイキャンプ時にテントやタープを張り、水をかけてはっ水性を確認。同時にシームテープのはがれがないかもチェックして、問題があった場合はメンテナンスを行おう。出典:キャプテンスタッグキャプテンスタッグ 強力防水スプレー虫よけタイプ 420ml1900円水や油をはじく強力タイプ。虫が嫌がる天然成分ヒバ・ヒノキを配合し害虫も寄せ付けない。出典:ロゴスロゴス シームシーラーセット1200円塗るだけでテントの縫い目からの浸水を防ぐ。生地の破れなどを修復するリペアテープ付き。③スマホの天気予報アプリを賢く活用しようひと昔前は、いつでも天気予報を見ることが難しかったが、今はスマホのアプリで簡単に確認できる。あらかじめインストールして、いつでも天気を確認できるようにしておこう。スマホの天気予報アプリは、当日の降水確率のほかに、1時間ごとの風速を予測できたり、これからの雨雲の動きを確認することもできる。キャンプのスケジュールを立てるときだけでなく、キャンプ当日も役立つ機能が搭載されているので、ぜひ活用しよう。tenki.jp「日本気象協会」が提供する天気予報アプリ。10日先までの天気予報がわかる「10日天気」や雨雲の流れを予測できる「豪雨レーダー」などの機能付き。1時間ごとの風速がわかる天気予報もキャンプに役立つ機能だ。weathernews気象情報会社「ウェザーニューズ」が提供する天気予報アプリ。1時間ごとの風速がわかる天気予報、雨雲の様子を確認できる「雨雲レーダー」を備えている。キャンプ場名で検索できる「施設名検索」も便利な機能。■雨キャンプを快適に過ごす小技編④吊るしておけば道具を濡らしにくい!ランタンやライター、小型トーチなど使用頻度の高い小物はハンギングチェーンを使って吊り下げる。レインウエアや傘も場所を決めて吊り下げておけばほかの道具を濡らさずにすむ。⑤子どもが利用しやすい縦利用ハンギングチェーンをポールに沿って縦にのばし、地面側はペグダウン。こうしておけば、背の低い子どもの道具を引っかけておける。縦方向と横方向、空間を上手に利用しよう。⑥濡れて困るものはタオルとともにバケツへスマートフォンやデジカメ、ビデオカメラなどなるべく濡らしたくないものは折りたたみバケツが指定席。使用後に水分を拭き取れるようタオルも入れておこう。⑦地面に直置きするのはNG重い道具はボックスにまとめてベンチやコットの上で保管する。人気の木製3段ラックも便利だが、地面との接地面積が小さい方が後片付けは楽だ。⑧Sカンやカラビナが大活躍小物を吊すときに活躍するのがSカンやカラビナだ。自在に曲がり、適度に強度がある針金はハンガーがわりにレインウエアを吊すときに使える優れものだ。⑨厚手布と棒、ペグで小物置き場を自作コンパクトカーユーザーなど、ラックやベンチといった大型ファニチャーを増やしたくない場合は、厚手の布とペグ、木の棒などで簡易小物置き場を自作してもいい。これならくるっと丸められるし軽量・コンパクト。⑩テント入り口に小さなチェアを配置テントとタープを接続。さらにテント入り口に小さなチェアかベンチを置いておこう。こうすることで面倒なレインウエアや長靴の脱ぎ着が落ち着いてできる。⑪フライとインナーの空間を確認フライシートとインナーテントの間に空気の層があることは、快適に眠るための必要条件だ。張り綱をピンと張って、風によって空気の層がつぶれないように調整しよう。⑫グラウンドシートや防水シートはたたみ込むインナーテントの下に敷くグラウンドシートがはみ出るとテントとシートの隙間に雨がたまる。大きなグラウンドシートは折りたたみ、テントからはみ出ないよう調整しよう。専用設計のシートもズレていないか確認しておこう。TEXT/牛島義之、大森弘恵PHOTO/中里慎一郎ILLUST/岡本倫幸出典/ガルヴィ2020年6月号、2019年6月号2023年6月更新【あわせて読みたい】「最強の悪天候対策」上級キャンパーはみんなやってるタープの設営テクニックを紹介!「かっこよすぎる」キャンプガチ勢が利便性を徹底追及した究極のギアセットとは!?「天才すぎる」ギア研究家が厳選したアウトドアの7つ道具が優秀すぎた…!
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オススメ! 予約できるキャンプ場
- 予約OK高原CAMP屋 うるぎキャンプフィールド
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自然をダイレクトに感じて非日常を楽しむ
標高1060mの里山に残る森の中で、自分たちでテントを設営し自然と会話する。そんな昔ながらのキャンプが楽しめるキャンプフィールド。場内は広葉樹に囲まれた明るいエリアとヒノキ林の木漏れ日に包まれたエリアに分かれる。また、サニタリー棟にはコインランドリーやコイン式個室シャワーも完備している。QRコードでの決算はRpayのみ使用可能。何十年ものあいだ、売木村の人々によって大切に守られてきた場所のため、自然を壊さないよう、場内にはクルマの乗り入れができない、利用は1区画オンリーなど、多少細かな規約がある。しかし、だからこそ、自然に寄り添うように過ごすことができ、身も心も自然に預ける喜びを体感できる。- ぷらっとキャンプ
- 予約OK高原鷲の巣キャンプ場
- 鷲の巣キャンプ場
那珂川の渓谷美と自然を堪能しよう冬には雲海が見られるチャンスも!
那珂川を見下ろす標高120mの高台にあるキャンプ場。年中ダイナミックな光景が楽しめ、10月~12月には運が良ければ、雲海が見られるチャンスも。地名「鷲の巣」は、崖から眺める風景がまさに鳥になったように見渡せることが由来だそう。四季折々の魅力に満ち、シーズンごとに訪れる価値がある。サイトは区画されたオートサイトとスペースを有効に利用できるフリーサイトに分かれている。地面はオートサイトが砂と芝、フリーサイトが芝なので、ペグはプラスチック製以外が使いやすい。オートサイトには全区画にAC電源、野外炉、テーブル・ベンチが付いているので、使い勝手がいい。コテージには冷暖房、冷蔵庫、電子レンジなどがあり、全体的に高規格なキャンプ場だ。キャンプ初心者にもやさしい施設設備になっている。贅沢な自然体験と至福の時間が待っている。- ぷらっとキャンプ
- 予約OK林間富士満願ビレッジ ファミリーキャンプ場
- 富士満願ビレッジ ファミリーキャンプ場
ソロ・ペア、ファミリーを対象にしたゆっくり過ごせるキャンプ場
河口湖インターからわずか5kmとアクセス良好な山梨県富士山北麓鳴沢村にあり、初心者におすすめのウッドトレーラー、パオ、テントサイトをもつ。BBQ台・焼き網・トング(炭用、食材用各1)がセットで付き、雨の日も安心のウッドトレーラー、パオ。1名から利用できるソロ専用サイト、ソロ・ペアサイト。定員5名のスタンダードサイト。林間を活かしたハンモック用フック付きのハンモックサイトとバリエーションが豊富。本家・満願ビレッジオートキャンプ場とはテイストが異なるが、また別の魅力を感じる環境だ。炊事場はすべてのシンクからお湯が出るほか、ハンドソープ、洗剤、クレンザー、スポンジ、たわしも完備。シャワー室(男女各3ブース)には洗面所、ドライヤーを男女各2カ所、各ブースにはリンスインシャンプー、ボデイソープまで用意されている。場内にはWi-Fiも完備。- ぷらっとキャンプ
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