これでキャンプビギナーを卒業! テントのたたみ方をマスターしよう
テントをたたむのが苦手というキャンプ初心者は多いだろう。しかし、きれいにたたんでおけば、次のキャンプをスムーズに始められる。また、立体的なテントはたたむのが難しいが、コツさえつかめば大丈夫。この際、基本を徹底的に復習しておこう。
① ペグを抜き、張り綱をまとめる
ペグを抜いてペグ収納ケースへ。張り綱は取り外して1本ずつまとめる。テントに装着したままでもいいが、その場合もからまないようまとめる。雨に濡れた後は結び目に湿気が残ることがあるので取り外すほうがいい。
②フライシートをはずす
フライシート裏のベルクロをはずし、フライシートをはずす。出入り口のパネルはファスナーをきっちり閉じる。スタンディングテープ付きの場合は付けたままでいい。
③テント内のゴミをのぞき、ドアの一部を開けておく
インナーテントのゴミを掃き出す。ベンチレーター、ドアパネルはすべて閉じずに一部分を開いておくと、たたんだときに空気が抜けやすい。
④インナーテントを整え、中心線に向かってたたむ
インナーテントの上部をジャバラにたたんでフラットに整えたら、左右から中心に向けて折りたたむ。
⑤さらに中心に向かってたたみ、1/4サイズにする
さらに半分にたたむ。このままでは長いので、だいたい半分の長さにたたんでもいい。ポールは中央付近から折りたたんでケースに収納。
⑥天井を内側に折り込み、地面に置く
張り綱を取り付けるループを持ち、天井部分を内側に折り込む。地面に広げ、端まできれいに整える。インナーテントの上に広げてもいい。
⑦長方形になるよう左右をたたむ
左右に飛び出した三角形部分を内側にたたみ、全体が長方形になるようにたたむ。なるべく扇形にならないように整えておきたい。
⑧中心に向かって左右からたたみ1/4の幅に
インナーテント同様、中心に向かって折りたたみ、さらにもう半分にたたむ。これでインナーテントとほぼ同じ幅になる。
⑨フライとインナーを重ねて丸める
ポール収納ケースにまとめたポールを芯にして、フライシートとインナーテントを丸めていく。スタンディングテープがある場合は、最後に巻き込む。
⑩収納袋に入れる
収納袋をかぶせるようにして中に入れるとバラバラにならない。ペグなど付属品も忘れずにいれておこう。
たたむ際のポイント
インナーテントは、天井部分をジャバラにたたみ、それ以外の部分はできる限りフラットに。フライシートも天井部分を内側にたたんでぺたんこにしておけば、もたつきなくきれいにたためる。
また、インナーテントとフライシートは、収納袋よりほんの少し狭い幅になるよう調整してたたむ(丸める)ことも撤収のポイントだ。なお、ペグや張り綱など付属品の数を確認することも忘れずに。
PHOTO/猪俣慎吾
TEXT/大森弘恵
協力/sotosotodays、ヤマケン
出典:ガルヴィ2022年6月号