【大発明】衝撃的!テントでガス製品が使える…!?その仕組みを徹底解剖!
2022年末、新富士バーナーがテントを発売するという仰天ニュースが飛び込んできた。
テントの名は「ホルス・ソロT/C」(以下、ホルス)。
フロアレスのワンポールテントと陣幕のセットで、組み合わせ次第でいろいろな楽しみ方ができるというもの。
どんなテントなのか、早速見てみよう。
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ホルス最大の特徴はSOTOのガス製品を使える点
SOTO HORUS SOLO T/C
9万9000円
●重量9.3kg
●サイズ300×250×H160cm、陣幕170+200+170×H130cm
「新富士バーナーが作るのですからガス製品を使えないと」
そう教えてくれたのは開発担当の日置栄一さんだ。
社内でも無類のキャンプ好きで知られ、これまでにミニマルワークトップなど「らしからぬ」プロダクトに関わってきている。
ご存じの通り、一酸化炭素中毒や火災の危険があるためテントとタープの下では火器使用禁止で、このことはキャンプ業界の共通認識となっている。
日置さんは天井をガバッと開くことで安全にSOTO製ガスバーナー&ランタンを使えることを確認した。ある意味、発明だ。
では、どんな仕組みなのか見てみよう。
ワンポールテントの前方ファスナーを広げ、サブポールで跳ね上げる。こうすることで有効面積が大幅アップ。
この状態で陣幕も使うなら別途ポールを用意しよう。
トグルでテントと陣幕を合体すれば、2人が就寝できるテントになる。陣幕の壁は垂直だから見た目以上に広く感じる。
手持ちのポールを使って陣幕を張り出せば、さらにリビング空間が広がり、ソログルでみんなが集まる場所として活用できる。
天井部分をガバッと開けばSOTO製のガスバーナー&ランタンを使えるので、ここで調理。
キャノピー下も使ってみんなでくつろげるのが最高。
仕切りは両側に巻き上げ可能。蒸し暑い季節は後部ファスナーも開いて風を通し、熱と湿気を追い出せる。
虫が気になる季節は、手持ちの蚊帳を吊り下げれば涼しく眠れるかも。
テント内はフロアレスだけど仕切り付き。
「寝る前に道具を全部片付けるって面倒じゃないですか? 仕切りの向こうはコットを1台置くスペースがあります。
陣幕で囲まれているので食料だけ片付ければいいんです」(日置さん)
変幻自在に活用できて、痒いところに手が届く。斬新すぎるホルスに要注目だ。
展示会で発見、これもスゴイ!
スライドガストーチ 2750円
一体型キャップ、吸気口の位置変更、タンクへの活性炭内蔵など、使っているうちに入ってしまう不純物を低減する工夫が満載。
広口フューエルボトルCR
S(3080円)/M(3520円)/L(3740円)
MUKA、ストームブレイカーの燃料を持ち運ぶ容器が警告色である赤に変更された。
CRキャップで飲料と間違える事故を防ぐ。
Hinotoオーナメント 770円
Hinotoのグローブに入れると美しい和柄(全3種類)が浮かび上がる。
薄くしなやかなステンレス製なので壊れず持ち運べるのもありがたい。
【問】新富士バーナー
PHOTO/逢坂聡
TEXT/大森弘恵
出典/ガルビィ2023年4月号
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