【サバイバル】姫乃たまの「おそとで生きるもん!」第5回 お庭で燻製&アヒージョ(前編)【キャンプ】
こんにちは、ゆで卵に顔を描く姫乃たまです。
描かないと冷蔵庫の中で生卵と見分けがつかなくなります。
エッグスタンドと見せかけて、ウイスキーのテイスティンググラスにゆで卵をのせてみました。ほかにも魚介類を中心に、燻製したらおいしそうな食材を揃えています。
自信がある順番に、ミックスナッツ、ゆで卵、プロセスチーズ、ホタテのボイル、うーん……たくあん、子持ちシシャモ、タラの切り身です。
もう燻製しないで、このまま飲んじゃおっか。
いや、本日はお庭で燻製! そしてスモーキーなアイラウイスキーを楽しもうと思います。優勝。
お手軽燻製器でスタート!
「手軽に燻製できないかな」と思っていたら、いかにも手軽そうなキットを編集担当・Nちゃんが持ってきてくれました。Nちゃん曰く、「東急ハンズで1,500円くらいで買いました〜」という本気の手軽さが素敵です。
パッケージに『初心者でも簡単』『加工済み食品などを(中略)ごちそうに変身!』などの文字が躍っており、私にうってつけ過ぎます。
そうそう、パッケージに書いてある通りで、燻製って加工済み食品でもできるところがいいんですよね。
「狩って調理!」の場面で、獣の生肉に火が通せないとかだとすごく困るけど、ゆでたまごはそのままでもおいしく食べられます。気が変わったら燻製しないで、そのまま食べちゃってもいいところが気楽で良い。
やりたかったことも、やらなきゃって思うと途端にやる気がなくなるけれど、「やってもやらなくてもいい」って、気持ちに余裕が生まれますよね。
さくっとダンボールを組み立てて、付属の棒にシシャモを吊るしたら、あとの食材は網にのせてあっという間に準備完了。
あれこれのせすぎてミックスナッツが入らなかったけど、そのまま食べるので無問題です。
あとはアルミ皿に置いた桜のスモークウッドに火を点けて、網の下に仕込んで待つだけです。だいたい30〜90分で出来上がります(説明書きより)。
ここまで全部キットに含まれていて、食材以外の準備は必要ありません。連載初回では「ナイフ一本で山に入る」とか言ってたのに、至れり尽くせりで恥ずかしくなってきました。
燻製中はアヒージョパーティ!
さて、燻されるのを待っている間に、アヒージョパーティをします。
Nちゃんがスキレットを用意してくれました。500円くらいで買ったそうで、熱で溶けても文句言えない値段だと思いましたが、すごくしっかりしていました。
初めて使うから「シーズニング」が必要とのこと。なにかおしゃれなことが始まる予感に包まれながら、オイルを何度か塗って熱して、ネギを炒めて終わりました。作業内容と名前にギャップがあります。ネギはクズ野菜でもいいそうです。
アヒージョはオリーブオイルでニンニクを熱したら、あとは好きな具材を放り込むだけなので最高。今日はエビとマッシュルームとトマト、それから燻製の網にのらなかったホタテも煮込みます。
これでバケットがあればもう完璧。お庭キャンプだと、冷蔵庫から具材を持ってきて、だらだら追加できるのが良いですね。
アヒージョ、おいし! お、おいし! おいしーい!
ミニトマトで口の中をめちゃくちゃやけどしたので、気をつけてください。
Nちゃんは「爆弾」と呼んでいました。
だらだらアヒージョに具材を足しながら、「だんだん私もキャンパーらしくなってきたな……」とほくそ笑んでいたら、Nちゃんがスモークハウスを見て「あれっ?」と。
上の着火シーンを見て「あれっ?」と思った人は賢い……。スモークウッドをライターで燃やすのはちょっと無理があったのです。火が消え、煙も出なくなっていました。これではただ食材を段ボールにしまっていただけ……。
一旦ウッドを取り出してバーナーで再度着火(「バーナーで点けて」って説明にも書いてありました)。もう煙の量が全然違う。さっきまでのうすらぼんやりした煙は全然本気じゃなかったのです。
ここまでで1時間が経っていましたが、再着火してさらに1時間待つことに。
でも、お庭には時間がたくさんあるので構いません。
煙の匂いを嗅ぎながら、お先にラフロイグ飲んで待ちますよ〜。
【次回予告】
予定の倍以上待った甲斐があって、燻製がついに完成します! おいしく燻された魚介類にも負けない、スモーキーなウイスキーも一緒に用意していますよん。
【使用製品】
ファイアーストーム/サイドテーブル付デッキチェア/ナチュラルウッドロールテーブルクラシック110(いずれもコールマン)
撮影協力:コールマン ジャパン
℡.0120-111-957(月~金10:00~17:00)
www.coleman.co.jp
【プロフィール】
姫乃たま(ひめの たま)
@Himeeeno
1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。同年4月に地下アイドルの看板を下ろし、文筆業を中心にトークイベントにも数多く出演している。
2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー)を出版。著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)、『周縁漫画界 漫画の世界で生きる14人のインタビュー集』(KADOKAWA)など。音楽活動では作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『パノラマ街道まっしぐら』『僕とジョルジュ』などがある。
HP:
http://himenotama.com/