【ひとつは持っておきたい】”現役キャンプギア専門家”が便利すぎるクッカーを紹介!
ソロキャンプの場合は毎回使うギアがほぼ決まってくる。とくにクッカーはその傾向が強い。
そこで今回は、モリカツこと森勝さんにおすすめの定番クッカーを紹介してもらおう。
これからのクッカー選びの参考になるかも。
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森勝さん
低山小道具研究家。愛称はモリカツ。
子どもの頃は秘密基地作りと探検、文具や小道具に夢中だった。世界初や秘密という言葉に弱い。
同じ場所を周回し監視するネコ系ハイカーでもあり、奥多摩や高尾の秘密の場所で最新ギアをテストしている。
ヌノバケツひとつに収まるクッカーたち
コンパクトにまとめた最小限のクッカーセットを使用すれば、河原で食事やお酒の時間を気軽に楽しむことができる。
汎用性の高い鍋ひとつがあるだけで、さまざまなロケーションに対応できてしまうのだ。
4ℓの容量のヌノバケツひとつに、上写真のようにさまざまなクッカーを収納可能。
まな板をヌノバケツの底板代わりに内側に敷き、次に比較的大振りな鍋とストーブを収める。
小物類は鍋の内側に収納すればよく、あとは適当に隙間に入れていっても容積には余裕がある。
〈凌〉ヌノバケツ
ヌノバケツだけで持ってみると、容量4ℓサイズが意外と小振りなことがわかる。この中に定番クッカーがきれいに収納できてしまうのだ。
コンパクトの秘訣は14cm鍋
ヌノバケツの中にすべてを収納できてしまう一番の立役者は、なんといっても14cmサイズの鍋。これより大きいサイズになると、ヌノバケツの中にストーブと一緒に収めるのは難しい。
蓋:〈トランギア〉ストームクッカー S用ブラックリッド鍋:〈エバニュー〉ウルトラライトパン#14
14cmの鍋もさることながら、これに合うサイズの蓋も重要。
このふたつの組み合わせが実現していなかったら、今回のクッカーは成立しなかったといっていい。
和のテイストが彩りを与える
欧米メーカーやそれに準じた国内メーカーのアウトドアギアが主流のなか、和の技術やテイストを盛り込んだものが加わると、ちょっとぜいたくな気分を味わうことができる。
木製のマグや皿は見た目よりも軽量で丈夫なのも魅力だ。
〈ノダテ〉ノダテマグ
〈ヴィヴァフデ〉山のうつわDISH
漆には強力な殺菌作用があり、漆器の表面には雑菌が繁殖しない。
古くから受け継がれてきた伝統工芸品は、衛生面でも優れた機能を備えているのだ。
手軽なクーラーバッグを活用
近年は保冷機能が付いたかばん類も多くリリースされている。
わたしが愛用しているラッキーズのブラウンペーパーバッグは、スーパーなどで渡される紙袋のように見えるが、内側が多層構造で保温機能をもたせた便利モノ。
野菜や肉類などの傷みやすいものを持ち運ぶ際に役立つほか、調理の後に空になればコンパクトに折り畳んでしまえるのも、高評価のポイントだ。
最近では類似商品を100円ショップでも見つけることができるので、手元に確保しておくといい。
Presented by Masaru Mori
PHOTO/Masatoshi Shibata
出典/ガルヴィ2022年12月号
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