【世界遺産白川郷】雄大な自然の中で想像以上に楽しめる!川釣りの魅力とは?
トヨタ白川郷自然學校の大豆村さんがお伝えする白川郷の自然の魅力。
今回は川釣りの好きな大豆村さんが感じた「いのちのつながり」。
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大豆村 伸也(まめむら しんや)さん
トヨタ白川郷自然學校に入職9年目。インタープリターとして広く多くの方へ森の美しさ、楽しさなどの魅力を伝える。
また主催アクティビティの統括やYouTubeへの動画投稿など幅広く活動。
マナーを守り、いのちのつながりを感じる
4月は庄川流域で遊漁解禁されます。川釣りが好きな私にとって、待ちに待ったシーズンイン。
川釣りは魚のいる豊かな川と釣り人が楽しめる場を維持するために期間が制限されています。
また、遊漁券が必要で、整備作業などの財源となっています。
4月〜9月など魚種によって期間が決まっています。
白川村に移住し、今年で9年目になった私は毎年、川へ繰り出します。
うまく釣れる時もあれば、ぼうずで帰ってくることもしばしば。釣りの上手い村民から話を聞き、日々勉強しています。
そんな中、漁業組合の方から放流したという情報をたまに聞きます。
場所も日時も非公開となっているのですが、放流後は多く釣れます。
この放流という文化は、ダム建設により魚の上流への遡上が阻まれてしまったため、行われ始めたそうです。
今日まで豊かな川が守られてきたのは、人間が自然に与えてしまったダメージをできる限り取り戻そうとしてきた、先人たちの努力があってこそだということがわかります。
その努力が未来へもつながるように釣り人は「ゴミを捨てない」「乱獲はしない」など当たり前のマナーを大切にすることで川釣りの魅力に浸ることができます。
魚との真剣な駆け引きはワクワクする体験が得られます。
また、魚を捌き、食べることにより、いのちのつながりを感じることもできます。
そして、楽しんだ環境を大切にしたいという気持ちを育みます。
社会が発展することは自然へのダメージを与えてしまいますが、それでも人と自然とが共生する世界を模索しつづけながら、自然体験はこれからも続いていくのだと思います。釣りをする際はぜひ、マナーを守って存分に楽しみましょう。
白川GO! TOPICS
トヨタ白川郷自然學校には釣りが楽しめる池があります。
白川郷にお越しの際は、気軽に自然体験してみませんか。
釣る以外にも自分で捌いて、炭火で焼いて食べるところまで楽しめます。
TEXT&PHOTO/トヨタ白川郷自然學校
協力/トヨタ白川郷自然學校
岐阜県大野郡白川村馬狩223
℡.05769-6-1187
https://toyota.eco-inst.jp/
出典/ガルビィ2023年4月号
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