手間なく美味しい!“自慢したくなる”季節を味わうアサリのキャンプ料理
旬の食材を使えばキャンプ料理もまた格別の味になる。
今回はカフェ「BASE CAMP」店主・A-sukeさんにアサリを使ったレシピを紹介してもらった。
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A-sukeさん
東京・水道橋にあるカフェ「BASE CAMP」店主。
キャンプから狩猟まで広く深い知識と経験を持つ。
デザイナーの経歴をもちこれまでにナイフやグリルプレート(ともにtent-Mark DESIGNS)をプロデュースしている。
www.cafe-basecamp.com
■今回の食材 アサリ
旬は2〜4月の春と9〜10月の秋とされる。この時期に産卵を迎えるため身がふっくらと肉厚。
旨味たっぷりでジューシーな味わいはどんな料理にも合うので、和食だけでなく洋食にも大活躍!
〈おすすめハーブ〉ディル
魚介や肉に合う定番のハーブ、ディル。サーモンの料理によく添えられている。
アサリにももちろん合うので、使い勝手のいいパセリもいいが、ちょっとひと工夫してディルを使うのも◎
■出汁を味わうもよし!身の旨味を味わうもよし!
春が旬の食材は多いんだけど、ベースになるくらい万能でいろんな食べ方があるアサリ。
プリっとした身を味わうなら、沸騰してからアサリを入れると、出汁があまり出ずに身をおいしく食べられる。
アサリはカリウム、鉄分、亜鉛などのミネラルが豊富で、他にもタウリンやビタミンという成分が多く含まれていて、貧血や疲労回復、血液をサラサラにするなどの効果があるといわれている。
おいしくて、健康にもいいのはうれしいよね。
アサリを丸ごと食べるには、まずは酒蒸しが一般的。アサリバターはそれにバターと醤油を少し足すだけ。
これをソースにしてパスタを作ってもとってもおいしいし、イカや明太子なんかの魚介類やキノコなんかを足してもさらにおいしいぞ!
あぁ、2つしかレシピを紹介できないのがもどかしい……。
■アサリの出汁を味わうパエリア
材料
アサリ 2パックほど
米 2合
ニンニク 1かけ
タマネギ 1/4コ
ミニトマト 4〜5コ
黒オリーブ 4〜5コ
赤・黄パプリカ 1/4コ程度
ディル 適量
レモン 1/2コ程度
水 400㏄
塩 適量
コショウ 適量
オリーブオイル 適量
作り方
①フライパンにオリーブオイルを適量入れてスライスしたニンニクと、みじん切りしたタマネギを炒める。
②タマネギが透き通ってきたら米を投入して透き通るくらいまで弱火でよく炒める。米は研がないでそのまま入れる。
③塩コショウを強めに振って400㏄の水と砂抜きをしたアサリ、一口大にカットしたパプリカ、オリーブ、ミニトマトを入れて炊いていく。火加減は弱火で20分程度で行う。
④炊きあがったらディルとレモンを散らして完成。
〈MEMO〉旨味たっぷりの、アサリバター
アサリを最もシンプルに食べるのは酒蒸しかこのアサリバター。
バターでアサリを炒めて少しだけお酒を入れたらフタをして、蒸して口が開いたら少しの醤油と万能ねぎを散らしたらできあがり。
火を通しすぎないようにね。
■ショウガ香るアサリとカブの和風スープ
材料
アサリ 1パック
カブ 2コ程度
ショウガ 1/4コ程度
万能ネギ 少々
片栗粉 少々
塩 少々
作り方
①ショウガを千切りに、万能ネギを5㎜感覚でカットしておく。
②鍋に砂抜きをしたアサリと、皮をむいて1/8程度にカットしたカブと、食材が浸るくらいの水に入れて火にかける。
③フツフツと沸騰してきたら、塩を少々入れて①の千切りしたショウガを入れる。アサリが完全に口を開くまで待つ。
④火を止めて、水溶き片栗粉を回し入れて少しトロリとしたら①の万能ネギを散らして完成。
〈POINT〉アサリの塩抜きは洗ってから
アサリはこすりながら洗って、塩抜きをする。ちなみに、時間がないときは40〜50℃のお湯で塩抜きすると早い。
〈POINT〉火を止めて片栗粉を入れる
水溶き片栗粉は、シェラカップなどであらかじめ水で溶いておく。鍋の火を止めてから回し入れるとダマになりにくい。
出典/ガルヴィ2019年4月号
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