「知らないと損」少し工夫するだけで保冷効果倍増!クーラーボックスの保冷術6選
ふだん、当たり前のように使っているクーラーボックス。しかし、ちょっとしたコツで、さらに保冷効果を長持ちさせることができる。
今回はそんな参考になる知恵を伝授!
①凍らせた食材を保冷剤代わりに
肉や魚といった腐りやすい生モノは、できるだけ長時間冷やして保存するのが理想。
日陰がない場所でキャンプをすることもあるので、保冷力を持続するためにあらかじめ食材を凍らせておく方法がオススメ。
それによって食材が腐りにくくなるとともに、保冷剤代わりにクーラーボックス内を冷やせて一石二鳥になるのだ!
➁横にも上にも保冷剤を入れる
保冷剤をどこに入れると保冷効果が上がるのか。答えはサイドと上。
冷気は上から下へ流れる性質があるため、保冷剤は上に置いたほうが全体を冷やしてくれる。
また、フタや底と比べて断熱材が薄いサイドには、外気への接触を極力防ぐために入れる。保冷剤を上に置いたら、さらに断熱シートなどをかぶせるとより効果が高いとされている。
上に保冷剤を置く際、肉や魚などの生モノは圧迫されるので注意しよう。
③板氷を入れて保冷力をUP
「冷蔵庫に保冷剤を忘れてしまった!」というときは、代わりに板氷を買うとよし。
ロックアイスより板氷のほうが表面積が小さく、氷の形を長時間キープして保冷効果が高いとされている。
とはいえ、2日も保つとは限らないので、クーラーボックスを日陰に置いたり、フタを開ける回数を減らしたりして溶けない工夫をしよう。
板氷はロックアイスより重量があるため、上に載せると下のものが潰れるので注意。
④スタンドに載せて地熱から守る
地面は太陽光を浴びて温度が上がるだけでなく、地熱で自然に暖かくなることもあり、それによってクーラーボックス内を暖めてしまうことがある。
そのため、スツールやスタンドなどの上において、地面から距離を離すと保冷力を維持できる。
曇りの日でも地面が暖まっている可能性があるため、クーラーボックスとスタンドはセットで用意しよう。
ハードクーラーは低めの、ソフトクーラーは高めのスタンドがあると屈まなくて済む。
⑤スノコを敷いて食材を守る
氷や保冷剤が溶けると、結露して水が底に流れていく。水は熱を伝えやすい性質があるため、冷えたものに水があたると温まってしまう。
それを防止するため、クーラーボックスの底にスノコを敷いて高さをあげよう。スノコではなく他の方法で高くしてもよし。また、定期的に水を排出することも効果がある!
スノコは百円均一でも売っているため手軽に解決。お好みの方法でリフトアップしよう!
⑥持っておきたいオススメ保冷剤
ロゴス 倍速凍結・氷点下パックL
1180円
従来品の氷点下パックGT-16℃より凍結時間を短縮。保冷時間も一般的な保冷剤の約8倍をキープ。
サイズはLのほか、XLとMの展開もあり。
クーラーショック Cooler Shock Large
1680円
血液輸送技術を応用し、アルミニウム、ポリエチレン、ナイロンによる三層構造を実現。
マイナス7.8℃を長時間キープする高い保冷力が特徴。
キャプテンスタッグ 時短凍結スーパーコールドパック〈L〉1800円
天然系高分子を使用した植物由来の保冷剤。冷凍庫に入れると24時間で凍結し、従来品と比べて保冷時間は約8倍!
1泊のキャンプなら安心して使える。
PHOTO/逢坂 聡
TEXT/小川迪裕
出典/ガルヴィ2020年6月号
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