【スノーピークの新作テント】初心者向けなのになぜかベテランが欲しがるテントって!?
スノーピークより5年ぶりにエントリー向け新幕「ランドネスト」が発表されて話題となっている。
テーマはふたつ。「初心者だった頃に困ったことを解決」、「ベテランも手にしたくなる」だ。
どんなテントなのだろうか。スノーピーク開発担当の金子紘大さんに話を聞いた。
【あわせて読みたい】
初心者からベテラン、そしてソロにも対応
ドームテントはどんな地面でも設営できるが、初心者はフレームをどう通すか迷う。
それを解決するのが逆Y字フレームだ。
「逆Y字は登山用に多い構造で少ないフレームで自立します。
ランドネストでは家族が過ごせるようCフレームを前後に追加しました」(金子さん)
アウトフレーム構造なのでインナーは吊り下げ式。
前後も左右も対象形なのでどちらに取り付けても大丈夫。
うれしいことにフライにはエントリーモデルにはなかったメッシュパネルが搭載されている。
「メッシュをひとつ加えるだけで工程も部材も増えてコストが上がる。でも、不満に思って手放すことなく長く使ってほしいと思ったのです。
上がったコストは生地の取り方などを工夫して吸収しました」(金子さん)
M用オプションが秀逸
さらにひとりの時間を大切にできるよう、Mサイズのオプションにソロ用インナーを用意。
ソロには贅沢過ぎる前室が作れる。3〜4人でも過ごせるのでソログルにもよさそう。
「自分もそうですが、家族とキャンプをしたいけれどひとりの時間もほしい。同じフレームでどちらも楽しめるようにしました」(金子さん)
初心者だけでなくベテランにも刺さり、ソロにも対応する全方位型テントになっている。
スノーピーク ランドネスト
■ドーム S 4万7080円
サイズ250×375×H130cm、重量7.2kg
■ドーム M 5万1700円
サイズ280×450×H160vm、重量8.6kg
■タープセット 3万7400円
サイズ440×380×H240cm、重量7.2kg
■S テントタープセット 7万7000円
■M テントタープセット 8万300円
展示会で発見、これもスゴイ!
ワンアクションテーブルロングLight Bamboo
7万4250円
●サイズ72×121.5×H66cm、重量7.6kg
手にしたとき、その軽さに感動。
アルミの脚は黒アルマイト加工を施しているけれど、パッと見はワンアクションテーブルロングとほぼ同じ。
天板を開くと脚が飛び出す構造はそのままだけど、じつは天板の竹集成材内部を見直すことで約40%の軽量化に成功している。
【問】スノーピーク
PHOTO/逢坂聡
TEXT/大森弘恵
出典/ガルビィ2023年4月号
【あわせて読みたい】
【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?
焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」
優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選