知ってるだけで快適度200% !カンタンなのに鉄壁の「強風対策」春キャンプのマストテク!
春は天候が変わりやすく、強い風が吹くこともよくある。そんなときに備えて、きちんと準備しておこう。
そうすれば急に突風が吹いてきても慌てることはない!
【あわせて読みたい】
■サイトレイアウトを工夫して風に備える
キャンプ用品のなかでも風に弱いタープ。
1枚の生地をポールで支えてロープで固定しているだけだから、風が強いと簡単に飛ばされてしまう。
しかしレイアウトを工夫することで、強い風にもあおられにくくなる。
例えばタープの風上側を低く張ったり、ミニバンやSUVなどの大きなクルマをタープの横に駐車して風よけにすれば、タープがあおられにくくなる。
ポールの先端にはめてタープがポールから外れてしまうことを防ぐ「ポールエンドロック」や、ロープの緩みを低減する「ガイラインアダプター」を使えばより安心だ。
また寝る前にタープを低く張っておけば、寝ているうちに飛ばされる心配が少ない。
ロゴス ポールエンドロック(4pcs)
700円
ポール先端にはめれば、タープが風にあおられてもロープやグロメットが外れにくくなる
ロゴス ガイラインアダプター(4pcs)
500円
伸縮するゴムが決め手!タープやテントのロープと併用したり、直接使用することで風によるロープの緩みを低減
■ペグの打ち方を工夫
タープが強風であおられたときにいちばん怖いのが、ペグが抜けてしまうこと。
タープが倒壊してしまうだけでなく、勢いよく抜けたペグが飛んでいって、人にケガをさせてしまうこともある。
そんなことがないように、ペグはきちんと打ち込んでおこう。
ポイントは、最後までしっかりと打ち込むこと。地面より上が長く出ていると抜けやすくなってしまう。
しっかり打ち込んでも心配な場合は、2本のペグを交差させるように打ち込む「クロス打ち」がおすすめ。
摩擦抵抗が大きくなるので抜けにくくなる。
ロゴス Xステン タフネスベースペグ30cm
1100円
錆びにくく強度に優れたステンレス製ペグ。断面がX型なので抜けにくく風に強い
MSR サイクロンステイクス
3300円(4本)
断面をY字にしてさらにひねりを加えた、柔らかい地面でも固定力の高いアルミ製ペグ
■風を遮ってくれる林間サイトを選ぼう
海に面した高台にあるキャンプ場や、視界を遮るものがない広々とした草原のようなキャンプ場は眺めがよく、キャンプをしていても気持ちがいい。
しかしその半面、風が強くなると遮るものが何もないので、ダイレクトに風を受けることになってしまう。
そこでおすすめしたいのが林間サイト。
まわりを木々に囲まれているので、強い風もある程度弱めてくれる。
ただし日陰が多くて気温が上がりにくいので、防寒対策はしっかりとしておこう。
■テントはキレイに張ることで強い風にも耐えられる
よくテントのフライシートをきちんと張っていない人を見かける。
キレイに張ると見栄えがよくてカッコいいというだけでなく、テントの機能を最大限に引き出すことができるのだ。
フライシートがたるんでいると、風にあおられてペグが飛びやすくなったり、テント内が結露して濡れてしまったりすることもある。
さらにロープをきちんと張れば、風が強くても飛ばされてしまう心配が減るし、ポールが変形して折れたりすることも少ない。
面倒だと思っても、できるだけキレイに張ることを心がけよう。
■焚き火をするときは火の大きさに十分注意しよう
焚き火はキャンプの楽しみのひとつ。最近は季節を問わず楽しむ人が増えてきた。
しかし、強風には十分に注意をしたい。風が強いと炎が大きくなりやすいので、火の粉が遠くまで飛んでしまう可能性がある。
近くにテントやタープがあると、飛んでいった火の粉で穴が空いてしまうこともある。
自分のテントやタープならまだしも、お隣りのものだったら大変だ。
そうならないためにも、テントやタープから離れ、風向きに注意して楽しむように。
風があまりに強い場合は、焚き火を諦めるのが得策だ。
TEXT/牛島義之
ILLUST/岡本倫幸
出典/ガルヴィ2020年4月号
【あわせて読みたい】
【徹底考察】意外と知らない!焚き火の着火剤として使える便利すぎるものとは?
焚き火の後片付けで“絶対NG”なこととは?「就寝するまでに…」
優秀すぎる…!現役キャンパーが選ぶ買っておいて良かったキャンプギア8選